笑えない 漫画のような話
台風17号PEPENGの被害を受け、日本語の授業に今まで来ることが出来なかった生徒が、今日20日にやっと出席した。
彼女は ラ・ウニオン州サン・ファンで ビーチ・リゾートを経営している女性。 40歳くらいである。
昨日19日にも ラ・ウニオン州のバウアン町とバギオを結ぶ幹線道路であるナギリアン・ロードを通って、学校に来ようとしたが、結局途中から引き返さざるを得ない道路状況であったという。
ラ・ウニオン州とベンゲット州の州境の辺りにある町で、崖崩れによって、崖の上にある家々が今にも落ちてきそうな状態にあると言う。
その家には ロープが巻きつけられ、なんとか家が落ちないように縛り付けてあるのだと・・・・。
そんな構図は漫画や、映画なら見たことがあるが、現実にそんなことをするとは。
彼女のビーチ・リゾートは、北ルソンの中でも サーフィンのメッカとして有名な場所である。
そのビーチ・リゾートの様子を聞いてみると、未だに電気が通っていないのだと言う。 山側で土砂崩れが多発し、電柱がなぎ倒されているからだそうだ。
ビーチ・リゾートと海岸線に沿う国道の間は、一番ひどい時には 国道沿いの川が氾濫し、腰の深さの洪水となったが、10日以上経った今でも まだ膝まで浸かっているらしい。
彼女の家は、ちょっと小高くなっているので、そこから水に浸かっていない隣のビーチ・リゾートまで歩き、国道に出て、ジプニーとバスを乗り継いでの登校なのだ。 バギオまでは二時間半もかかる。
電気が通じていないのに、何故 携帯電話がつながるのか聞いたところ、
「隣の市である サン・フェルナンドまで 3日に一度 充電に行っているんです。」だと・・・
サン・フェルナンドまでは車で20分かかる。
さて、昨日はナギリアン・ロードの途中で引き返した彼女。 今日20日は 遠回りして、マルコス・ハイウエイを通って来たのだと言う。
頭が下がる、とは このような事をいうのだろう。
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