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2014年12月 6日 (土)

フィリピンの歴史教科書から学ぶ 50 第19回目の授業(その3) - フィリピンの農業関係の輸出額 ??

HISTORY OF THE REPUBLIC OF THE PHILIPPINES

WRITTEN BY GREGORIO F. ZAIDE

 

 

毎週一回2時間、フィリピンの大学で使われている教科書を読みながら、

政治学・歴史学の元教授とのQ&Aと雑談をしています・・・

 

 

シリーズ50の部分

 

 

先日、歴史の授業の後、こんなことを書きました:

 

フィリピンの歴史教科書から学ぶ 50-51 第19回目の授業(その2) 

- JETROのデータには何故農産物の輸出の63億ドルが入っていないの??

http://baguio.cocolog-nifty.com/nihongo/2014/12/50-51jetro-4b87.html

 

それで、あちこちと検索をしまして・・・発見!

 

 

めちゃくちゃ詳しいフィリピンの輸出品目別のデータがあったんです:

 

http://www.philexport.ph/barterfli-philexport-file-portlet/download/philippines/PH_TRADE_TO_THE_WORLD_FY_2006_TO_2010.pdf

 

残念ながら2013年のJETROの数字と一致するデータがないんですが、

とりあえず、このサイトの2010年の数値を見ていきましょう・・

 

JETROの2013年の数値の合計(フィリピンの輸出額合計)は

51,992(単位100万ドル)=519億ドルです・・

(これは農業関係を含んでいない数値です)

 

一方、上のサイトの2010年の数値の合計輸出額は

51,431,703,405ドル=514億ドルとなっています・・・

(これには農業関係の輸出も含まれています)

 

めちゃくちゃ細かい区分になっている このデータの中から

農業関係と思われるものを拾ってみます:

 

(データの項目・仮合計を黄色で表示しているところを

 見て行きます)

 

・・・しかし、項目がなんで アルファベット順なんだ?

 

農業関係

 

                                                                               

 

 

 

ANIMAL   /PLANT Total 

 
 

506,005

 
 

ANIMAL   ORIGIN Total 

 
 

2,927,921

 
 

BEVERAGES   Total 

 
 

47,245,531

 
 

CARRAGEENAN   Total (海藻?)

 
 

116,004,076

 
 

COCONUT   Total 

 
 

11,574,548

 
 

FLOWER   /PLANT Total 

 
 

2,908,028

 
 

FRESH   FOOD Total 

 
 

426,747,184

 
 

MEDICINAL   PLANTS /SEEDS /FRUITS Total

 
 

327,068

 
 

PET   FOOD /ANIMAL FEEDS Total 

 
 

84,919,457

 
 

PROCESSED   FOOD Total 

 
 

1,012,090,301

 
 

SEEDS   /GRAINS Total 

 
 

5,678,596

 
 

TOBACCO   Total 

 
 

266,766,861

 
 

total

 
 

1,977,695,576

 

 

ということになって、農業関係と思われる項目の合計は19億ドルとなりました・・

しか~~し、最初に書いた数値は 63億ドルでしたから、全く合いませんね・・

 

63億ドルというのが何かといいますと:

http://www.freshplaza.com/article/120096/Philippines-Export-of-agricultural-products-grows-by-25-procent-in-2013

こちらのサイトで、2013年の農業関係の輸出額が6.32ビリオン

つまり63億ドルに達したとあるんですねえ・・・

2010年に19億ドルだったものが、2013年に63億ドルに

なるってのは考えにくいですもんね・・

 

 

 

ちなみに、上記フレッシュ食品の内訳の一部は:

Banana 319,295,589   3億ドル

Pineapple 41,776,576   4千万ドル

 

 

 

水産物関係

MARINE /AQUACULTURE Total 627,817,885

SEAWEEDS Total  38,236,592

 

 

鉱物資源

MINERALS Total 1,950,639,127

PETROLEUM Total 688,626,014

 

 

 

あ~~~あ、と思いつつ、またまた検索したところ、

上記の63億の数値の出所を見つけまして・・・2013年の数値:

http://countrystat.bas.gov.ph/?cont=3

 

 

               
 

Value of total agricultural   exports:

 
 

US$ 6,318 million f.o.b.

 
 

% agriculture in total   exports:      

 
 

12%

 
 

Top agricultural export   commodities:

 
 

coconut oil (15%), banana fresh (14%),

 
 

tuna (11%), pineapple and products (7%)

 

 

これによれば、63億ドルで、輸出全体の12%だとあるんですね・・

そして、その内訳の大きなものは、

ココナツ・オイル 15%、 バナナ 14%、 ツナ 11%、

パイナップルと加工品 7%・・・などとなっています・・

 

何? ツナ??

