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2013年5月 4日 (土)

アメリカのCIAが 日本の独自外交を潰した・・・? アフガニスタンのニュースから

先日、こんなニュースが出たんですけど・・・

CIAからの現金供与をアフガニスタン大統領が認めるhttp://news.nifty.com/cs/headline/detail/jcast-174317/1.htm

「米中央情報局(CIA)から現金を受け取っていたことを認めたと、米ニューヨーク・タイムズなど複数の海外メディアが2013年4月30日に報じている。」

私は、こういう陰謀みたいなものは、映画の007みたいな世界にしかないものなんだ、ってことぐらいにしか考えていない、政治音痴の甘ちゃんなんです。

それで、この歳になって初めて、「戦後史の正体」みたいな本を読んでいるんですけどね。

4月にその感想文みたいなものを書いたんです。

http://baguio.cocolog-nifty.com/nihongo/2013/04/post-f67a.html

「他国で行う違法な裏工作について(元CIA長官)コルビーは、
どうしてそのような他国の主権を侵害するような違法工作が
許されるかといえば、国家は自国を守るためには武力を使う
こともゆるされている。 そこまでいかない裏工作は当然
許される
と著書に書いていました。」

・・・・上のアフガニスタンのニュースみたいなことが、戦後の日本でもあった。

おそらく今の日本でもあるのでしょう。

そして、日本人は、自分たちでこの国の政治を動かしているような気になっている。

馬鹿馬鹿しいったらないじゃないですか。

マスコミや政治家が煽り立てる「脅威」には注意が必要ですね。

 

 

 

 

 

 

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2013年5月 3日 (金)

孫崎亨著 「これから世界は・・」を読む-22ー イスラム教を危険だとしているのは誰か

   
 
 

ちくま新書 孫崎亨著 
「これから世界はどうなるか」ー米国衰退と日本ー を読んでいます。

p208
中東・イスラムを巡る問題は、今後しばらく、国際政治上の
最大の課題です。

p209
イスラム教徒人口の伸びは爆発的ですから、キリスト教徒と
イスラム教徒の数はどんどん接近しています。

中東のイスラム諸国の軍事力が、米国を中心とする西側に
比して圧倒的に劣勢・・・西側諸国が”報復の危険”を感ずる
ことなく、・・・中東諸国の国内政治に介入できる・・・

イスラエル・パレスチナ問題の未解決・・・

米国はイランのイスラム教主導の体制を認めません。

p210
西欧社会では、イスラム教の脅威は当然のように論議されます。

p211
14億人のイスラム教徒に対する全面戦争に備えよ。
・・・(第二次大戦時の)ドレスデン、東京、広島、長崎の
例が、イスラム人に加えられよう。
 ・・・国防省内で
そんな講義を行った。 ・・・米国に対する真の脅威は
急進的闘争者ではなく、イスラム自体だと教えられている

==>> 要するに、このような米国の考え方が、軍事力で
圧倒的に劣る国々に、核武装をしなければ生き残れないという
道に走らせている側面があるということを言っているようです。

しかし、この意識は、ちょっと前までは、日本もそのような
国のひとつとして見られていたってことのようですね。
今の悪の枢軸といわれる国々と、広島・長崎が同列に
扱われていますからね。

ちなみに、随分前に宗教の紹介本で、キリスト教、イスラム教、
仏教などの概略を読んだことがあるんですが、そこに書かれて
いる内容を読む限りは、日本人には仏教よりもイスラム教の方が
向いているみたいだな、と思ったものでした。

p212
「イスラム教は多宗教に比べて、より暴力を進めるか」の
質問に対しイエスの比率は、・・・2011年3月40%
でした。
2006年3月の調査「どの宗教が最も暴力的か」では、
イスラム教34%、キリスト教5%、ヒンズー教2%、
ユダヤ教2%、皆同じようなもの36%という結果でした。
アメリカでは、イスラムのイメージが暴力と結びついています

