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2010年7月10日 (土)

静かな心理戦 - タクシー・ドライバー vs 乗客

「キャンプ7まで・・・」

私は バギオの目抜き通りで タクシーを拾った。

「ロアカン・ロード経由で行きますか?」

タクシーの運ちゃんが聞く。

キャンプ7までの最短距離、幹線道路であるケノン道路は あちこちで工事中であって、時折渋滞していることを運ちゃんは知っている。

しかし、30分前にその道を通ってきた私は、今日は土曜日で工事も休み。渋滞はほとんどなかったことを思い出した。 それに第一迂回すると料金が60ペソのところ、90ペソを超えてしまうのである。 

「ケノン道路・・・・」

私は 運ちゃんに宣告した。

さて、ケノン道路に入ると、ちょこちょこと工事中の箇所はあるが、車は少なく、片側交互通行のポイントも ほとんどスムースに通れるかに、私には見えた・・・

ところが、運ちゃんは、余程の安全運転主義者なのであろう、それとも先ほどの「宣告」に「イラッ」ときたのだろうか、いずれにせよ片側交互通行ポイントに来ると いかにも慎重になり、徐行し、対向車線の車が現れるのを 待つかのような運転になったのである・・・

「なんも来てないじゃないか~、さっさと行けよ~~」

私は胸の中でつぶやいた。

断っておくが、私は日頃から どちらかと言えば 安全運転主義である。

その私が 「イラッ」と来たのである。

まあまあまあ、と私は その「イラッ」を 自分でなだめた。

4つ目か、5つ目の 片側交互通行のポイントだった。

「まだ 行けるよ。 さあ、行け!」

と私は思ったが、運転手は実に頑なに スローダウンして 右側に寄り、対向車線をこちらに向ってくる車を待ちに入った・・・

・・・ところが、である。

後ろについて来ていた 三菱パジェロが いっきに左側から我々のタクシーを追い越し、そのポイントを通り過ぎて行ったのである。

「うっふっふ・・・、俺の勝ちだな。」

私は そのパジェロの後姿に 喝采を送った。

 

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