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2014年2月11日 (火)

フィリピンの歴史教科書から学ぶ 03 竹から生まれた桃太郎??

 

HISTORY OF THE REPUBLIC OF THE PHILIPPINES

WRITTEN BY GREGORIO F. ZAIDE

フィリピンで極一般的に使われている歴史教科書を 元大学教授で

歴史の教鞭をとっていたRolando氏に教えていただきながら、雑談をして

いきます・・

 

 

 2 ORIGIN OF THE FILIPINOS 第二章 フィリピン人の起源

 

P31

 

― 神話と伝説

  フィリピンの起源についてはあ、二つの民話がある.

 

― 空と海の喧嘩の続き

  空と海の戦争が終わって、鳥は岸に飛んだ.

  鳥は羽を休めるために竹に降り立った.

  そして、竹をつついたところ、竹は縦に割れてしまった.

  最初の節から男が現れ、二つ目の節からは女が出てきた.

  男はララキと名付けられ、この世の最初の男となり、

  女はババエと呼ばれ、最初の女となった.

  二人は結婚し、多くの子供たちが生まれた.

  (ちなみに、タガログ語で、Lalakeは男、Babaeは女です)

 

 

上記の伝説がこのサイトにもありますが、教科書に書いてあるものとは少し違いがあります・・・・

http://www.read-legends-and-myths.com/philippines-creation.html

 

=== この民話は、竹取物語の原型でしょうかね?

    アダムとイヴも連想できるし、いつごろからの民話なん

    でしょうか..

 

 

 

― もうひとつの民話

  昔々、大昔、地上には人はいなかった.

  ある日、神々が地上を歩き回り、ちょっと寂しいなとお思いになった.

  神々は、人間を創って平原や丘陵に人々を住まわせようと決められた.

  神々は、粘土がたくさんある川岸に留まった.

  粘土で男と女の形を作り、慎重に焼きました.

  経験が足りなかったので、粘土を長く焼き過ぎて、黒くなって

  しまいました. 

 

  その作品の満足できず、もう一組を作り、火にかけました.

  一回目に失敗していたので、慎重になり過ぎて、うまく焼ける

  前に火から出してしまいました.

  今度は、焼きが足りずに白っぽくなってしまい、残念がりました.

 

  三回目、神々は、2回の失敗にもめげず、もう一組を作り、

  火に掛けました. 今度こそは、失敗せずに、完璧に焼けました.

  神々は、焼いた人形すべてに息を吹き込みました.

  焼き過ぎた人形は、黒色人種となりました. そして、焼きが足り

  なかった人形は白色人種に、完璧だったのは褐色人種になりました.

  こういうわけで、フィリピン人は神々の完璧な作品になったのです.

 

 

=== この著者、グレゴリオ・ザイデ氏は、この民話の方が

    もっと面白くて、フィリピン人の人種的優越性が

    出ていると言っているんですが、今の時代にはいささか

    問題発言でしょうかね?

    実際のところ、フィリピンの大学には、多くの留学生

    が来ていますからねえ、アフリカなどからも・・・

 

    しかし、日本人的には、どう考えても、これは歴史教科書の

    題材としてはねえ・・・

 

    アダムとイヴを無視できないキリスト教国としては、

    科学的進化論だけで書くわけにもいかないから、

    枠を広くして、民族の神話、民話も視野に入れないと

    バランスがとれないってことなんでしょうか?

 

 

こちらのサイトには、フィリピンの神話などがいくつか掲載されています.

http://www.pitt.edu/~dash/creation-phil.html

 

== シリーズ 04 に続く ==

 

 

 

 

 

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