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2011年12月 2日 (金)

「あなただけの阿弥陀経」を読む - その10

著者 阿部慈園  監修 中村元  小学館

「極楽に行きたいなあ~~」と思ったら、どうしたらいいのかな?
と言う質問に答える部分なんです。
「よくある質問 Q&A」です。
インターネットのサイトにあっても良さそうな内容ですよね。
「極楽浄土へのポータル・サイト」とかね。

「舎利弗不可以少善根福徳因縁得生彼国」
(しゃーりーほつ ふーかー いー しょうぜんごん ふくとく いんねん
 とくしょう ひーこく)

意味は:
「シャーリプトラよ、少ない善行や福徳だけでは、極楽往生はとても
かないませんよ。

となっているんですねえ。

「福徳」てのは、一切の善行だそうですから、ちっとやそっとじゃ極楽に
行くことはできんと言うことでんな。

かなり絶望的です。

そこで、どうやったらいいか、なんですが。

「若有善男子善女人聞説阿弥陀仏執持名号若一日若二日若三日若四日若五日
若六日若七日一心不乱」
(にゃくうー ぜんなんしー ぜんにょーにん もんせつ あーみーだーぶつ
 しゅうじー みょうごう にゃくいちにち にゃくにーにち にゃくさんにち
 にゃくしーにち にゃくごーにち にゃくろくにち にゃくしつぃにち
 いっしんふーらん)

「もし立派な若者や立派な娘が、阿弥陀仏という名号を心にとどめて保つことを
 一日でも、二日でも、三日でも、四日でも、五日でも、六日でも、七日でも、
 一心不乱に心に思っているならば、・・・出来る。」

と言っています。

そして、何が出来るかというと:

「その人命終わる時に臨んで、阿弥陀仏は、もろもろの聖衆とともに、その前に
 現在したまう。 この人終わる時、心、顛倒せず。 すなわち阿弥陀仏の
 極楽国土に往生することをえん。」

となっていまして、 阿弥陀様をはじめとする阿羅漢さんやら菩薩さんたちが
お迎えに来てくださるんだそうです。
つまりですね、「阿弥陀二十五菩薩来迎図」という仏画に描かれているように、
わざわざエアポート・ピックアップ・サービスみたいな送迎サービスがあるって
いうことなんですよ。

ここで、「心、顛倒せず。」ですけど、
解説によれば、「死にたくな~~い」とか「いやだ~~」とか言うことがなく、
穏やかに極楽往生できるということだそうです。
送迎サービスが来たということは、間違っても地獄に行くってことはない。
極楽浄土に行くという目的地が決定しているから安心ってことですね。

まさか、「あんたは地獄の一丁目で途中下車してください。」なんてことは
ないでしょう。

もうひとつ。 よくよく上の文章を読んでください。
翻訳がですね「りっぱな若者や立派な娘」ってなっているんですよ。
サンスクリット原文は「クラ・プトラ、クラ・ドゥヒトリ」で、
「立派な若者や立派な娘」とあるんですが、漢文では「善男子善女人」と
なっているんですね。
原文だと、爺・婆は駄目みたいですよ。
若いうちから信心がないと、死にそうな奴が急にその気になっても無駄?

漢文翻訳で日本に来てもらって良かった。
もしかして、翻訳者の鳩摩羅什さんが、翻訳本の買い手に合わせて
高齢者でも大丈夫なように、営業目的で書き換えた? なんてことはないよね。

では、次回 その11では、極楽往生を願うメリットのサマリーを
作ってみましょう。

   

   

   

   

   

   

 

      

     

宗教 仏教 浄土宗 浄土真宗 阿弥陀経 無量寿経 極楽浄土 信仰

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コメント


やっぱりね、日本からダバオに一心不乱に通ったように、 一心不乱にやるっきゃないですね。

その素質があるな、越中屋には。

その点、お代官としては、その一心不乱がない。

多心乱乱で 絶望的。


  


投稿: させ たもつ | 2011年12月 2日 (金) 09時00分

どっから見ても りっぱな爺の手前は
送迎サービスに乗れないんですかね~~

若一日若二日若三日若四日若五日若六日若七日一心不乱
これ感動しますね~

投稿: 越中屋店主 | 2011年12月 2日 (金) 07時57分

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