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2012年2月 6日 (月)

「日本を捨てた男たち」を読んでいます - その3

副題は:
~フィリピンに生きる「困窮邦人」~
水谷竹秀著 集英社

さてさて、今日は どういう経緯で 持っていたはずのお金を失ってしまったのか。
その辺りを本の中から拾ってみましょうか。

吉田: 20代後半に日本人女性と縁談があったが「金遣いが荒い」と破談、
    20万円の所持金、帰国の飛行機代5万円を彼女に貸したが戻らず、
    マニラ行きのバスに乗せられ「さようなら」

須藤: 日本から逃亡し、マニラ到着時の所持金は16,000円、
    知人の紹介で入った家電修理店を家賃不払いで追い出される、
    近くに駐車していたジプニーで寝泊り、水、食事など運転手にもらう、
    指輪、ブレスレット、ネックレスなどを質屋に売る、
    知り合ったフィリピン人宅に居候、その後、建設資材の運搬の仕事、
    体を壊して3ヶ月で辞める、肉の配送作業 2ヶ月で辞める、
    簡易食堂の手伝い、
    

榎本: ソフト開発の仕事をしていたが、フィリピンの日系企業では営業職、
    1年で辞める、製造管理の仕事 半年、突然のめまい、病気、
    入院 2ヶ月、 足が不自由に、在宅の仕事 電気配線の図面の修正、
    ITの会社に就職 在宅でのソフト開発、会社ともめて退社、
    家庭内でも喧嘩、妻と二人の子供は家を出た、 
    そして、寝たきりになった、
    パソコンを使ってインターネットで観光情報記事を配信し日本の客から
    報酬をもらう仕事、家賃、家政婦給料、食事代などを払う、
    家政婦とも給料のことで喧嘩、
    家賃を滞納し、追い出される、大使館の手配で施設へ連絡、
    カトリック系の障害者施設へ、右目は失明、

星野: 退職金 4,900万円、現金を不法にフィリピンへ持ち込む、
    自分名義の銀行口座を開設できず、フィリピン人妻名義で全額を預金、
    土地購入 1,000万円、ジープ3台 300万円、
    養鶏場ビジネス 1,000万円、退職者ビザ 650万円デポジット、
    養鶏場経営は失敗、 妻が家を空けるようになり、本人も女遊び、
    妻と揉めて、妻を自宅から追い出す、 一人の生活、
    妻名義の家を 妻が売却、自宅を追い出されアパートへ、
    その後も妻とは友達づきあい、
    残っていた1,000万円も7年間の生活費などで 残高6万円だけ、
    60歳になったら年金だけで生活する、

最初の二人は、元々所持金が少なかったわけで、まあ、無計画だったってことですね。

榎本は、フィリピンでの就職についての基礎的な知識がなかったってことと、
不運にも病気に襲われた。 その前に、鬱積したものが爆発しやすい性格が
あったのかもしれませんね。
日本人は じっと我慢していて、いきなり爆発させるタイプが多いかもしれませんね。
言葉の問題もあるでしょうし、元々コミュニケーション能力が 日本人には
欠けているんでしょうね。

星野は、典型的にお金をむしり取られたパターンですね。
ただ、こういうのを「騙された」といえるのかどうか、疑問です。
一応 納得して出しているんでしょうからね。
本人名義の銀行預金にしなかったところが 大きな間違いですね。
私は 騙された、騙された、という日本人は好きじゃないですね。
フィリピン人の妻とトラブルがありながらも、友達づきあいで まだ助けて
もらっていると考えればいいのか・・・
年金がまだ残っているから 困窮邦人とは言えないかもしれません。
最後の砦ですね。年金は。

日本人は一般的に計画性があるとばかり思っていましたが、
案外そうじゃないのかもしれないですね。
フィリピンは外国だという感覚が 欠如しているんでしょうか。
女にもてたことがないと、ついつい甘くなってしまうのか・・・
若い女にゃ 引きずられてしまうのか・・・

まあ、外からみてる分には、「ご馳走様」ってことなんですけどね。

ところで、皆さん、上の4人の中で 一番許せないのは どの男ですか?

私はね、星野なんです。

何故か・・・

退職金の4,900万円を丸ごとフィリピンに持って行って、なんの落ち度もない

日本の妻には何も残さなかったっていうところです。

子供もいるんですよ、2人。

おまけに、元妻は、いきなりフィリピンに逃げた夫が どういう理由でなのかも

訳が分からないままなんです。

退職金の半分ぐらいは元妻と子供に残すべきでしょう。

それが信じられない。

周りも認めるほど、どうしようもない妻で、26年間の結婚生活の中で

さんざんいじめられたとか、悪妻で苦しみぬいたとかいうのならともかく、

そういうことは全くなくて、その元妻は便箋7枚に切々と 自分になんらかの

落ち度があったのなら心から詫びるということまで手紙に書いたそうなんです。

本人自身が 「嫁さんの悪いところは一つもないよ。 あれだけの人はいないよ。

文句の付けどころがない。」と言っていたというじゃないですか。

いくら養子で「自分の世界じゃなかった」とはいえ、あまりにもひどい。

男らしくないですね。

 

   

   

   

   

   

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コメント


あはははははははははははは、大笑い!!