==>> 私なんかの感覚では、アメリカをキリスト教だと
考えれば、世界中で戦争をしまくっているキリスト教の方が
もっと暴力的だと思いますけどね。

ところで、仏教は書いてありませんけど、仏教はヒンズー教の
一部みたいな意識なんでしょうかね?

p212
イスラム諸国が戦う理由は、政治です。
抑圧されていて、それを排除しようとして戦うのが実態です。

p213
イスラム教徒というと、・・・「コーラン」の教義にがんじ
がらめになった人々という印象を持ちます。けれど、実は
とても融通に富んでいます

p214
コーランには、どのような記述があるでしょうか。

ー 神の道のために敵と戦え。 しかし度を超して挑んでは
  ならない。 神は度を超すものを愛したもうことはない
ー 宗教には無理強いがあってはならない

コーランを読めば、イスラム教徒が過激であるというのは、
必ずしも正しくはありません。
しかし、イスラム教徒が激しく戦うのも事実です。

ホメイニは、「イスラーム統治論」に次のように記述しています。

ー 植民地主義者は植民地の目的を達成するためには
  イスラムを滅亡させる基盤づくりが必要であると見なした
  ・・・彼等の物質的利益の前に立ちはだかるのはイスラム
  への信心であることを看破していた。

p215
イスラムの人々が戦っているのは、政治的目的のためです。
宗教は直接の原因ではありません。 それを「イスラム教の
人は過激である」と説明するのは適切ではありません。

==>> 貧乏で軍事力も圧倒的に劣っている国々の人たちがいる。
しかし、そういう人々が政治的にいう事をきかない。
なぜ聞かないのかを考えたら、どうもイスラム教への信心が
あるからみたいだ。 だからイスラム教を排除しようと様々な
政策を繰り出す。 当然のことながらその貧乏な人たちは
抵抗する。 軍事力にものを言わせて介入する。
すると貧乏な国は核武装で対抗するしかないと考える。
・・・・というストーリーになりますか?

ー23-に続く

 

 

 

 

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NHK 東北発 未来塾 : 秋元康のプロデュース論 : フィリピン・バギオで面白いことを

NHKテレビでたまたまやっていた番組。

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宮城県の女川町で、東北をどうプロデュースするか・・・

そこへ、AKB48の三人がやってきた。

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東北の若者の気持ちをどう伝えるかの打ち合わせ。

003

そして、その心をAKB48のメンバーが朗読する。

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それをプロデュースするのは 「あの」秋元康。

008

さすがに一流の人は言うことが凡人とは違うねえ。

「だれにでも受ける幕の内弁当は、だれにも受けない・・・」みたいな逆説。

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なにかひとつを強烈にアピールする 「あのXXX」が一番大事。

フィリピンのバギオ市だったら、それは何なのか。

勿論既にバギオ市はかなりの成功を収めた市ではあるんですがね。

例えば、フィリピンの中では、パイン・シティー「松の都」とか サマー・キャピタル「夏の首都」とか、 松林が多い高原避暑地であることや昔はマニラの首都機能がバギオ市に夏の時期だけ引っ越していたことなど。

012

それに、今は、PANAGBENGA=フラワー・フェスティバルがフィリピン国内では全国版のお祭りにもなっていますしね。

1,500メートルの高地ならではの、花や野菜生産の拠点でもあるわけです。

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私は所詮外国人ですからね。 偉そうなことが出来るわけじゃないわけです。

でも、国際都市、学園都市、観光都市でもあるバギオ市と日本の間で、なにかやってみたい、っていう夢想をするわけなんですね。

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とにかく、一歩を踏み出す、それがなければ何も始まらない。

幸せなことに、バギオには興味を持ってくれる少ないけれども理解のある日本人の人たちもいる。

そして、日本文化、特にアニメや漫画、コスプレなどに熱狂的なフィリピンの若者たちがたくさんいてくれる。

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考えてみれば、今までにやれたことを振り返ってみれば、0.1どころじゃない、0.2も0.3もあるじゃないか、って思うんです。