まぐろもアグリカルチャーなんですか?

 

さて、こちらに ATLASのサイトがありまして、

フィリピンの輸出入のデータがあるんですが・・・

 

Learn More About Trade in The Philippines

http://atlas.media.mit.edu/profile/country/phl/

 

何年のデータでしょうか?

総輸出額が 722億ドル? (JETROの数字は519億ドル)

 

この722億ドルの内、バナナは7番目の品目になっていて

15億ドルで 2.1%と言うことですね・・・

 

上のめちゃくちゃ詳細なデータでは3億ドルでした・・

どうなってんだ!!!

 

もやもやしたままではありますが・・・ギブアップです・・・

 

しかし、少なくとも、JETROのデータには農業関係が含まれておらず、

バナナやパイナップル、ココナッツなどの輸出は輸出全体の

10%前後があること、それに、農業関係の雇用がフィリピン人口の

3割程度はあることが分かりました・・・

(教授の推定である5割というのとはかなり違いますが・・)

 

以上が インターネット検索の限界ですかね?

 

 

 

 

 

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2014年12月 5日 (金)

フィリピンの歴史教科書から学ぶ 53  スペイン国王の王立フィリピン会社は失敗だったけど・・

 

HISTORY OF THE REPUBLIC OF THE PHILIPPINES

WRITTEN BY GREGORIO F. ZAIDE

フィリピンの大学で一般的に使われている歴史教科書を読んでいます・・・

 

8 OUR ECONOMY UNDER SPAIN  第八章 スペインの下のフィリピン経済

 

 

 

p116

「スペインとの直接貿易」

 

早くも1753年に、Jose Cal vo Jesuit 神父、聖職者でエコノミスト、は

フィリピン経済を改善するために、スペインとフィリピンとの直接

貿易を確立するよう、スペイン国王に提案した.

・・・・

 

進歩的なスペイン君主の国王チャールズ三世は、彼らの提案を心に留め、

アカプルコに頼り切っていたフィリピンの商業を解放するため、マニラと

カディスの間での直接貿易を開設するよう1766年に命じた.

その指示によれば、スペインのフリゲート艦((1819 世紀初頭の)木造の

快速帆船)にヨーロッパの物産を積んで、カディス港を毎年出航し、

喜望峰を経由してマニラへ向かい、復路は東洋の物産を積んで、同じ

海路でカディスへ戻ることになっていた.

 

最初のフリゲート艦は・・・・(中略)・・・

1677年8月15日にマニラに到着した・・・

これはヨーロッパから喜望峰を経由して西回りで航海し、マニラ

到着した最初の船であった. 

しかし、不運なことに、マニラの商人たちは、新しい事業に協力的

ではなかった・・・なぜなら、それがガレオン貿易と競合することを

恐れたからであった. 

彼らはフリゲート艦にマニラで冷たいあしらいをし、嘲笑的に

Mal Consejo (Bad-Counsel)という称号を与えた・・

近視眼的なマニラ商人の反対にもかかわらず、毎年の航海は

1784年まで続いた.  マニラとカディス間の直接貿易に使われた

最後のフリゲート艦は Asuncionであった.

それは、インディゴ(青藍)をスペインへもたらした最初のフィリピン

からの船積みとなった.

 

=== Mal Consejo (Bad-Counsel)はどんな意味合いなのか

    分からないんですが、「下手な弁護人」「悪い助言」というのが

    辞書に出ていました・・

    不評だったとは言いながら、100年以上続いたということは

    それなりに商売になったということなのでしょうかね?

 

 

 

p117

「フィリピン王立会社」

 

1785年3月10日の国王令により、スペインの国王チャールズ三世は、

植民地大臣Jose de Galvezを社長として、フィリピン王立会社を創設した.

この会社の目的は以下のようであった: (1)フィリピンのスペイン

との貿易を促進する. (2)フィリピンの農業と産業を支援する.

その定款によれば、会社の資本金は8百万ペソで、3万2千株、一株

250ペソであった. 国王は4千株を持ち; 他はマニラの居住者、

スペインの市民及び銀行、そしてセビリア及びハバナの貿易会社に

売却された. 

 

会社を支援するため、国王は多くの特権を認めた. 例えば、

その全ての船舶にスペイン海軍の旗の使用、政府価格で王室の

兵站庫から資材を購入する権利、すべての出荷について関税の免除、

そして、すべての船舶の東洋の港への航海の権利、などであった.

 

王立フィリピン会社の初期の貿易事業は成功を収めた.

しかし、そのような当初の成功は、1792年以降会社が衰退した

ため短命に終わった.

