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2013年1月21日 (月)

フィリピン・バギオ発:マニラ1泊2日 妄想の旅<その9>

久々にアメリカン・ブレックファストなる朝ごはんを食べ、
ホテルを後にした。

パサイのバス・ターミナルに着くころに、身体の変調を感じる。
後頭部が重い。

そんな時に携帯メールが入った。
「バギオに着いたら、うちに寄って食事でもいかがですか。」

元々バギオに戻ったら会う約束をしていた人物からだった。

「行くのは構いませんが、帰りのタクシーは夜でもつかまりますか?」

男は その行く先の情景を思い出しながら「面倒だな」と思った。
タクシーをつかまえるのに不便な場所だったからだ。

しばらく返事がこなかった。
おそらく、心配になって、誰かに問い合わせているのだろう。
「最近はタクシーの出入りも多くなっているから大丈夫ですよ。」

男は、「面倒だな」ともう一度思った。

体調は後頭部だけの問題でもなさそうな感じであった。
寒気のようなものまで感じていた。

こりゃまずい・・・
男はバギオのバス・ターミナルの近くで その人物と会うことに
決めた。

マニラは日本の大雪の余波で涼しかった。
ああ、それなのに、それなのに。
ビクトリーライナーの過剰サービス冷房は相変わらずの無頓着ぶり
だった。

男はそれに備えて、いつも厚手の上着は準備している。
頭上の冷気の排出口はもちろん止めている。
しかし、ズボンは日本の春秋用。
足もとからゾクゾクとしてくるのだった。

マニラからラ・ウニオン州まで、それでも、低地を走っている分には
まだよかった。

しかし、バギオへ登るにつれ、気温は下がる。
身体はすっかり冷え切ってしまった。

フィリピン人の我慢強さには、こういう時だけは感心してしまう。
我慢強いのではなく、もしかして、日本人以上に 長いものには
巻かれろ・・・ってことなんじゃないか。

なんと言っても、植民地時代が長すぎた国である。
今でも、大金持ちの荘園主みたいな地位の有力者に政治を
委ねている国民である。

ビクトリー・ライナー様様の「ルール」なるものがあるのだろう。
それに逆らってはいけないのに違いない。
しかし、ここでフィリピン人本来の「臨機応変」が発揮されないのは
どういうわけなのだ。

おそらく、大金持ちの経営者から、いつも冷房完備の豪邸に
住んでいる親分から、車内の冷房はエアコンなしのバスとの
差別化戦略なんだから、徹底的なサービスをしろ、とかなんとか
教育されているんであろう。
・・・しかし、教育なんてあってないようなのがフィリピンじゃ
なかったのか。

あああああ、分からない。
この国をもっと分かりやすい国にしてくれ!

・・・と、妄想が妄想を呼び、支離滅裂の境地に入っていくのであった。

楽しむべし、楽しむべし・・・

(完)

 

 

 

 

   
 

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