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東北の大学生が書いた詩。 

何気ない光景のなかに、日常の中に、大きなものが潜んでいるんですね。

023

秋元康さんが言った言葉、

多くの人たちが言うことをまとめようとすると、魅力の無い幕の内弁当になってしまう。

自分が良いと思ったことに集中する、自分を信じて前に進む、それが大事だと。

025_2

データもない、理論もない、根拠もない・・・・でもやりたい。

秋元さんの言葉は若者に対する言葉でしょうが、爺さんが「根拠のない自信」を持つのも、酔狂ってもんで許してもらいましょう。

Photo_by_gomen
(photo by team GOMEN at Maid 2 Travel)

日本とフィリピンを結ぶものが、若者たちが、すでに 0.1どころか0.2も0.3もいてくれるんだから、これを大きな木にしていかない手はない、って思うんです。

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なに、午前10時・・・・あああ、仕事で見られない・・・残念。

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いろいろと力づけていただいた番組でした。

東北の皆さん、すばらしい若者たちがいて、頼もしいですね。

これは、夢想ですけど、

将来、フィリピン北部の都であるバギオ市と、東北の都を結ぶ何かができたらいいなと・・・・・

去年、バギオ市の条例で、「七夕祭り」が市の行事として認知されたもんですからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 

 

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孫崎亨著 「これから世界は・・」を読む-21ー 日本の著名人の対中国の分析は偏っている  

 
 
 

ちくま新書 孫崎亨著 
「これから世界はどうなるか」ー米国衰退と日本ー を読んでいます。

p195

第五章 日米四つの脅威をどう考えればいいでしょうか

1.中国の軍事的脅威
2.北朝鮮の核の脅威
3.イスラムの脅威
4.イランの脅威

今日の国際社会で、最も中国を歪んでとらえているのは日本人です

==>> この言葉はかなりショッキングですね。
元外務省の情報局長だった人の言葉ですもんね。
じっくり読んでいきましょう。

p197
中国の脅威に最も深刻に対峙しているのは、覇権を脅かされて
いる米国です。では、米国では中国についてどのような
議論が行われているのか。

米国は、中国人を日本人よりもはるかに優れ、自分たちの
パートナーとみなしています。

それを最も顕著に示したのは元米国国務長官のヘンリー・
キッシンジャーです。

欧米の著名人が集まるビルダーバーグ会議への出席があります。
「陰のサミット」と呼ばれるくらい、世界の指導者、大物政治家、
王室関係者、財界代表者など、各分野のトップが出席します。

p198
日本人は会議に参加していませんが、・・中国からは・・
の名前が入っています。

さらに、米中間には「米中戦略と経済対話」という制度があります。
・・・米国行政のほぼすべてを網羅しています。

米国国防省は、中国を西側との協調を志向する国と分析しています。

中国の軍事的な脅威について真剣に取り組んでいるのは国防省です。

p199
(中国共産党の)党指導部は経済的成果とナショナリズムを
政権の正当性、政権の合法性の基礎としている。

国内の批判を逸らし、外交を支えるため、愛国主義的感情を
煽ってきたが・・・・

p200
(中国の)政権は国民の生活向上を挙げることで支持を得て
いる。そのためには輸出市場を確保する必要がある
ここから、米国国防省の報告は「中国は西側との協調路線
を取らざるを得ない」と分析しています。

p201
では、日本でそのような分析が見られるでしょうか
ほとんどありません。

==>> つまり、著者は、日本の著名人の分析は非常に偏った見方をしていると言っているわけです。それは、米国国防省の分析とはかなり異なっていると。

要するに、アメリカは日本人よりも中国人の方を優れたパートナーだと思い、そのように客観的に分析しているけれども、日本人はアメリカは常に日本の側だと思い込んでいるってことになるのでしょうか。 そういう思い込みがあるから、アメリカが眉をひそめるようなKYなことまでやってしまっている・・・

p201
今日、北朝鮮が世界で最も好戦的国家であることには、
誰も異論ないと思います。

p202
北朝鮮と韓国の差は、GDPも軍事費でも歴然としています。
「2006年の時点で、・・・GDP比は35対1、
国防支出は約10対1まで拡大した」

・・・北朝鮮は、ミサイルや核兵器開発でバランスを
とろうとしている・・・

p203
米国の・・・軍事シナリオ・・・
北朝鮮内での地上戦・・・、平城への攻撃と北朝鮮指導部の
逮捕・拘束が意図されているだろう。
体制崩壊・・・韓国がこの作戦に積極的・・

