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2010年1月12日 (火)

テレビ局でも こんなに違う - 日本 vs フィリピン

つい1週間ほど前のこと、フィリピンのテレビ局ABS-CBNから事務所に電話があった。 その夕方、日本語の授業を終わったところに、テレビ局から二人の男が現れ、

「今から録画を録らせてくれ」だと・・・ 

「なんの?」 

「モーニング・ショーで折り紙を取り上げるので、折り方の講習みたいなことをやって欲しい。」 

「それで いつの放送なの?」 

「明日の朝です。」 

「・・・・・」

「あのね、そう言う事は、一週間ぐらい前に言ってもらわないと・・・」

過去に3回ばかりバギオの地元でテレビ出演したことがある。

その時はさすがに 数日前に連絡があった。 しかし、ほとんど打ち合わせらしい打ち合わせはなく、当日に現場で ちょこちょこと大筋の話があるだけ。 一度などは、朝のモーニングショーに出てもらいたいから 5時30分にスタジオに来てくれと言われ、演劇参加者30人ばかりでスタジオに行ったところ、担当者の顔色が変わった。

なんと他のグループとダブル・ブッキングだったのだ。

そこはそれ、なんでもありのフィリピン。 二つのグループを同じ番組にねじこんだ。

4img_8066

さて、今回は 日本のテレビ局、それも天下のNHKだ。

最初に打診があったのは1か月前。 その後、メール、電話、インターネットのskypeなどを使っての打ち合わせ。 skype用のwebカメラやヘッドホーン、書初めをしてくれと書道用具一式がダンボールで送り込まれた。

たった5分間の放映の為に、マニラから撮影隊がやってきて2日間でおよそ5時間の膨大な録画撮影。 それに、たった5分に満たないskypeを通してのレポーター出演の為に、スケジュール表は送ってくるわ、秒単位の、台詞が書き込まれた台本は送ってくるわ・・・

その前に、台本のストーリーを作るために、メールでの情報収集、レポーターの背景調査、インターネット映像が駄目になった場合に備えてレポーターの写真送付、音声が駄目になることを見込んでの固定電話回線での音声のやりとり。

そして、初日の出や新年会の写真撮影にも「こういう構図で撮ってください。」などなど。

レポーターの背景に映る壁に貼られた書初めの配置も、ああしろ、こうしろ・・・

画面に映るレポーターの顔が小さいから、もっと前に座ってくれ。

NHKのスタジオから司会者やゲストがこういう質問をするから、台本に書かれているような感じで応えてくれ・・

「書初めでこんなのを貼ることにしたので、こんなことを言ってもいいかな?」

「・・・う~ん、それはちょっと・・・」

「はい、わかりました。」

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そして、当日 午後6時に音声チェック、午後7時半に映像リハーサル。

「ゲストのxx師匠がここで謎賭けをやりますから、レポーターの皆さんは拍手などをお願いしますね。」

「分かりました、やらせならお任せ下さい・・・あはは」

そして、午後9時00分、本番前のお呼び出し。 9時10分、本番突入。

しかし、録画された映像は 編集後に初めて見る本番での映像のみ。

その映像をskypeで必死に覗き込み、頭の中で台詞の修正をする。

パソコンの前に貼って準備をしていた台詞は、もうほとんど役には立たず・・・

やっぱ、結局、「臨機応変」ってことだよね。

あなたは、どっち?  

無計画派(フィリピン派)? 計画派(日本派)?

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skypeに映った NHKのスタジオの様子と、下の映像は書初めの配置を変更した後のレポーター側の映像。

(スタジオでは、担当者が司会者のテーブルを掃除中)

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ところで、この映像を撮影されたマニラの撮影隊の方のブログは こちらです。

 

 

 

 

 

 

 

         

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