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2014年2月20日 (木)

フィリピンの歴史教科書から学ぶ 04 までのレッスン 第一回目の授業

 

HISTORY OF THE REPUBLIC OF THE PHILIPPINES

WRITTEN BY GREGORIO F. ZAIDE

フィリピンで極一般的に使われている歴史教科書を 元大学教授で

歴史の教鞭をとっていたRolando氏に教えていただきながら、雑談をして

いきます・・

 

 

2014年2月18日、大学で歴史を教えていた元教授との

第一回目の会話の授業・・・やりました・・

 

2時間、休憩するのももったいなく、みっちり教えていただき、なかなか面白い.

 

今日は04までの内容について、私からの疑問に答えて、教えてもらう

スタイルでの授業でした.

 

その中から、面白い所だけをピックアップして皆さんにもおすそ分け:

 

― フィリピン諸島で一番古いとされた人類は TABON MAN と呼ばれ 

  パラワン島で発見されたが、これは 北京原人と近いのではないかと

  言われているが証拠はない.

 TABON原人についてはこちら:

 http://en.wikipedia.org/wiki/Tabon_Man

  北京原人はこちら:

 http://kotobank.jp/word/%E5%8C%97%E4%BA%AC%E5%8E%9F%E4%BA%BA

 

 Rolando教授の説明では、北京原人30万年前~20万年前ぐらいの話

  になるだろうとのこと.

 

  その後見つかったのが 次の二つ:

 CALLAO MAN  カガヤンで見つかった

 http://en.wikipedia.org/wiki/Callao_Man

     カラオ洞窟の昔話

 http://www5.ocn.ne.jp/~f-frank/myth13.pdf

 

 ARGONO PETROGLYCIS  リサール州で見つかった

     (こちらのサイトは壁画のことみたいですが・・・)

 http://en.wikipedia.org/wiki/Angono_Petroglyphs

 http://www.nationalmuseum.gov.ph/nationalmuseumbeta/ASBMD/Angono.html

 

  このふたつは 紀元前67,000ごろと考えられている.

 

  こちらのサイトにまとめたものがありました:

  内容は若干異なりますが・・・・

 http://ph.access-a.net/access/history.html

 

  カラオ人、タボン人の順になっています:

http://en.wikipedia.org/wiki/Prehistory_of_the_Philippines

(このあたりの年代は 食い違いがありあすが、ご容赦を・・・)

 

 

― Wilhelm Solheim が3つの理論を説明している

 http://en.wikipedia.org/wiki/Wilhelm_Solheim

 Inland Origin 理論 (フィリピンの7,107島の内部での交流)

     オーストロネシア理論

     マライーポリネシアン言語

        言語的にフィリピンの4つの先住民の言葉は同じ.

 

― フィリピンで発見された高級な磁器類は、

  中国 - インド - フィリピンの経路で入ったと思われる.

   (シルクロードを通って・・・)

  フィリピンには今でも磁器をつくる技術はない・・・

  鉄をつくる会社もない・・・

 

― 一方で、中国大陸との直接の交流はほとんどなく、

  あったのは台湾との関係である. (タイパンと呼んでいた)

 

― フィリピンでの考古学が進まないのは多くは財政的な

  理由による・・・ 設備も研究費もない・・・

 

― 聖書と進化論の受け止め方はどうか・・・

  キリスト教は 300,000年前にアダムとイヴが生まれたとされ、

  科学では 450万年前地球が出来たことになっているので

  そこがそもそも一致しないのだが、

  神様が宇宙を作った 神の尺度の1日をどう考えるかの問題である.

  フィリピン人は、ノアの末裔だと考える.

  いろんな説があるが、フィリピン人は結局宗教的起源に戻る.

 

― フィリピン人は 殆どが、フィリピンの歴史はマゼランから

  始まったと思っている.

  先史時代のことを知っている者は ほどんどいない.

 

ー  進化論を取る場合の問題は、「ミッシング・リンク」があることだ

   とされている.  現在の人類へ至る繋がりが途中で欠けていること.

   関連サイトはこちら:

   http://matome.naver.jp/odai/2133795356252519301

 

― フィリピンの有名な国造り神話は、ほとんどがスペイン時代に 

  マニラで作られて フィリピン全土に広まっていった.

  もちろん、各地にそれぞれの民話はある.

 

― ムー大陸は、氷河に覆われた太平洋の大陸が沈んだとされている.

  ただし、有力な説は、スンダランドの説である.

 

― 教科書に、年表、写真、挿絵などがないのは

  はっきりした証拠がないことと同時に、財政的な要因がある.

 

― フィリピンの先住民のグループは 60~70ぐらいある.

 

― パッジャオ(パジャウ)と呼ばれるミンダナオの先住民は

  バギオでも街頭で物乞いをしているのが見られる・・・

  ミンダナオの土地を 政府からもらった人たちが、その土地を

  売り払い、バギオでDVDを売っているという話もある.

   そこには キリスト教徒とイスラム教徒の微妙な関係も影をおとして

   いる様子です.

    http://www.geocities.jp/like_acoconut/hyoukaiminnnew1.html

    http://www.malaysia-borneo.com/people/info/p3.html

 

― 東南アジアの民族は元々ひとつであるという考えは、

  マライヨ・ポリネシアンという民族というものに基づく.

 

― 中核的人口理論というのは、

  コアになる集団の人口が増えて、それが各地に分散したということ.

 

― フィリピンにも日本と同じような 教科書の検定制度はある.

  しかし、問題は 教科書を作る人と それをチェックする人が

  同じだということである・・・大御所の存在.

 

― ROLANDO教授は、この教科書の著者であるZAIDE氏とも

  フィリピン大学ディリマン校で話をしたことがあるとのこと.

  フィリピンの歴史教科書は 今後もどんどん証拠に基づいた

  訂正をしていかなくてはならない・・・

 

=== 私が今読んでいるのは 第二版なんですが、

    なんと、今一番新しいのは第六版だとの情報が・・・

    一週間前に買ったばかりなのに・・どういうこと!!  

 

 

 

 

 

 

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