« たまには スパニッシュってのも いいっすねえ。 | トップページ | 「ブッダのことば」 中村元 訳 (11) 口先き男 ? »

2012年3月30日 (金)

「ブッダのことば」 中村元 訳 (10) なまぐさ坊主の条件

岩波文庫の「ブッダのことば」(スッタニパータ)(中村元 訳)を読んでいます。
原始仏教のお釈迦様の言葉です。

223「すべての生きものよ、耳を傾けよ。昼夜に供物をささげる人類に、
    慈しみを垂れよ。 それ故に、なおざりにせずに、かれらを守れ。」

224「この世また来世におけるいかなる富であろうとも、天界における
    勝れた宝であろうとも、われらの全き人(如来)に等しいものは
    存在しない。 この勝れた宝は、目ざめた人(仏)のうちに存する。
    この真理によって幸せであれ。」

225「心を統一したサキヤムニは、(煩悩の)消滅・離欲・不死・勝れたもの
    に到達された、--その理法と等しいものは何も存在しない。
    このすぐれた宝は理法のうちに存する。この真理によって幸せであれ。」

この引用は「第二 小なる章」の「一、宝」というところからです。

面白いですね。
223は 日本の昔からのお供え物、自然崇拝に共通するような感じですし、
224は 仏教に出てくる様々な如来、釈迦如来、大日如来、阿弥陀如来などなど
     を連想させる言葉だし、
225は 般若心経を連想させます。

ところで、225の「サキヤムニ」って何?

解説によれば、釈迦牟尼だそうです。
シャカ族の聖者を意味する言葉だそうです。

そして、次の「二、なまぐさ」では:

239「キビ、ディングラカ、チーナカ豆、野菜、球根、蔓の実を善き人々から
    正しいしかたで得て食べながら、欲を貪らず、偽りを語らない。」

240「よく炊がれ、よく調理されて、他人から与えられた純粋で美味な
    米飯の食物を舌鼓うって食べる人は、なまぐさを食うのである。
    カッサバよ。」

241「・・・ あなたの言う<なまぐさ>とはどんなものなのですか。」

242「生物を殺すこと、打ち、切断し、縛ること、盗むこと、嘘をつくこと、
    詐欺、だますこと、邪曲を学習すること、他人の妻に親近すること、
    --これがなまぐさである。 肉食することが<なまぐさい>のでは
    ない。」

243「この世において欲望を制することなく、美味を貪り、不浄の(邪悪な)
    生活をまじえ、虚無論をいだき、不正の行いをなし、頑迷な人々、
    --これがなまぐさである。 肉食することが<なまぐさい>のではない。」

この他にも「なまぐさ」の例がたくさん出てくるんですけど・・・
いや~~、まさに私はなまぐさです。

なまぐさ坊主って言いますけど、240から判断すると、今の時代の日本の僧侶は・・・

239の「ディングラカ」は植物の名前。
240の「カッサバ」ですけど、これは過去世においてカッサバという仏が求道者
だったときのことをいっているそうです。

お米は贅沢品だったんですね。
今の精進料理はどんな材料を使っているんでしょうか。

Wikipediaによれば、

精進料理(しょうじんりょうり)とは、仏教では僧は戒律五戒で殺生が禁じられて
おり、大乗仏教で肉食も禁止されたため、僧への布施として野菜や豆類、穀類を
工夫して調理した料理である。

・・・なんですけど、

「肉食することが<なまぐさい>のではない。」というフレーズが何度も出て
来ているんですね。

ここはどう考えたらいいんでしょうかね?

もしお釈迦さんが肉食を禁止していなかったのなら・・・
まあ、でも、世間で<なまぐさい>の意味を 単純に「肉食すること」って
誤解しているやからが多かったから、敢えてこんなことを説いたんでしょうか?

・・で、Wikipediaの続きを読んだら、初期仏教においては、必ずしも肉食が
禁止されていたわけではないようです。
それで、上に「大乗仏教では肉食も禁止された」って書いてあるんですね。

肉が良くて、米が駄目ってのも、ちょっと納得がいかないですけどね。
まあ、それが時代、地域性ってもんですね。

 

 

 

 

 

 

   

  

  

  

  

  

  

  

  

バギオ フィリピン 宗教 原始仏教 シャカ 釈迦 仏様 釈尊 般若心経 僧侶 なまぐさ坊主 小乗仏教 大乗仏教 精進料理 肉食妻帯 親鸞 浄土真宗 阿弥陀様

|

« たまには スパニッシュってのも いいっすねえ。 | トップページ | 「ブッダのことば」 中村元 訳 (11) 口先き男 ? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/134315/54348543

この記事へのトラックバック一覧です: 「ブッダのことば」 中村元 訳 (10) なまぐさ坊主の条件:

« たまには スパニッシュってのも いいっすねえ。 | トップページ | 「ブッダのことば」 中村元 訳 (11) 口先き男 ? »