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2014年3月15日 (土)

フィリピンの歴史教科書から学ぶ 24 : 1カバンって何リットル? 1年は13ヶ月

 

HISTORY OF THE REPUBLIC OF THE PHILIPPINES

WRITTEN BY GREGORIO F. ZAIDE

フィリピンで極一般的に使われている歴史教科書を 元大学教授で

歴史の教鞭をとっていたRolando氏に教えていただきながら、雑談をして

います・・

 

 

 OUR  EARLY ANCESTORS  第四章 我らの初期の祖先

 

 

p72

 

― 芸術

 

スペイン時代以前のフィリピンの建築は、住居の bahay kuboスタイルに

表れている.  それは、涼しく、居心地が良く、そして、熱帯気候に

適したものである.  海軍の建築においては、古代フィリピン人は

秀でていた; 彼らは、一人乗りのbankaと呼ばれるカヌーから、

Karakaocaracao)と呼ばれる230人乗りの戦闘用ボートまで、

様々な船を建造した. 

 

古代の絵画は、刺青であった. 人の身体をキャンバスとして使った

技能のある刺青師は、筆の代わりに短刀の先を、絵の具は黒いススと

植物の樹液を使い、人体に豪華なデザインを描いた.

それは、太陽、月、星、花、動物そして幾何学的図形を表していた.

=== 刺青を、本物かどうかは別として、バギオでもよく見かけるん

     ですが、日本のようなネガティブなイメージはあまりなさそう

     ですね・・・・・  バギオの観光スポットでも、山岳民族のお婆ちゃん

     たちが、伝統の刺青をしていますし、若い人たちもあまり

     抵抗感はなさそうです・・・

     この前のバギオ・フラワー・フェスティバルの出店でもTATOOの

     看板が出てましたしね・・・

     ちょっと前に、日本の銭湯で、刺青をした海外からのお客さんを

     締めだしたってんで 新聞ネタになっていましたね・・

     世界の感覚でいえば、先住民の伝統だというのが標準的な

     感覚なんでしょうね・・・・

     たまたま、日本はヤクザがやっているもんで、世界の標準から

     外れた異常な拒否感を持ってしまったということでしょうか・・・ 

 

 

 

彫刻は、部族の彫師によって、石、木、そして金のanito(精霊)の像に

表現された.  武器や刀の取っ手は通常風変りな彫り方で、原始彫刻

アートを表していた.  土器の壺や甕は、美しいデザインで、技巧的

であった. 

 

 

― 科学

 

医学知識は魔術と結びついていたが、古代のフィリピン人は薬の

知識もいくらか持ち合わせていた. 多くの薬草に治療効果がある

ことを知っていた.  植物を扱う者は、毒の使い方の熟練者であった.

 

数学も知っていた. スペインによる征服以前から、彼らは

1億(bahala)まで数えることが出来たし、加減乗除も出来た.

数値についての、母語での用語もあった. 例えば、isa(いち)、

Puo(十)、daan(百)、libo(千)、yuta(十万)、angao(百万)、

Kati(千万)、そしてbahala(億)である.

 

 

― 度量衡

 

独自の度量衡もあった. 重さを計るには、天秤のバランスで計る

Talaroを使った. 

容量を量るには、kaban(25gantas)、salop(1ganta)、

Kaguitna(1/2ganta)そして、gatang(1chupa)である.

 

=== 容量の単位がここを読むだけでは感覚が分からないんですが、

    こちらに説明のサイトがありました.

    これを読むと、

 

chupa = 1ganta

25ganta = 1 cavan (kaban?)

litro = 4chupa

cavan = ジュート袋の大きさ

(別のサイトに: カバン(cavan)は元来穀物・豆類の容量単位で,

 1カバンは 75リットル. ある.・・・とあります

 しかし、他のサイトには; カバン(cavan)はフィリピン独自の

 計量単位で 1 カバンは籾米 50 kg である.・・・と重量になってます)

 

だだ、このサイトは、スペイン時代と書いてあるので、もしかしたら

異なる量かもしれません・・・・

http://avrotor.blogspot.com/2013/02/how-accurate-are-folk-measurements.html

 

The system consists of the following units, systematically patterned as follows:

 

•cavan

•ganta (or salop)

•litro

•chupa.

•gantilla

There are six chupa in a ganta, twenty-five ganta to make a cavan.

There is also litro, equivalent to four chupa, and gantilla, eight of which is equivalent to one ganta. Except for the cavan which is made of jute sack, these measuring tools is made of wood having the same dimension on all sides and bottom.

 

 

こちらのサイトには、このフィリピン独自の度量衡は

明確ではないという趣旨のことが書いてあります・・・

http://blogs.yahoo.co.jp/dilim83/20630241.html

 

「※NFAの米袋がよくテレビに出てくるが、大きいものは50kg入り

である。salopについて2つの比英辞書を確認した限りでは3ℓ、2kg

相当とされているが、その他に確認できる資料があまりない。

国際単位の導入によって廃れたのか、日本の尺貫法にあたるフィリピン

の独自のかつての度量衡については情報が整理されていないようである。」

 

 

==== 結局 現在の度量衡に換算できるのかどうかが

     分からないままなんですが・・・

          うちの大家のお婆ちゃんが、ターラック州の農園で

     お米を作らせていて、今年はXXカバンとれたとか

     言っていましたから、今度聞いてみようかな?

 

 

 

さっそく、大家さんに聞いてみたんですが・・・・

1袋=1カバン=(米)50キログラムということになっているが、

時々 それが45キロになっていたり、40キロになっていることが

あるそうです.

又、収穫したばかりのもみ殻がついたもので1カバンという場合も

あり、脱穀して白米になったところで1カバンということもありで、

元々は袋の大きさで容量を表すはずの単位が、実際には、正確を

期すために重量を表すものに変化しているようです.

ただし、1カバン=50キロだよと念を押しているとか・・・・

 

 

p73

 

― カレンダー

 

イフガオ族は、今でも、先祖の暦を使っています.

イフガオの暦は、1年が13か月で、1ヶ月は28日になっています.

イフガオは部族のカレンダー記録係りがいて、tumunohと呼ばれて

いますが、1年13ヶ月を表す13本の紐があるのです.

1日の終わりに、彼はその紐をひとつ結んで結び目をつくり、

1日が経ったことを示すのです.  そして、1本の紐に28の

結び目をつくり、1ヶ月を記録します. 

イフガオのカレンダーは、1年間が364日なのですが、うるう年には

もう1日が13か月目に足されて365日になります.

 

 

=== この暦はどこから来たんでしょうね?

    うるう年の調整も入っていますからね・・・・

 

 

 

=== シリーズ25へ続く ===

 

 

 

 

 

 

 

 

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