いいっすねえ、いいっすねえ。 最高ですよ。

私は ホモサピエンスですけど、ホモじゃないですよ。
フィリピーナは好きですけど、もてないもんはしょうがない。
うつつでも何でも、ぬかしてみたいですよ。
天邪鬼という性格が邪魔をしているんですかね。(笑)

ゴムのバケツですか、見たことないけど・・・

それは確かにそうだと思いますね。 帰巣本能ですね。
でも、バギオは割りと、私の故郷に似たような雰囲気は
あるんですよ。
坂が多くて、山の斜面に家が多い、それに米軍基地があってバギオのジョンヘイなんかはそっくりですからね。
残念ながら海は見えないですけど。

だから、町にハマッタのかもしれない。

精神的に、見た目も 若い? んですけどね、
身体の中は おんぼろぼんぼんぼん、だと思いますよ。

投稿: させ たもつ | 2012年2月 6日 (月) 23時53分

「この町に住みたいなあ~~、とか思うことはないですか?」とは、させさんは精神的に若いですよね。 人間は年をとってくると、自分が生まれた所の近くに住みたくなるんです。 人間の記憶というのは、ゴムのバケツのようなもので、若い時はゴムが膨らんでなんでも記憶することができるんですが、年をとってくるとゴムが劣化してきていろんなところに亀裂がはいってきて、記憶が抜けていきます。 最後に残る記憶というのは、小さい時に育った場所の記憶なんですね。 だから、若い時は好きなところに行って、歳をとってから田舎に帰ることができるという人はしあわせですよね。 させさんも奥様を大事にした方がいいと思うよ! フィリピーナにうつつをぬかすよりもね。 だいたいフィリピンの男に男が惚れてなんてことは考えられないから(させさんがホモなら別ですがね)、フィリピンにひかれるのはぴ利ピーな以外にありえないことになりますね。 ふふふ。 いいなあ!

投稿: 宇宙人 | 2012年2月 6日 (月) 23時30分

へへへ、 宇宙人さん、

おっしゃるとおりで ごじゃりまする~~~、
理論的でごじゃる・・

でも、どこかに旅行をしていて、
この町に住みたいなあ~~、とか思うことはないですか?

不可解、不合理なのが又 人間ですからねえ。

できるだけ人のいないところがいいとかね。

  

投稿: させ たもつ | 2012年2月 6日 (月) 15時02分

「町にはまったなんて、だれも信じちゃあくれません。」とありますが、当然信じられませんよね。人間は社会的な動物ですから、町という物理的なものと、人間がいてはじめて人が住むことができる社会になるんです。そして、物理的な町よりも、人間の方が重要です。 その証拠に、酷寒の地でも、人は楽しく生活しているでしょう。させさんも、まちがいなく、フィリピーナに取りつかれたんですよね。 理論的でしょう。 ハンドルネームを麻呂に変えようと思ったけど、理論的な宇宙人の方があってるな!

投稿: 宇宙人 | 2012年2月 6日 (月) 13時59分


あはは、確かに 節操なしですね。

私もあまり偉そうなことは言えません。
家内には不満はございません。ありがたいと思っております。こんな身勝手な男ですから 愛想付かされてもしょうがないんです。

若い女性にはまってバギオにいるわけじゃないんですけどね。
バギオという町に はまっちゃって・・・
フィリピンに来たというより バギオに来たんです。

考えてみれば 女にはまった男と同じレベルなんですけどねえ。

町にはまったなんて、だれも信じちゃあくれません。

 

投稿: させ たもつ | 2012年2月 6日 (月) 11時36分

私も 星野さんが 最悪だと思いました。
奥様のことをほめながら それで罪悪感を帳消しにしようとしているというか、ずるい感じです。
けっこうフィリピンにはまってる人に多いですよ。「嫁さんに不満はないけどね」って言う人。そしてなぜか、そうまでして手に入れたフィリピン人妻でも またまた別のフィリピン人女性を囲ってみたりウワキを繰り返したり。
みなさん、癒しが とか 家庭で得られないものがとか 理由を言いますが、女の目で見ればただの 節操なし ですねえ・・・

他の人は、まあ、しょうがないね・・・あなたの人生だからね・・・としか言いようがないと。

投稿: ゆみ | 2012年2月 6日 (月) 08時16分

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