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2014年6月26日 (木)

「日本人の脳」角田忠信著- 15  ポリネシア人は日本語型の仲間です

 

 

角田忠信著「日本人の脳」を読みながら、自分の脳の中を整理しています・・

 

 

音楽関係のところをどど~~んと飛ばして読んでいたんですが、

ちょっと面白いところがあったので、つまみ読み・・・

 

p157

 

「音楽の和洋折衷は可能か」

 

角田 「・・・日本楽器と西洋楽器とまぜあわせる・・・違和感が・・」

 

小泉 「あります. それは一度もうまくいった試しがないのです.

例えばバイオリンとかピアノを伴奏にしながら琴や尺八を演奏している

グループがあります. その場合に普通だと全然うまく行かないのですが、

たった一つのグループだけ割合にしっくり行っているのがあるのです.

・・・尺八も琴も本来の独特の特徴を失い、また技法を止めちゃって

ピアノに合うように従属させているのです・・・」

 

角田 「ただおもしろいのは西洋楽器の音を使いましても演奏法を

変えてやると日本の音になるのですね」

 

小泉 「ええ、なりますね. 近い音を出すことはできます・・」

 

   「・・西洋の現代作曲家が、尺八とかの技法をそのまま

フルートやオーボエに使っています」

 

=== 前回YOUTUBEで聴いてみたAKI & KUNIKOの演奏は

    どうなんでしょうね?

    意識して聞くと、ギターの方が琴の音に寄り添っている

    ような気もしますが・・・

 

 

 

角田 「・・・西欧人にとってはノン・バーバルとしてなのでしょうね.

聞き方が違うのではないかと思う. ・・日本人にとってはまさに

違和感そのものだが、西洋人にとっては・・」

 

角田 「・・音楽としてか雑音として聞くかどうかはわかりませんが.

「スキャット」みたいにハミングだけの音楽でも、われわれはそれを

言葉として聞いていますが、西洋人はそれを楽器のように聞くこと

が可能ですからね」

 

=== これでしょうかね・・・ギターが打楽器のような音に

    なれば琴とも溶け合うとか・・・分かりませんけど・・

 

 

 

角田 「・・・ドナルド・キーン教授のうけうりなんですが、

日本語は)形容詞が少ないらしい. だから音楽の表現でも、副詞的

にはできるが形容詞的にはなかなかできないのじゃないですか」

 

小泉 「しかし、本来、音ではないようなものも日本人のばあいは

擬声語で表現しちゃいます.

 

角田 「ノン・バーバルの音さえ全部言葉にしますからね

 

 

=== ここでは、日本語について、日本人は犬や猫の声を

    ワンワン、ニャンニャンと定型にはめて表現するが、

    西欧人の場合は、それが無い分、実際の声をなんとか

    忠実に再現しようとするから、創造性があるとか・・・

 

 

=== この後は、「脳内スイッチ機構」についてのいろいろな

    実験の話が続くので、どど~~んと飛ばします・・・

 

    そして、わたしが一番興味のある部分に入ります・・

 

 

「ポリネシア語と日本語の母音認知機構の類似性について」

 

 

p300

 

トンガ語

典型的な日本人型を示し、左脳が言語脳であることが知られた.

・・本人は母音の場合は右耳から、純音では左耳から遅延音が

入った時に非常に邪魔になると述べている.

こおろぎの音、篠笛も左半球優位であった.

 

マオリ族

典型的な日本人型を示した. 

 

東サモア

典型的な日本人型を示した.

 

 

p306

日本語の祖語を求める研究の中でポリネシア語は母音の音韻構造

から日本語との類似性が注目されている.

大野晋氏によるとポリネシア語では母音は aiueoの五つ・・・

 

・・・多少の相違はあるが、あたかも古代日本語の音韻の

特徴を記述しているかの観があるという.

日本語の周囲に、日本語の特徴である r とlの区別がなく

すべて母音で終わることなど含めて、これほど日本語に類似した

音韻上の特徴をもった言語を見出すことは困難であるという.

 

 

p307

このようにしてみると、ポリネシア語と日本語の母音だけから

なる有意語の豊富さにはあらためて驚かされる.

 

 

=== これで安心・・日本人だけが一人ぼっちじゃなかたん

    ですね・・・これが日本語の起源にどう結びつくのか

    分かりませんが、なんかワクワクしますね・・・

 

 

p315

山岸先生に伺った限りでは先天盲の方々の情緒の発達は正常者と 

変わりなく、特に問題となることが少ないとのことであった.

おなじ障害者であっても視覚には異常はないが、聴覚が高度に

障害された「先天ろうあ」の方々では情緒の未発達が問題に

されることが多いのと対照的である.

ヒトの情緒の発達に話言葉のもつ意義の重大さに今更のように

驚かされる.

 

・・・いまから考えてみると我々の社会はろうあ者にも

日本人としての等質の情緒性を求めているのではかなろうか.

 

 

=== ここのところは、詳しくは分かりませんが、

    音が聞こえないと生まれた時から日本語の音が

    聞けないことになってしまうので、「日本語族」

    「日本語教」になれないってことなわけですね.

    そうすると、日本語教に染まっている健常者には

    理解されにくいことになって、情緒不安定になる

    ということでしょうか・・・

 

 

=== その16へ続く ===

 

 

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