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2010年5月22日 (土)

温泉な生活、河童な生活、そしてネットワークな生活

バギオからボントックへ、そしてさらに1時間半ほど一本道をジプニーで山奥へ。

そこにある温泉の村、MAINIT マイニット。

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湯煙がもうもうと立ち昇る。 公衆の女湯と男湯には屋根もない、壁もない。

そして、その温泉のすぐ横では 女達が洗濯。

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源泉と思しき場所にはさらに激しく湯煙が。 そして、温泉と家々のすぐ横には黒豚の豚舎が必ずある。

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子供たちが 鍋に小さな芋を入れ、温泉のお湯がながれる小さな川の中に置いた。

今日のご飯だろうか、おやつなのだろうか・・・・。

もうひとつの村。 ボントックから東へ延々と山奥へ入った LIAS リアス。

一日に一本しかジプニーが 走っていないらしい。

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子供たちは とんぼ釣り・・・

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男の子も、女の子も 村を流れる川で 毎日泳ぎ、じゃれあい、追い掛け回し、笑い声や泣き声が・・・

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大人たちは、畑を耕し、田植えをし、果樹やコーヒーの樹を植え、ラタン細工や織物をつくり・・・・

誰もが、その村の人々の顔、声、仕事、趣味、性格、癖、身体の特徴、得意技などを知り尽くしている。

そして、某国のある都市では、高度の教育を受け、毎日時間にしばられ、仕事を失うことを恐れ、将来の生活に不安を抱き、ひきこもり、精神のバランスを失い、子供も、親戚もいない孤独の中で、 

顔も知らず、声も知らず、仕事も知らず、趣味も知らず、性格も知らず、癖も知らず、身体の特徴も知らず、 その得意技なども知らない相手と ネットワーク社会の中で 暮らしている。

携帯電話のアドレスに「友だち」と呼ぶ人名だけが何百も保存されている。

ネットワークの上で、検索される情報だけが その人の全人格でもあるかのように・・・・

いまさら不便な生活に戻ることなんて出来ない?

大都会のブルーシートとダンボールの家に住んでいる方が 幸せなのだろうか・・・

自殺することしか 考えられないのだろうか・・・・。

そうするしか ないのだろうか・・・・・。

 

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天国への道? ボントック道。 あなたは右派、それとも左派 ?

北ルソンの入り口バギオ市とマウンテン州の州都ボントックを結ぶ ボントック道路(ハルセマ・ハイウエイ)。

植林の下見の為のスタディー・ツアーに参加した。 2010年5月17日から20日までの三泊四日のツアー。

昨年の台風ペペンでズタズタになったボントック道路が 今はどうなっているのか、それを見ておきたいという目的もあって参加した。

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ボントック道路のベンゲット州アトックには、フィリピンのハイウエイでは国内で一番高いというポイントがある。 標高7,400フィート(2,255メートル)。

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その展望台からの眺め。 さすがに真夏とはいえ、ここまで来ると涼しい。 深夜にこの辺りをジプニーで走ると、手がかじかむ程だ。

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そして、二千メートル級の山々が続くボントック道を進むと、山のてっぺんまでこんな段々畑などもある。 高所恐怖症気味の身にとっては、足がすくんで、生きた心地がしない。

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だが、その農作業の合間に こんな虹でもかかった日には、それこそ生きた心地が毎日味わえるってものだろう。

バギオの隣町ラ・トリニダッドを出てから、アトックの辺りまでは、台風ペペンの傷跡がまだ生々しく残っていた。 道路が谷底に落ち、崩壊した後に ブルドーザーで土砂をかき分けて造ったような仮の道路が補修工事らしい工事もないまま、数箇所以上あった。

今から本格的な雨季。 見ただけでぞっとするこの道路が 大雨をたっぷり吸ったら・・・

考えただけでも 背筋が寒くなる。

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ボントックまで あと1時間から1時間半くらいの地点。

ジプニーの運転手が急ブレーキを掛けた。 何事かと前方を見ると、道路上に砂埃が立ち上がり、大小の岩、瓦礫が道路をふさぐのが見える。

「もっと 後ろにさがった方がいいよ。 ここも危ない。」

ジプニーは崖の壁面の様子が安定していそうなポイントまでバックした。

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対向車線に来た車や後続の車からばらばらと運転手や乗客が降り、恐々と崖崩れの周りに集まり、さっそく、誰ともなしに大小の岩を取り除きはじめる。

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数人がかりで岩をころがし、やっと車が一台通り抜けられるだけのスペースを確保した。

その後ボントックまでの間、あちこちに道路を半分ほど埋めるくらいの崖崩れの場所があった。

フィリピンの車は右側通行である。

右に谷底をみながら、路肩が崩れ落ちるリスクを感じながら右側を走るか、左の崖から落下してくる岩に押しつぶされるリスクに身をさらして左側を走るのか・・・。

右派か、左派か。 あなたならどっちのリスクを引き受けるだろう。

 

 

 

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