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2013年6月22日 (土)

ややこしい日本語-2 「多いそう」 VS 「ありそう」

一応日本語教師をやっていまして、日本語教師症候群というのに
罹っているんです。
だから、時々発作的に 「どうでもいいこと」が頭を襲うわけなんです。
例えば、テレビを見ていて、そこで話されている日本語が
やたらと気になったり・・・

これらはその発作の内容です。

<< 「そう」って どんなん? >>

テレビの旅番組で、
「この町には XXが 多いそう」
ってナレーションが入ったんです。

まあ、普通にそう言うんでしょうけど、なんとなく引っかかっちゃって。

「この町には XXが 多いそうです。」
って言うんじゃなかったっけ? 

それと同時に 「それ ありそう」とか、「猫ちゃん 可愛そう」とかが
頭に浮かんできたわけです。

で、ちょっとここんとこをはっきりさせたいな、と思います。

「多いそうです。」
ってことは、「多いと聞きました。」と同じですよね。

「ありそう。」の方は
「有るような気がする。」ってことですね。

この「・・そう」というのを文型辞典でチェックしてみると
「・・そうだ」として載っていました。

.「暖かいそうだ」 <伝聞>
  自分が直接得たことではなく、どこかから入った伝聞情報。 

  (「暖かそうだ」とは違うんですね。)  

.「おもしろそうだ」 <様態>
  話し手が見たり聞いたりしたりしたことから判断した様態を表す。

.「死にそうだ」 <生起の可能性>
  そのような出来事が起こる可能性が大きいという判断を表す。

この辞書の説明に沿えば、
「多いそう」は 1.で、 「ありそう」は 2.でしょうか。

でも、2.の方は今一つピタッとした感じではないですね。

国語辞典で追加チェックをしたところ、ありました。

「そうだ」
1. 人から聞いた、ということを表すことば。(伝聞の助動詞
2. 推量される傾向や事実をあらわす。(様態の助動詞

この国語辞典にはこのふたつしか書いてないですね。
「ありそう」は この2.に該当しそうですね。

<様態>という位置づけですけど、どちらかと言えば
「ありそう」の場合は 説明の中にある<推量>と考えた方が
よさそうですね。

はい、お疲れ様でした。

 

 

 

 

 

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