p205
間違いなく言えることは、北朝鮮危機に対処するには
国際間協議が不可欠

p206
「北朝鮮危機に対する優れた選択肢は存在しない」

北朝鮮はなぜ核兵器の開発を続けるのでしょうか。

p207
無条件降伏を求めないことを明らかにし、どんな紛争も
国家の生存の問題を含まない枠をつくることが米国外交
の仕事」との指摘は、現在の北朝鮮との関係にこそ
当てはまります。

===>> 北朝鮮については、中国ですら最近はコミュニケーションが出来なくなりつつあるようですから、状況は厳しいということなのでしょうね。

ー22-に続く

 

 

 

 

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2013年5月 1日 (水)

「経済連携協定(EPA) 看護師の受け入れが進まない」......そうですけど・・・

こういうニュースが過去数年、度々でるんですけどね。

日本語習得の難しさや、教育体制が整っていないことが背景にある。」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130430-OYT1T00907.htm?from=ylist
床ずれを意味する「褥瘡じょくそう」や、飲食物が気管に入る
「誤嚥ごえん」など難しい単語も多かった。」

この書き方の中で、関係ないと思うのは、医療用語をことさら
取り立てているところです。

どんな業界にも難しい言葉、一般の日本人にもさっぱり分からない言葉
っていうのはあるわけですし、それは一度覚えるということでいえば、
日本人であろうがフィリピン人であろうがハードルは同じだと思うんです。

何が一番の問題かというのは、その筋の専門家がいろいろと既に
指摘をしている
ので、要するにその指摘されていることを、日本政府と
してやるかやらないかだけの話なんです。

数か月前に、フィリピン・マニラのフィリピン大学のキャンパスで
フォーラムもありました。
日本の大学の先生たちが「なるほど」と言える内容の研究発表を
していました。

000p_2

私は、2003年から日本語を教えていますし、特に日本の大学に留学
する候補者の為に、毎年10か月間、750時間の日本語研修をする
仕事を3年間やる機会がありました。

その経験から言えることは、日本語を勉強しているフィリピン人の
中で、上級レベルまで順調に日本語力が伸びるのは およそ1割、
多くても2割くらいしかいないというのが現実なんです。

日本で日本語を学ぶ就学生と呼ばれる人たちは、日本国内の
日本語学校に毎日通い、年に800時間ぐらい学び、2年間合計
1,600時間くらいで日本語能力試験JLPTの一番上であるN1という
レベルになるように勉強しています。

日本国内の日本語学校では、圧倒的に中国人や韓国人の学習者が
多いようですが、それでも、その2年間だけで合格というのは
そう多くはないと聞きました。

ですから、今の看護師・介護士の制度は、無駄が多いということです。
最初から、日本語をフィリピンで勉強する段階で、能力試験で
選別をするのが一番効果的
であることは 専門家は誰もが
分かっているんです。

日本はそれをやっていないだけの話なんです。

でも、これには、フィリピン側の論理が邪魔をしているらしいんです。

どこの国でも、医療関係の専門家に国内で仕事をしてもらおうと
思えば、当然その国の言語を操れることを要求し、試験もします

アメリカだって、英国だって、そういう言語他の試験などで
ふるいにかけているんですね。

英語だったら、フィリピン人は小学校の時から、すべての学校で
平等に英語教育を受けている。
しかし、日本語はそのような平等な教育を受けていないから
不公平であるという理屈なんだそうです。

だから、機会均等にするために、最初から日本語能力ゼロの
段階から日本に行けるようにせよ、ということのようです。

しかし、最近はインドネシアあるいはフィリピン国内で、最初の
日本語研修をするようになった。
だから、やろうと思えば、日本語試験による選別は出来るわけです。

このニュースで言っている 「教育体制が整っていない」というのは
何のことを言っているのか、今一つ分かりません。
おそらく、日本国内でのバックアップ体制のことを言っているので
しょうが、それだけではないのだと思います。

