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2013年7月 6日 (土)

「日本語の論理ー言語と思考」を読む その3 レ点を付けて英語を読む???

「にほんごの論理」外山滋比古著 中公文庫 から「言語と思考」を読んでいます。

p147
かりに、外国語に習熟していても母国語の知識の乏しい人間には
翻訳は困難である。

明治のはじめ、英語にも漢文と同じように訓点をつけて読もうとしたが
成功しなかった。

日本人にとって、英語のもっとも困難を覚えるような部分から帰納して、
解釈上の公式をこしらえた。これが英文解釈法である。

その英文解釈法が、現在はせいぜい受験参考書のための便法的
なものくらいにしか考えられていないのは惜しむべきである。

==>> 私もたまに翻訳をやることがありますが、ここに
言われている通りで、日本語の語彙力の乏しさには泣いています。
現役の時には、英文経理を通じて会計用語を覚え、半導体の先駆的
会社だということでそれまでにはなかった業界用語など、いわゆる
ビジネス英語を中心に英語力をつけてきたので、文学やら芸術系の
英語には全く歯が立ちません。

しかし上に書いてある「英語に訓点」というのは驚きました。
昔は詩吟をやっていたこともあって漢文が好きになり、漢詩・漢文を
あちこち飛びながら順番を変えて読むというやりかたは
面白いなと思ったものです。
それを英語でやるっていうのもなんだか面白そうですね。
でも、なぜ失敗してしまったんでしょうか。

確かに昔も受験英語では「英文解釈」って本がたくさんあったと
思います。 英文和訳はセンテンスの後ろからやれとかね。

意味を読み取っていくということで言えば、そのルールが
分かっていれば都合がいいわけですよね。
ただ、この本にあるように、それでは会話には役立たない。

どういう構文で作文をすればよいかってことが訓練できて
いないと自分の考えを発信することは出来ないと言うことだと
思います。

その構文をスタイルを理解するには読書百篇ってことになるのでしょうか。

私が日本語を教える際にも、そういう進め方で教えるように
努力しています。
まずはしっかりした構文をつかった文章を読めるようになること。
そして、その後に、その構文を使って作文ができること。
そのあと、徐々に構文を崩して会話へ進む。

始めから日本語会話だけを習いたいというお客さんもいますけどね。
書くことすら嫌だとかね。

生徒の中には、読み書きは全然だめなのに、なぜか口頭での
やりとりだけは調子よくやれるっていう人がたまにいるのが
いささか信じられないんですけど・・・・
もちろん挨拶程度のことですけどね。

その4へ続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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