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2012年12月20日 (木)

クリスマス・キャロルの夜 - バギオ・アパッチ in Camp John Hay

下宿の女主人から、兄がクリスマス・キャロルをやるから、一緒に聴きに行かないかと誘われた。

特に断る理由もなく、じゃあ、写真でも撮りに行くか、ってことでお付き合い。

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場所は、バギオのホテルの中では最高級のマノール・ホテル。

昔は米軍基地、米軍の家族の保養地だったキャンプ・ジョンヘイの中。

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レストランの前に広がる庭園は、イルミネーションでテーマ・パークのように飾られている。

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バギオの中でも、いや、フィリピンの中でも、ここは別天地のよう。

しかし、この時期のバギオは本当に寒い。

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庭園にむけてオープンになっているレストランは、ところどころにアンブレラ型のヒーターがあった。 10年ほど前に メルボルンで日本語教えていたころに 歩道にはりだしたイタリアン・レストランなどでよく見たヒーターだ。

大家さんの家族、親戚が10名ほどでテーブルを囲み、コーヒーなどを飲みながら、クリスマス・キャロルのグループを待つ。

私は、赤ワインを頼んだ。

ウエイターが聞く、

「スイート、ドライ、スパイシーの どれになさいますか。」

スパイシーなんて初めて聞いた・・、そんなものがあるのか。

「スイートちょうだい。」

写真を撮影に来たつもりが、乾電池が切れてしまい、肝心のカロリン(キャロルのこと)が撮れないじゃないか・・・

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(photo by Monch)

大家さんの家族が見守る中、カロリンが始まった。

現れたメンバーを見ると、いずれもバギオの名士ぞろい。

「バギオ・アパッチ」という名前のグループだという。

条件は「バギオ出身であること」。

まあ、顔ぶれを見ると、絶対にそれだけでは無いことはすぐにわかる。

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(photo by Monch)

ピアノを弾いているのは市議会議員の弁護士だし、ギターを弾いているのはネバダ・スクエアーという若者のバギオの盛り場のオーナーだし、大家さんの兄上の竹馬の友であるというメンバーは国際線のパイロット兼パイロット養成の指導官だという。

こんなそうそうたるメンバーのこの「バギオ・アパッチ」、1938年、太平洋戦争の前からあったコーラス・グループなのだそうだ。

今日は、3ヶ所でクリスマス・カロリンンをやってきたという。 どうやら、資産家の家や高級な場所などをまわって寄付金集めをやっているらしい。 今年は、つい最近の台風パブロの被災者への支援に使われるそうだ。

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(phot by Monch)

ステージで歌うメンバーは40人くらいだが、総メンバーは何百人いるか分らないということだった。

クリスマス・キャロルの歌声は、決していわゆるコーラス・グループのように上手ではない。 練習に練習を重ねて今日発表します、という感じではない。

しかし、格好いい、聴いていて楽しい、みんな身体がリズムに乗ってくる・・・

ほとんどが英語の曲で、日本でも聴きなれたものだったが、それにしても気取ったところが全くなくて、数十人の観衆も一緒に歌ったり、踊ったり。

そして、変な感動がわき上がってきた。

言葉は大切だ・・・・

音楽は凄い・・・

まあ、ありふれたことではあるのに、妙に感動している。

戦場のなんとか、というような映画のことを思い出す。

音楽が敵味方の心を静めて、休戦があったことなど。

・・・・

そして、カロリンが終わると、二杯目の赤ワイン。

「スパイシーを頂戴。」

しばらくして、

「すみません、スパイシーがございませんでした・・・」

初めてのスパイシー・ワインはお預けとなった。

レストランの奥にあるバーでは、プロのミュージシャンのライブをやっていた。

しかし、先ほどまでの肩の凝らない音楽とは違い、

最高級ホテルの気取った音に聞こえてしまう・・・・・

おそらく、こういう場所の、そういう音楽は、日本だったらもっと堅苦しく聞こえてしまうんだろうなあ・・・ などと思ってしまう。

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しかし、それはそれ、これはこれ、

このクリスマス・シーズンだけを狙って、この高級ホテルで、気取った雰囲気で、豪華なディナーを 特別の人と一緒に過ごすのは、わざわざ日本からやってくるとしても価値があるんじゃないか。

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特別なディナーでも 2,000円くらいだし・・・・・

 

 

 

 

 

 

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