マニラで開催されたフォーラムでは、
日本語以外の、医療専門家として大学で学ぶ内容であったり、
それぞれの国での看護師の社会的地位であったり、その仕事の
具体的な範囲の違いなど、様々な違いがあるとの研究発表でした。

000g

日本語を殊更に障壁であるととらえるのは、おそらく
日本に於ける英語教育を振り返ればすぐにわかることです。
英語は日本人にとって大きな障壁です。
日本人は、高校までいれれば、6年間は英語を学んでいるんです。
たったの3、4年間で、プロとしての仕事、看護師あるいは
看護師としての英語力をつけろといわれて、何割の日本人が
国家試験に合格できるとおもいますか?

最近は、日本人に国際的な活躍を求める基本的要件として英語力を
求め、会社内で公用語として採用するところも増えてきました。
すでに6年間英語を勉強したうえで、何年間英語を勉強したら
アメリカやイギリスなどの英語圏の国で、一人前の専門家として
働くことができるか、
ちょっと考えれば簡単にわかるじゃないですか。

専門能力のある人の中から、英語力の試験に合格した人を
とるのが当然ですよね。

世界の中で、ビジネス英語の力を調査したデータをみました。

日本は、世界の中でも、最低レベルの国に入っているそうです。

日本語力だけに限っていえば、日本語能力試験をすれば済む
という簡単な話だと思うんです。
問題は、そこにあるのではなく、専門家が指摘する他の部分に
あるのだと思います。
受け入れ施設の金銭的な負担も含めての問題です。

 

 

 

 

 

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2013年4月30日 (火)

「猿・亀 合戦」 ?  柿かバナナか フィリピンの民話

こんな絵本があるらしいんです。
http://flipreads.com/si-pagong-at-si-matsing

英語版はこちら:
http://www.kapitbisig.com/philippines/the-monkey-and-the-tortoise-a-tagalog-tale-the-monkey-and-the-tortoise-ang-buhay-ni-matsing-at-ni-pagong-as-told-in-english-and-illustrated-by-jose-rizal-bilingual-english-tagalog-version-with-sketches_1117.html
ホセ・リサールによるイラスト・・・って本当なんでしょうか。

Si Pagong at Si Matsing (カメとサル)というタイトルなんです。

Cinematheque_7_2013419_b

それで、この民話をアニメ映画で見たんです。
例によって、バギオ・シネマテックで タダで見せてもらったんです。
Urdujaというアニメ映画を観に行ったら、待ち時間に、
「これは短いアニメだから、待っている間にみせてあげるよ・・」
って、映画館のスタッフが気軽に見せてくれたんです。

youtubeにもありました:
http://www.youtube.com/watch?v=FC96ce2g3kY
ちょっと最後の部分が分かりにくいですね。

こちらのサイトには、ホセ・リサールが書いたという英語バージョンが:
http://joserizal.info/kids/tortoise-n-monkey.htm

別の英語バージョンもどうぞ:

http://www.philsites.net/folklore/stories/fable2.html

これは、ほとんど 日本の「さる・かに合戦」と同じようなストーリーだ
と思いませんか。
忘れたかたは、こちらの動画で 思い出しましょう:

http://www.dailymotion.com/video/xkt8nh_mnmb-yyyyyy_creation

日本のは 柿ですが、フィリピンはさすがに バナナ

日本は、猿の横暴に対して、蜂、栗、糞、臼が協力して、猿を懲らしめて
山から追い出す。

フィリピンは、猿の横暴に対して、カメが一人で報復をするんですが、
その後又展開があって、猿に「どっちの死に方を選ぶか?」と聞かれて
カメは「海は怖い」答えて猿をだまし、海の中から猿を笑うという
結末のようです。

どっちにしても、智慧を使って悪い奴を懲らしめる物語ですね。

日本はチームワーク、フィリピンは単独で・・・・ですけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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フィリピンへ中国の海賊、倭寇? 中国軍を撃破? パンガシナン州の昔話・伝説がアニメ映画「Urduja姫」に

