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2010年11月13日 (土)

わざと たんけん ??

今週前半に 10年ぶり? に仕事で出張しまして、「教行信証」が お留守になりました。

そうこうしている間に、日本語教室の方で 作文指導ってものをやったんですが、これが なかなか 曲者でして、いつも悩みます。

さてお立合い、皆様。

「あいつが わざと  俺の頭に お茶を こぼしやがったんだよ!」

こんな文があったとして、 この「わざと」を 漢字で書いたこと ありますか?

なんと まだ日本語能力試験3級をパスしたばかりの生徒がですよ、この「わざと」を 漢字で書いて 作文を提出して来たんです。

わたしゃ、読めませんでした・・・ くっくっく・・・

「おめえ、わざと 困らせようとして 書いてきたんじゃね~~の~~」

「態と」って書くそうなんです。

読めませんでした。 うっうっうっ・・・

そりゃあ 辞書に御世話になりますよ。

日本語での特別な意味
①わざと。 ことさらに。

と解説がありました。

この「日本語での特別な意味」 ってのは 「国訓」と呼ばれているそうでして、 これは 「漢字のもとからの意味ではなく、日本語としてのみ行われる意味の読み方である。」ということだそうです。

国字と言うのは知っていましたが、この国訓は知りませんでした。

国字は 「本来の漢字のほかに、わが国で作ったもの。 和製漢字のこと。」 とあります。

いずれにせよ、この「わざと」を 「態と」と 書くのだということを 日本語の生徒から 教えてもらいました。

・・・この60年間、何をやっていたんだろう。。。。

で、もうひとつ。

「たんけんする」、「たんけんか」を 漢字でどう書きますか? みなさん。

私は 「探する」「探険家」だとばっかり 思っていたんです。

それを 私の生徒といったら 「探する」「探検家」と書いてくるじゃないですか。

「なぬ・・??」

と思ったわけですよ。

「そりゃ 違うだろう!」 ってね。

「辞書で 調べなさい!」 って  当然 言うわけです。

・・・で、生徒達が 電子辞書で 調べる。

そして その結果を見せてくれる。

「探検する」「探検家」って 表示されているじゃないですか。

・・・ まずい!

って 思いますよ。 なんか おかしいなあ、と思いながらも。

「ああ、正しいね。」 と 言うしかないわけです。

悔しいじゃないですか。 そりゃあ 家に帰って調べました。

で、 なんと ふたつとも正しい!!

「なんで~~~~」

私のイメージとしては 「険しいところを探りながら行く」んだから 「探険」でしょ、って漢字?

「検」だったら どうしても 「検査する」とか「調べる」とか言う意味でしょうに・・・

でも、インターネットで調べてみると 最近は ふたつとも使えるが、国語審議会やら新聞記者なんかのハンドブックでは 「探検」を推奨しているらしい。

どういう事情なんですかね・・・

人は世につれ、世は人につれ・・・

漢字も同じってか?

ちなみに 「冒険」は あっても、「冒検」は ありません。

首尾一貫していね~~んじゃないの? って思いませんか。

それで、じっくり 辞書を読んでみると、

「探検 = 危険をおかして未知の地域に入り、その土地や事物を調査すること。 

探険とも書く。」

とありました。

要するに、この解説文の前半をとるか、後半をとるかの違いですかね?

「危険な、険しい未知の地域を探る」なら 「探」。

「未知の地域を探って検査する、調べる」なら 「探」。

・・・・ と言う事に ・・・・・ しておこう。

お暇でしたら、こちらへも お立ち寄り下さい。

 

 

 

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