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2012年2月13日 (月)

松原泰道著 「般若心経入門」 VS 宮坂宥洪 1回目

ここでは 松原泰道著の「般若心経入門」(祥伝社黄金文庫)を読んでいるの
ですが、先に読んだ 宮坂宥洪著の「真釈 般若心経」(角川ソフィア文庫)
と私なりの比較をしながら 勝手なことを書いています。

この本は、松原泰道著 「般若心経入門」で、副題に、
ー 276文字が語る人生の知恵 - って書いてあるんです。

まず、この副題が宮坂宥洪氏にとっては「大間違い」みたいなんです。
宮坂宥洪氏は、般若心経はどんな人生訓も処世訓も書いてはいない、
って言っているんですねえ。

この本を一回読んだ感想なんですけど、この本は「般若心経」の入門書と
言うよりも、松原泰道氏の人生訓・処世訓がほとんどで、般若心経は
それを説く為の材料のような感じです。
いろんな著名人のいろんな言葉が例示されていて、そのすべてを
般若心経に結び付けて意義付けをしています。
般若心経の解説書とは思わない方がいいと思います。

一方、宮坂宥洪著の「真釈 般若心経」は、まさに、般若心経の原典を
詳細に検討し、歴史的背景を踏まえながらアカデミックなアプローチで
解説しているといった雰囲気です。
かなりの過激派ですけどね。 他の著作に喧嘩売っているし・・・(笑)

私はちょっと失敗したかな、なんて思っているんです。
最初に宮坂宥洪著を読んだのは、「こだわり」が出来てしまって、
他の本を素直には読めなくなったようなんです。

おそらく、この本、松原泰道著の方が世の中では一般的なんではないかと
思うんです。 人生訓を垂れるのがね・・・

で、この松原泰道さんなんですけど、

1907年生まれ、早稲田大学卒業後、岐阜県の瑞龍寺で修行、臨済宗妙心寺派
教学部長を経て、宗派を超えた仏教者の集い「南無の会」会長。
この本は30年間で110万人に読まれているベストセラー。

・・・なんだそうです。

そして、この本も、有名な薬師寺官長である高田好胤氏や、石原慎太郎氏の
推薦を受けて出版したのだそうで、
これだけで、多分、メジャーな「般若心経」理解の本なんでしょうね。

ところで、一方の宮坂宥洪著の「真釈 般若心経」なんですけど、
その「あとがき」に 以下のような事が述べてあります。

サンスクリットの原意にさかのぼっての、それこそ重箱の隅をほじくるような
徹底した語句の解明なくして何が分かるというのでしょう。
皮相な読み方や誤読や曲解を避けるためには、学問的定説となっている
従来の用語解説に対しても再検討が必要であり、本書では結局、
そのことごとくを見直すことになりました。
高名な学者や僧侶の方々のご高説も基本的な理解が不十分では台無しです。

と宣戦布告をしているんです。 すごいバトルですなあ。

という事を踏まえて、次回からぼちぼち 読み比べをやってみたいと
思います。

ちなみに、前回の感想文を思い出したいかたは、こちらへどうぞ。
http://baguio.cocolog-nifty.com/nihongo/2011/12/post-e49a.html

私自身も振り返りながら書いていきたいと思っています。

    

   

   

   

   

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コメント

へえ~~、面白い息子さんですね。

やりたいことがはっきりしていて頼もしいじゃないですか。

逆玉、神社のっとり大作戦でも しかけたらどうですか?
(笑)

 

投稿: させ たもつ | 2012年2月14日 (火) 21時12分

残念ながら 跡取りじゃないんです。
私は クリスチャンですし。本人が 日本の歴史や考古学、宗教に興味があって 勉強したいといいだしまして、雅楽もやりたかったので もうダイレクトに 神社に奉職するための学校に入ってしまいましたwなので 卒業したところで 奉職先があるかどうかわからないんですが、たぶん 大きな神社が拾ってくれると思います。

投稿: ゆみ | 2012年2月14日 (火) 16時31分

ゆみさん、そうですか、神道の跡取りさんですか。
お寺さんからも声が掛かるってのは 面白いですね。

そうですねえ。 神道の経典ってのは聞いたことがないですね。 やっぱり口伝・口承なんですね。

元々、仏教だって、お釈迦様の時代は書き物にはしないのが原則だったようですからね。
一旦文書になってしまうと、いろいろと問題があることが昔の人たちには分かっていたのかもしれません。

そのうち、神道も数百年後に経典ができて 大ブレイクするかもしれないですね。
仏教がお釈迦様の数百年後に大ブレイクしたように。

  

 

投稿: させ たもつ | 2012年2月14日 (火) 10時59分

息子は 神職(神道)ですが 他の宗教をよく勉強していまして 特に幼いころは ぜひ うちの寺の跡取りをといわれたくらいお経を読むのが上手だったんで仏教にも親しみがあるんですね。
神道には 経典がありませんから よけいに他の宗教のあり方について考えることが多いのでないかと思います。
させさんが紹介されている本も息子に教えておきました・・・

投稿: ゆみ | 2012年2月14日 (火) 09時26分

丁稚さん、コメント 有難う御座います。

はい、元々 お釈迦さんは一枚も書いちゃいないわけですし、何百年も経ってから他の人たちが書いたことですしね。 それに、原典を中国語に翻訳した時点での問題と、さらにそれを日本人がどう解釈するかの難しさもあるし。 何重にも重なってますからねえ。

仏教にせよ、キリスト教にせよ、いろんな国に伝播していくなかで、いろんな解釈、宗派ができてますから、おっしゃるようなことだと思います。

しかし、無茶苦茶ふざけた聖書関連の本って、イスラム教だったら暗殺されちゃいますよ。


 
 

投稿: させ たもつ | 2012年2月13日 (月) 22時31分

色んな解釈があるんですよきっと…
何たって大昔に書かれた物でしょ?
ようは受け取る側がどう感じるか、どう信じるかなのでは??
と、最近 無茶苦茶ふざけた(作者の方には失礼ですが) 聖書関連の本を読んだ為、偉そうにコメントしてみました。すいませんm(_ _)m

投稿: 丁稚 | 2012年2月13日 (月) 22時21分

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