Urduja - フィリピン初の本格的アニメ映画は素晴らしい 

A001

私は最近ちょくちょく映画を観に行っているんです。
バギオの大統領府が直轄しているというバギオ・シネマテック
映画館なんです。
ほとんどの場合、入場料は無料。
この小さな映画館では、フィリピンの映画はもとより、世界中の
秀作を楽しむことができます。
もちろん日本映画も、毎年7月の日比友好月間の出し物として
国際交流基金が日本映画祭を主催しています。

そのバギオ・シネマテックで、フィリピン・アニメ映画祭
あって、先日 Urduja(ウルドゥハ姫)という本格的なアニメを観ました。

インターネットで検索してみると以下のような解説がありました。
http://www.ourawesomeplanet.com/awesome/2008/06/princess-urduja.html

こちらもどうぞ、

http://en.academic.ru/dic.nsf/enwiki/9653492

要点だけを翻訳します:

Urduja姫は フィリピンで初めての本格的デジタル及び伝統的
アニメ映画である。

この作品は、フィリピン・パンガシナン州のTaliwisiの土地に
おける勇ましい王女のフィクション物語である。

Urduja姫と中国の海賊のラブ・ストーリーを展開しながら、
フィリピンの部族の生活や古代の伝統なども思い起こさせる。

・・・以上のようなことが書いてあるんです。

さて、この映画を映画館に観に行った時は、たまたま観客は
私一人でして、映画はタガログ語、英語の字幕はなし

そこで、映画館のスタッフが、いろいろとポイントだけを
解説してくれました。

間違っているかも知れませんが、フィリピンのルソン島の
昔の歴史をちょっとだけでも垣間見るために、映画のストーリー
に沿ってご案内します。

YOUTUBEにも、予告編がありましたので、ちょっとだけどうぞ:
http://www.youtube.com/watch?v=dtAtPbLs5rE

まるでアメリカのディズニー映画みたいなアニメ映画です。 

 

A020

この物語は、フィリピンはパンガシナン州の昔話を元に作られたそうです。

パンガシナン州のTaliwisiという村だとされています。

A021

その村には、王様とその娘 ウルドゥハ姫がおりました。

A037_3

このお姫様は、大変勇敢な武人でもあって、ターザンみたいだったんですね。(笑)

A057

この村は、海の近くの村なんですけど、山の部族との間で、ちょくちょく争いごとがあったんです。

A070

映画館のスタッフの話では、山で採れる金が 争いの元なんだそうです。

映画はタガログ語だし、英語字幕もないので、私には分らなかったんですけど・・・

A032

そういう村へ、一隻の海賊船がやってきます。

船長は中国人の海賊のようです。

A031

そして、その船長の友達が、この日本人のサムライなんですねえ。

海賊船に乗っているんだから、もしかして倭寇ってことなんでしょうか。

中国、フィリピン、そして倭寇の関係については、こちらのサイトでその歴史を見ることができます。

http://gold.natsu.gs/WG/ST/248/st248.html

「1574年: コンキスタドール vs. 倭寇
15~16世紀にかけて、中国明王朝の沿岸は「倭寇」と呼ばれる海賊が荒らしまわっていた。」

「倭寇の「倭」は日本を意味するものの、海賊は日本人、中国人、朝鮮人、シャム人らによるもので、中でも林鳳(Li Ma Hong)は16世紀でもっとも有名な倭寇のひとりである。1572年に6隻の船から海賊を始めた林鳳は、2年後には200隻と10,000人の軍勢を率いていた。」

この歴史上の人物は、Li Ma Hong とありますが、このアニメ映画の中での海賊の親分の名前は Limhang という名前です。

又、同じサイトに、「林鳳の日本人副将シオコ(Sioco)が上陸した。」とありますので、このアニメ映画に出てくる日本人DAISUKEは、このシオコがモデルなんじゃないかと思います。

しかし、なぜ その名前がシオコなんでしょうね ?

