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2014年3月 8日 (土)

フィリピンの歴史教科書から学ぶ 16 古代からの村、家、食べ物、酒

 

HISTORY OF THE REPUBLIC OF THE PHILIPPINES

WRITTEN BY GREGORIO F. ZAIDE

フィリピンで極一般的に使われている歴史教科書を 元大学教授で

歴史の教鞭をとっていたRolando氏に教えていただきながら、雑談をして

いきます・・

 

p62

 

 OUR  EARLY ANCESTORS  

第四章 我らの初期の祖先

 

 

― 白人がアジア世界にやってくる前の時代には、

  我らフィリピン人の祖先たちは、自身の文化や生活スタイルを

  持っていた. 

  それは、独自の慣習、社会、政府及び法律、著述及び言語、

  文学、音楽、宗教、迷信の信仰、経済や芸術や科学を含むもの

  であった.

 

 

― バランガイ

  最初のスペイン人たちが16世紀にやってきた時、

  彼らは初期のフィリピン人が独自の文化を持ち、バランガイと

  呼ばれる良く組織された独立した村に住んでいるのを見て

  驚いた.

  バランガイBarangayという名前の元来の意味は、Balangay

  いうマレーの言葉で、「帆船」のことである.

 

  バランガイは自立した共同体であり、datu首長によって率いられて

  いた. 通常は 30~100家族で構成されていた.

  大きいバランガイもあり、ひとつのバランガイで2,000人

  以上が居た.  その例は、Sugbu(セブ)、Maynilad(マニラ)、

 Bigan(ビガン)そしてMaktan(マクタン)などである.

 

 

― 家屋と居住施設

  家は木と竹で作られ、屋根はニッパヤシの葉で葺かれ、

 Bahay kubo (バハイ・クボ=ニッパ・ハット)と呼ばれていた.

  それぞれの家は、竹の梯子があって、夜あるいは家族がいない時

  には引き上げることができた.

  また、Batalanと呼ばれるギャラリー(ベランダ)があって、

  そこには大きな水差しが置いてあり、水浴びや洗濯ができるように

  なっていた.

  家の下には、米、薪、動物(犬、猫や鶏)が飼われていた.

 

  祖先のあるものは、敵からさらに安全な、木の上に作られた

  ツリー・ハウスに住むものもいた. Bagobos やKalinga族は

  今でもそのような家に住んでいる.

 

  スールー海のBadjaos(海のジプシー)は、古代の先祖たちと

  同じように、今でも舟の家に住んでいる.

 

 

=== Kalinga(カリンガ)族はバギオから北へ行った山岳地帯の

    カリンガ州の人たちですからよく知っていますが、

 Bagobos(バゴボ)族については知りませんでした・・

    こちらでどうぞ、ミンダナオ島ダバオの近くにある

    アポ山周辺の山岳民族のようです・・

 http://blogs.yahoo.co.jp/mahmah85hot/7871301.html

 

    パジャウ族については、こちらに記事がありました

 http://www.asahi.com/english/weekly/1023/01.html

 

 

 

― 食べ物と飲み物

 

  初期のフィリピン人の主食は米であった.

  米の他に、カラバオ(水牛)の肉、豚肉、鶏肉、ウミガメ、魚、

  バナナやその他の果物、そして野菜などがあった.

 

  カラバオについてはこちら・・・

 http://kotobank.jp/word/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%90%E3%82%AA

 

  調理は陶器の壺や竹筒で行われた.

  食べる時は、バナナの皮を皿として使い、指を使って食べた.

  ココナッツの殻は飲み物のカップとして使われた.

 

  最も有名なワインはTubaであり、これは ココナツのsportsから

  取られる. (sportsとは何か?)

  初期のスペイン人歴史家であったAntonio de Morga博士によれば、

  それは「水のように透明なワインであるが、強くてドライ」である

  としている.  その他のワインは、砂糖黍から醸造するイロカノの

  ワインであるBASI(バシ)、米から作られるビサヤ・ワインの

 PANGASI(パンガシ)、ココナツヤシから作られるタガログ・ワイン

  のlambanog(ランバノグ)、そして、米から作られるイゴロット・

  ワインである tapuy(タプイ)がある.

 

=== 私がバギオで飲んだことがあるのは、

    イロカノのバシと イゴロットのタプイだけですね.

    バシはかなり強烈でしたが、タプイは甘い米のお酒で、

    どぶろくみたいなものですが、元々は、各家庭で

    お祭りなどの為に日常的に作っていたのだそうです.

    バギオのあちこちのお店でお土産として売っていますが、

    品質管理はなかなか難しいみたいで、

    買うタイミングで味が違ったりします・・・

    バギオで有名なカフェである Café by the Ruinsなどでも

    飲むことができます.

 

 

 

=== シリーズ17へ続く ===

 

 

 

 

 

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