« 2009年9月13日 - 2009年9月19日 | トップページ | 2009年10月4日 - 2009年10月10日 »

2009年9月20日 (日)

仏教の僧侶 求む!?  抗日ゲリラに 般若心経を・・・・

「させさん、お経あげられる?」

数年前までは バギオにもリタイヤした日本人の坊さんがいた。 しかし、今はいない。

年に何度か戦没者慰霊の為にバギオを拠点に山岳部を訪れる方も 今はいない。

「南無阿弥陀仏」 しか知りませんから・・・

「どうにか するしか ないね・・・・」

04img_6714

棺を包むフィリピンの国旗。

第二次大戦中の抗日ゲリラ カランテス氏 91歳が 9月14日に亡くなった。

私が書いた短編小説「亡霊の彷徨う街」(英語名:ザ・リメインズ」の題材ともなった方の死である。

04img_6723

どうも、元日本兵の霊が身近な人に乗り移って、紙に何かを書かせた・・らしい。

元日本兵の霊を鎮める為に お祈りをやってもらえないか。

さっそくインターネットで 「般若心経」のお経をダウンロードし、CDにコピー。

夜中まで練習をすることになった。 生まれて初めてのことである。

翌日、パソコンとCD。 数珠、ロウソク、お線香を抱えて 葬式に向う。

バギオから車でおよそ1時間のイトゴンに着き、詳しく聞いてみると、 亡くなったカランテス氏の霊が 身近にいた人にとりついて、変な字を書かせた、 これがそうだ、と見せてくれる。

その変な字は 日本語なのではないか。

数字のようなものや、カタカナに見えなくも無い文字もある。

明らかに USAと読めるものもある・・・

04img_6717

同行した日本人は NGOの代表者、映画監督、そして私の三人。

04img_6711

なんとか日本のお供え物をといいながら 急遽の事でままならず、やっと間に合わせたもので俄かに仏壇もどきを作り・・・

パソコンをセットして、CDの「般若心経」に合わせて 読経。

「冷や汗」も加わって ぐっしょりの10分間が過ぎ去りました。

04img_6725

その読経の間に 周りに響き渡ったのが 豚ちゃんたちのゼッキョー!!

読経の後に裏庭を見に行ったら、こんなことになっていました。

14日月曜日から20日の日曜日までの通夜の間に これで7頭目とか。

野菜は料理せず、豚肉を茹でただけのものを弔い客に出すのが この地域のイバロイ族の慣習だとか。

04img_6731

弔い客の皆さんは、 故人が作った 戦争中の様子を模したミニチュアがある庭で 故人を偲んでいました。

04img_6734

座っていらっしゃる方が 故人の奥様。

故人は 「戦争当時に日本人を何人も殺しました」と おっしゃっていたそうです。

そして、ここを訪問してきた元日本兵の方とも 戦後 友達としてお付き合いがありました。

戦争の生き証人。 この周辺では あと二人しか存命ではないとの話でした。

ご冥福をお祈り致します。

そして、日本兵の霊が静まることを念じております。

カランテス氏がご存命の頃の話は こちらの NGO団体のサイトで 紹介されています。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年9月13日 - 2009年9月19日 | トップページ | 2009年10月4日 - 2009年10月10日 »