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2011年9月23日 (金)

フィリピン 17位、日本 87位、何のランキング ?

ニューズウィークが発表したこのランキング。
アメリカ 8位、フィリピン 17位、中国 23位、韓国 80位、
そして なんと 日本は165カ国中 87位。

何のランキングだと思いますか ?

The Best Places to be a Woman
女性が女性らしく生きられる国

女性の生活に影響を与える5つの尺度を評価。
165カ国について 健康管理から政治的力までを調査。
それぞれの要素を100点満点でランク付け。

ニューズウィークのサイトから:

http://www.thedailybeast.com/newsweek/galleries/2011/09/18/the-best-places-to-be-a-woman-photos.html

全ての国のランキングはこちらで どうぞ:

http://www.scribd.com/fullscreen/65645520

1. アイスランド 100点
2. スウェーデン
3. カナダ

8. アメリカ
9. オーストラリア

17. フィリピン 86.3
    司法 88.4
    保健 57.0
    教育 92.2
    経済 89.1
    政治 85.6

18. ベルギー
19. イギリス

23. 中国

27. ギリシャ

30. ドイツ

32. モンゴル

37. シンガポール

44. スペイン
45. ベトナム

56. キューバ

59. イタリア
60. ロシア

65. タイ

80. 韓国
81. マレーシア
82. ブルネイ
83. インドネシア
84. ブラジル
85. カンボジア

87. 日本  68.0
    司法 73.5
    保健 85.8
    教育 88.3
    経済 69.7
    政治 26.9

90. コロンビア
91. ミャンマー

94. チリ
95. ガーナ

101. クエート

106. ブータン

110. ヨルダン

112. ハンガリー

125. イラン

133. ネパール

141. インド

147. サウジアラビア

151. ベナン

158. パキスタン

164. アフガニスタン

165. チャド

信じられない!!
と言うのが日本人としての素直な印象ではないでしょうか。

・・で、中身は何なのだ? と思いますよね。
上記のニューズウィークのサイトで その説明を読んでみますと、
以下のように翻訳できます。

司法 = 家庭内暴力、青年期の結婚、夫による性的暴力から女性を守る法律
     及び 土地および銀行ローンの利便性。
保健 = 妊産婦死亡、HIV、乳幼児死亡の率を含み、叉、安全な妊娠中絶、
     さらに熟練した保健婦の利便性。
教育 = 教育のレベル、識字率、及び学校に於ける男女平等。
経済 = 労働力に於ける女性の比率、性別による給与差を含み、叉、
     全ての産業への参加、昇進の可能性。
政治 = 上位の役職を含む政府機関における女性の比率。

ランク   (8)   (17)   (23)  (80)  (87)
国名      アメリカ フィリピン 中国   韓国   日本 
総合点  89.8 86.3  84.4 69.6 68.0

司法   82.9 88.4  92.2 76.1 73.5
保健   92.8 57.0  99.2 92.9 85.8
教育   97.3 92.2 100.0 91.9 88.3
経済   83.9 89.1  73.2 66.0 69.7
政治   68.6 85.6  36.7 25.9 26.9

以上が、サイトに掲載されている内容です。

このランクだけを見ると、未だ納得できないなあ、という感じなんですが、
ひとつひとつを見ていくとどうでしょうか。

以下は、あくまでもフィリピン在住者としてのフィーリングを元にしています。

司法は、法律があるかどうかという点が評価されています。
法律は問題があるから作るという側面もありますよね。
日本の場合はどうなんでしょう。
最近時々問題になって来ているとマスコミでも取り上げられていますが、
なかなか表に出てきていない、だから法律が整備されていないということも
考えられますね。
ローンを組み易いかという点では、確かに日本の女性は難しいようですね。

保健に関しては、フィリピンはかなり低いですね。
医療全体のレベルが低いという現状は現れていると思います。
しかし、日本が中国や韓国よりも低いというのはどういう事なんでしょうか。
中絶が自由には出来ないことや、医療が病院に集中していることが
低い評価になっているのでしょうか。

教育は、上記4カ国の中で日本が一番低い評価というのが感情的に違うだろう
という気持ちなんですが、中身をみると、男女平等かという部分が
ひっかかっているんでしょうね。
フィリッピンの大学の中は、女の子だらけですからね。

経済については、職業の男女差が特に取り上げられています。
フィリピンがアメリカよりも高得点になっています。
これは仕事をしている女性が圧倒的に多いという実感がありますから、
なんとなく納得できます。 学校の先生などはほとんど女性ですしね。
フィリピンの女性は良く働くのは事実だと思います。

政治に関しては、政治家や役人と言う意味では、やはり日本はかなり
遅れていると言われても仕方のないところでしょうね。
大統領だって女性がちょくちょく出ているし、国立大学なんかを見ても
高い役職の女性は多いですしね。
しかし、それにしても、アメリカが68.6でフィリピンが85.6、
日本はたったの26.9ってのは差が大きすぎるんじゃない??

