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2013年6月27日 (木)

「日本語の論理ー日本語点描」を読む その2 国語は何の為に教えるのか

「にほんごの論理」外山滋比古著 中公文庫 から「日本語点描」を読んでいます。

p113
(日本の高校の教科書は)小説中心、演劇軽視は歴然たるものがある。
・・・とにかく戯曲らしいもののほとんどないことはイギリスの場合
といちじるしく異なる。

p115
対立点の解消、調和、説得などが言語を通じて行われる重要な
活動
になろうとしている。・・・むしろ、日常生活に即した
演劇的感覚こそ国民的関心でなくてはならないのである。

教育で考えている言語は、依然小説を中心とする”独白の言語”である。
これではこれからの社会に生きて行く人たちに適切な言語的訓練を
与えるのはおぼつかない
のではなかろうか。

p116
国語教育は文芸批評家や国文学者の卵をこしらえるのでは
ないはずである。

対立を積極的に解消していく力に欠けていることはすぐわかる
はずである。

===>> これは、国語教育に何を期待しているのかという
重要なポイントなのでしょう。 イギリスの戯曲というのは
ほとんどがシェイクスピアだそうです。
演劇をつうじて、言葉を通じて、人々のコミュニケーションの
能力を上げることこそが大事だということでしょう。
それがなければ、社会の中での対立は解消できないと。

p119
イギリス人もお世辞にも外国語の上手な国民とは言いかねる。
しかし、英語を世界語にしたおけげで、外国語の苦労から
解放された。 おまけに英語の(書籍の)輸出までできる。

p120
みんな外国語の勉強に相当なエネルギーをつかっている。
それにくらべると、日本語をひとりでも多くの外国人に
理解してもらおうという努力
は何とすくないことであろう。

だいたい、外国人に日本語を教えられる人が極度にすくない。

==>> イギリスは確かにいいですよねえ。
英語で書かれた本をたくさん輸出して儲けているんですもんねえ。

日本語を教えるということについていえば、
一番大きな問題は、日本語教師の給料が安いってことですね。
私は「日本語の先生になりたい」と言ってくる若い人に対しては
基本的には「止めておきなさい」と言うことにしています。
それは日本語教師では喰っていけない、生活が成り立たない
という現実問題があるからです。
もちろん、リタイアしたような人なら「楽しいですよ、頑張りましょう」と言いますけどね。

その3に続く

 

 

 

 

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