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2011年8月17日 (水)

底知れぬ恐ろしさ・・・映画・DVD「いのちの食べかた」

私は こんなに底知れぬ恐ろしさをもった映画を 見たことがありません。

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この映画には 台詞がありません。

この映画には 音楽もありません。

この映画には ナレーション(解説)もありません。

ただひたすらに、淡々と 映像がながれるのです。

そして、人間が作り出した機械の音が 

無味乾燥な音楽のように バックグラウンドに流れます。

背筋が寒くなりました。

なにも主張する言葉はないのです。

それが怖いのです。

人の声すら ほとんど出てきません。

しかし、その映像が 不思議な主張をするのです。

機械が 自然を もくもくと 収奪するのです。

人間は もはや 機械の補助にしか過ぎないのです

農園が 整然と 広大で 美しいのです。

それが 恐怖になるのです。

元気に走り回る 子豚がいるのです。

それが 悲しいという感情すら 殺していくのです。

人は 何も 産むことは出来ないのです。

そして、人は もくもくと食べるのです。

一対一の殺戮は 野蛮なのでしょうか。

一対一の命のやり取りは 残酷なのでしょうか。

大量殺戮は 生産と呼ばれるのでしょうか。

大量な命の 機械的抹消は 文化的なのでしょうか。

いつの間にか、近未来SF映画を見ているような気持ちになりました。

最後の最後に、宇宙人が現れて

地球上に 満杯になってしまった 人間を

鶏舎に 一杯になった 鶏を 機械で 「刈り取る」ように

「人間すくい」 に 来るんじゃないか

狭い入り口から 整然と並んで 入ったら

頭に コツンと 電極が触れて

次から次に 宇宙人の 食糧になる日が 来るんじゃないか

この映画は 18歳未満の 子どもには 見せてはいけないんじゃないか

こんな映像芸術が 

こんなにも 恐ろしい現実を 表現できるとは・・・・

映画は なにも 語ってはくれません

映像は なにも 教えてはくれません

でも、 あなたに ホラー以上の ホラーを 見せてくれるのです。

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(画像の上で クリックすれば 大きい画面になります。)

この映画の予告編は こちらでご覧になれます。

http://www.youtube.com/watch?v=EmZk-Lwl2Uk

ただし、日本での公開は何年か前に終わっているようです。

   

   

    

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