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2014年6月28日 (土)

「日本人の脳」 角田忠信著- 18 日本人は動物を隣人として見ている

角田忠信著「日本人の脳」を読みながら、自分の脳の中を整理しています・・

 

 

「日本人の文化の窓枠と創造活動」

 

p361

他の文化圏を観察し、自然を認識する窓枠は日本人である限り、

日本的窓枠から抜け出て西欧の窓枠に組み替えることはでき難い

のではなかろうか?

そしてこのような借りものの窓枠で自然認識を続ける限り、日本人の

頭脳で考えた日本的独創というものは決して生まれてこないのでは

なかろうか?

 

鎖国し易い地理的条件を持つ日本が、その長い鎖国の間に熟成した

特異な文化は主として日本人の美意識に根差すもので、決して

自然科学に志向する形には創造活動が進められなかったことは、

日本人のもつ、自然認識の窓枠を理解する上で重要なことであろう.

 

=== 前にも書いてあったように、日本語の脳は、

    西欧語ならば右脳で処理する自然を言語脳である左脳で

    処理してしまうため、客観的な見方ができないとあった

    わけなので、西欧語型の脳とは異なる枠組みでしか

    自然を対象にできないってことでしょうか・・・

 

    もしかしたら、日本人が日本には八百万の神がいると

    感じてきたのも、自然の音が右脳ではなく言語脳である左脳で

    処理されるために、自然の中に何らかの言霊のような

    もの、意味あるものを感じてきたからでしょうか.

 

 

p362

母音のウエイトの大きい言語であるという特徴が情動の働きを 

主として左の言語脳に偏らせ、これが日本に独特の母音文化とも

いうべきものを発達させてきた.

 

実験で得た西欧人の自然音認知のパターンからすると、理性と、

自己の感性をも含めた自然との対立という文化の窓枠が彼らの

自然観の根底をなしているといえよう.

 

=== つまり、西欧語型の人間は、「自己の感性をも含めた自然」

    を客体化してそれを左脳で見ることができるから、

    自然を人間とは対立するものとして捕えることができ、

    一神教も生まれたのだと繋がるのでしょうかね?

    人間以外は 神様が人間の為に創ってくれたという話も

    これに通ずるのでしょうか・・・

 

日本人の自然音認知のパターンでは、自然を客体としてみなさないで、

理性と感性と自然とも合体させて、人間みずからを自然の一部として

考え、自然との共存・調和を計るという、心と「もの」との対立と

して窓枠が捉えられる.

 

p363

このように対象とみずからを一本化することによって、西欧的窓枠

の真髄でる科学的という概念とは違った、明らかな科学的発見を

なしとげているのである. また日本人は、動物をいわば人間の

隣人としてあつかっていたがゆえに、進化論は明治の日本人には 

すぐに理解されたといわれる・・・

 

=== ここで例として挙げられているのは大分県の高崎山の

    猿の研究なんですが、猿の心の深層にまでメスをいれた

    研究であったそうです.

 

    進化論については、日本人には当たり前の常識になって

    いますが、キリスト教などでは進化論を認めていない

    宗派もあるやに聞きますね・・・自然科学を発展させて

    きた西欧人の間でそういう考えがあるというのが

    不思議でなりませんが・・・

 

p364

 

ハイゼンベルクは・・

日本からもたらされた理論物理学への大きな貢献は、

極東の伝統における哲学的思想と量子論の哲学的実体の間に、

なんらかの関係があることを示しているのではあるまいか・・・

 

量子力学の領域の日本人の創造活動が、実は西欧的窓枠からは

異質な発想に基づくという評論は興味深い・・・

 

=== 最近の最先端の科学の中では、一神教的、西欧型の

    自然科学の理論が、行き詰まりを見せている分野も

    あるような話を本で読んだ記憶がありますが・・・

    そういうことを言っているんですかね?

 

・・・岡潔氏の数学は情緒であるという指摘・・・

数学のノーベル賞といわれるフィールズ賞を受賞した広中平祐氏の

「アイマイな予感の中で新しいアイデアを考える仕事は、

東洋に向いている」という情緒を重視する考え方・・・

 

 

=== このことがどういうことを言っているのか、

    ど素人には全く理解を超えています・・・

    岡潔さんや、広中平祐さんが書いたものでも読んでみないと

    いけませんね・・・(さあ、大変だ・・笑)

 

    おおおおお、驚きました・・・こんなサイトがありました・・

    「「一滴の涙」 岡潔著

      【3】 情緒とは何か

    「http://www.okakiyoshi-ken.jp/oka-itteki03.html

 

    「http://mba.kobe-u.ac.jp/eureka/2004/040126/square/mizutani.htm

 

     広中平祐博士へのインタビュー    「http://slashdot.jp/journal/564625/%E5%BA%83%E4%B8%AD%E5%B9%B3%E7%A5%90%E5%8D%9A%E5%A3%AB%E3%81%B8%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC

 

 

=== その19へ続く ===

 

 

 

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