又、このシオコについては、キャプテン・シオコとして、"Basques in The Philippines" という小説の中にも出て来ています。

http://books.google.com.ph/books?id=xXpiujH2uOwC&pg=PA33&lpg=PA33&dq=sioco&source=bl&ots=vcjy1pKdZr&sig=eC8xDqiE_ZCLDP7qFAHwD0NZ7kQ&hl=en&sa=X&ei=JDeBUb_QNoayrAeL7YDIDQ&ved=0CIYBEOgBMA4#v=onepage&q=sioco&f=false

 

いずれにせよ、15~16世紀ころには 倭寇などの海賊が出没していたようですね。

A045

その海賊船が このパンガシナンの村にやってくるんですが、一方で、この海賊を追いかけるようなかっこうで、中国の将軍が乗った船もやってくるんです。

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このアニメの中では、この中国軍は悪役で、中国・日本の倭寇のような海賊は、味方みたいな扱いになっているのが 微妙です。

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そして、その軍船の中には、なぜか相撲の絵柄の壺が・・・

海賊船から奪った壺みたいでしたけど・・・

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村では、山の民との争いで、その海賊が味方をしてくれたんで、海賊に対しては好意的なんですね。

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さて、倭寇のような日本人ですけど、 DAISUKE(大輔)っていう名前みたいです。

この映像、分りますか。 竹がたくさん切られているんですね。

はい、そうです。

エイッ、ヤアッっと刀を振り回したあとに、ちょっと時間をおいて、竹がパラパラパラっと倒れていくという みごとな刀さばきなんですねえ。

カッコエ~~!!

A096_2

そして、野心をいだく将軍ひきいる中国軍が・・・・

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そして、その村に 攻め込みます ・・・・・

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大砲なんかで、ドカンドカンとやられっちゃうんです・・・・・けど・・・

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こんどは、海の民と山の民が結束して、中国軍に立ち向かう・・・

A113

そして、めでたく、山の民の応援と、海賊たちの応援もあって、撃退するって話です。

ちなみに、この山の民ですけど、実際の歴史の中で、ルソン島北部の山岳民族は、スペイン時代にもその支配下には入らず、自治を守ったとされています。

それに、金が採れるってことで、中国などとの交易もやっていたという話です。

A011

めでたし、めでたし・・・・

 

この民話、昔話に関しては、こちらでもっと詳しい議論があるようです。 興味がある方はどうぞ:

http://www.skyscrapercity.com/showpost.php?p=22119633&postcount=1077

The point is that people were talking about Urduja, and now they can still talk about her. The discussion need not begin and end with her history. Children and adults alike are going to be surprised by this version, terrifically post-modern as it instigates more question than the “originals” could ever have created. In the animation, Urduja meets up with characters coming from different epochs—imagined, constructed or otherwise—in our history. A man named Lim Hang is an amiable person falling in love with Urduja. Are we seeing here a deconstruction of Limahong, that much feared pirate who pillaged the northern parts of Luzon in the late 1500s. He tried to attack Manila, historians state, but was driven back to what is now Pangasinan. He stayed there supposedly and set up settlements. And yet, the animation does not say Lim Hang is Limahong.

Cinematheque_7_2013419

こんなサイトもありました:

フィリピンのアマゾネス、Urdaja姫

http://www.urduja.com/princess.html

Princess Urduja ancient accounts say, was a 14th century woman ruler of         the dynastic Kingdom of Tawalisi in Pangasinan, a vast area lying by the         shores of the Lingayen Gulf and the China Sea. Pangasinan was an important         kingdom then, and the sovereign was equal to the King of China. Known         far and wide, Princess Urduja was famous for leading a retinue of woman         warriors who were skilled fighters and equestrians. They developed a high         art of warfare to preserve their political state. "These womenfolk         took to the battlefields because the male population was depleted by the         series of wars which came with the rise and prominence of the Shri-Visayan         Empire in the sixth to the 13th centuries," the accounts said. Strong         and masculine physique, they were called kinalakian or Amazons.

 

 

 

 

 

 

 

 

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