このランキングのタイトルが「女性が女性らしく生きられる国」
(The Best Places to be a Woman)となっているんですが、
どういう女性にとっての良い国なのかという点で疑問が残ります。

実際、フィリッピンの女性は仕事を探すのに必死ですし、
命に関わる保健の部分はお粗末だし、法律はあってもそれが機能
しているかどうかは別問題だし、教育を受けるにしてもお金はないし、
政治的な分野では役人になったとしても給料は低いし。

なんとなく、この評価データは、箱の良し悪しを見ているけれど、
箱の中身を見ていないような気がするんですが・・・
どう思いますか ??

しかし、日本という社会が女性にとってどういう箱を用意
出来ているのかという視点から見れば、反省点は確かに
あるんじゃないでしょうか。

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2011年9月20日 (火)

もっとナショナリスティックになったら?

下のサイトにフィリピン国歌があります。

http://www2.tbb.t-com.ne.jp/atc/Philippines/lupang_hinirang.html

Bayang magiliw,
Perlas ng Silanganan
Alab ng puso
Sa dibdib mo’y buhay.

Lupang hinirang,
Duyan ka ng magiting,
Sa manlulupig
Di ka pasisiil.

Sa dagat at bundok
Sa simoy, at sa langit mong bughaw,
May dilag ang tula,
At awit sa paglayang minamahal.

Ang kislap ng wata wat mo’y
Tagumpay na nagniningning,
Ang bituin at araw niya
Kailan pa ma’y di magdidilim.

Lupa ng araw, ng luwalhatit pagsinta,
Buhay at langit sa piling mo.
Aming li gaya na pag may mangaapi
Ang mamatay nang da hil sa iyo.

これを 12年くらい前に タガログ語の家庭教師の女性に
タガログ語から英語にしてもらって、それを私が日本語にしたものが
下の翻訳文なんです。

朝の国、
炎のように燃える太陽の子
我々の魂よ
気高く神聖な国
誉れ高い英雄たちの生れた国をあがめよ
この神聖な国の浜辺を
侵入者どもが
踏みにじる事はできない

空のなかに
雲を通して
丘や海のむこうに
栄光ある自由の
燦然とした輝きを見て
胸の鼓動を感じる
我々のすべての心を打つ
その旗印に
太陽は輝き 星はまたたく
おお、その輝かしい国土は
暴君によって曇らせてはならない

美しい愛の国土
おお、光りの大地よ
それに抱かれるとき
喜びがある
しかし、国土が侵されるなら
我々は死を賭すことを栄誉とする

上にリンクしたサイトの日本語訳とはかなり違いますね。(笑)

先日、フィリピン大学バギオ校で開講中の「映画製作ワークショップ」
というセミナーに参加したんです。

その中で、ルソン島の山岳地帯に於ける鉱山にまつわる諸問題を
扱ったドキュメンタリーが上映されたんです。

あいにく、ナレーションも含めて 地元のイロカノ語だったので
なんのことだか全く理解不能だったんですけどね。

それを観た後に、20人前後のセミナー参加者の間で
ディスカッションがあったんです。
これは英語でやったんです。
・・で、ドキュメンタリーの内容がおおよそ分かったわけです。

フィリピンは100%外資の鉱山を法律で容認しているんです。
それで、山岳地帯の土地管理、環境や住民との間でいろいろと
問題が出ているらしい。

参加者のディスカッションを聞いているうちに
私もコメントをしたくなっちゃいまして、いっちゃいました。

どんな国でも 地下資源などは工業・産業の基礎だから
鉱山が欲しいんです。
だから70年ぐらいも前に 日本はアメリカと争って
フィリピンを侵略して この山岳地帯の鉱山を手に入れた。
中国だって様々に他の国の天然資源を欲しがっている。
フィリピンは自分の国の鉱山を守るべきじゃないですか?

君たちはフィリピン大学の学生ですよね。
君たちは近い将来のフィリピンのリーダーになるべき人たちです。
君たちはもっとナショナリスティックにならなきゃいけない。

フィリピンの国歌はかなりナショナリスティックじゃないですか。
国歌よりももっとナショナリスティックになってくださいよ。

・・・私は10年以上まえから思っていたんですね。
今現在のフィリピンには フィリピンの英雄とされている
ホセ・リサールが 5人ぐらい必要なんじゃないかって。

ってなわけで、いい機会だったんで、ついアジ演説を
やっちゃったって訳です。

まあ、ほとんどがアート系の学部の学生だったんで
あまり意味はなかったかもしれないんですけど、
アート系ってのは マスメディアもありますからね、
時代を創っていくオピニオン・リーダーがいることを期待して。

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2011年9月18日 (日)

我らに自由を !

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「いいねえ。 おばちゃんは。」

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「ぼうや。 あきらめなさい。」

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「世界中、どこに生れても おなじなのかなあ? おばちゃん。」

   

    

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