 

=== 最初は成功していたのに、すぐに悪化したっていうのは

    どういう理由だったのか・・・書いてないなあ・・

    結局 経営者が悪かったってことかな?

 

 

王立フィリピン会社の下落を支えるため、国王チャールズ4世は

1803年7月12日に改定約款を発行して、資本金を1,250万ペソ

に増資し、追加の特権を認めた、それは: (1)外国人に株の保有

または購入を認める. (2)会社の船舶が中国およびその他のアジア

諸国と直接の取引を行い、マニラ港に寄港せずにスペインへ帰港すること

を許可..(3)外国船が東洋の物品をマニラへ持ち込むことを無期限に

認める、などであった.

 

増資や特典の拡大にも関わらず、会社は衰退し続けた. 失敗の原因は:

(1)無能なスペイン人役人による経営、(2)メキシコとの貿易を

優先したマニラ商人の敵愾心、そして(3)アジア市場で需要のあった

ヨーロッパ物産(英国織物、フランス香水、そしてスペインの鰯)

の船積みを無視したこと、であった.

 

 

「王立会社のフィリピンに対する貢献」

 

財政的には失敗したものの、王立フィリピン会社はフィリピン経済に

とっては大きな助けとなった. 第一に、ヨーロッパとフィリピンの

間の商業的関係を開き、初めて マニラとカディス間の自由貿易

先導した. 第二に、会社は、フィリピン経済の開発に必要な

資金を与えた. 例えば、1785年から1790年まで、会社は

様々な農業や産業の事業に16,051,000リアルの金額

投資した.  最後に、植民地の揺籃期の産業を育成した.例えば、

イロコス地方での織物産業、ブラカン地方での藍の生産、ラグナ地方

での木彫り産業、ビコランディア地方での麻と香辛料の大規模生産、

パンパンガとネグロスでの砂糖産業である.

 

p118

 

しかし、企業としては、不効率な経営と有利なガレオン貿易での

競争の為に、会社は失敗した.  1834年9月6日の国王令に

よって、マニラを世界貿易に開放し、会社はついに廃止された.

 

 

=== この著者は、なんとなく、スペイン王室に肩を持つ

    感じの書き方をしているように思えるんですが・・・

    どうなんでしょうね・・・

=== この時期に育成された産業は 今はどうなんでしょう?

 

 

 

=== シリーズ54に続く ===

 

 

 

 

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2014年12月 1日 (月)

フィリピンの歴史教科書から学ぶ 50-51 第19回目の授業(その2) - JETROのデータには何故農産物の輸出の63億ドルが入っていないの??

 

 

HISTORY OF THE REPUBLIC OF THE PHILIPPINES

WRITTEN BY GREGORIO F. ZAIDE

 

 

毎週一回2時間、フィリピンの大学で使われている教科書を読みながら、

政治学・歴史学の元教授とのQ&Aと雑談をしています・・・

 

 

シリーズ50の部分

 

p113

 

=== JETROのサイトで フィリピンからの輸出品を見ると

    農業産物がまったく見られないがバナナなどはどう

    なっているのか? 

 JETROのデータはこちら・・・

    「http://www.jetro.go.jp/world/asia/ph/stat_03/

 

 

そんなことはありえない・・・

フィリピンは今でも農業国である・・

 

・・・教授が そうおっしゃるし、私もJETROのデータに

   感覚的に納得がいかないんで、検索してみたところ、

   こんなサイトがありまして:

http://www.freshplaza.com/article/120096/Philippines-Export-of-agricultural-products-grows-by-25-procent-in-2013

 

Philippines: Export of agricultural products grows by 25% in 2013

 

 According to the data of the Philippines Agricultural Bureau of Statistics,

Philippine export of agricultural products in 2013 reached 6.32 billion USD,

with an increase of 25.4% compared to the year before. Imports are

 down by 4.5%, amounting to 7.8 billion USD.

 

Coconut oil is still biggest and number 1 agricultural export product of

the Philippines.

 

Although it has decreased by 8.7% in 2013, exports were still at 950 million

USD. Other major agricultural exports of the Philippines are bananas,

pineapple and pineapple products, and shredded coconut.

 

これを読むと、フィリピンの農産物の輸出額は2013年に増加

して、6.32ビリオン米ドル(6,320,000,000USD

つまり 63億ドルってことになりますね・・・

 

そこで、JETROの上記のデータを見てみると、

2013年の電気機器・同部品の金額が 19,284となって

いまして、単位は 100万ドルと書いてあるんですね・・

ってことはですよ、

19,284、000,000ドルってことですよね・・

これは 192億ドルってことになります・・

 

木材およびその製品という項目はあるのに、なぜ農産物の

項目はないんでしょうか??

 

JETROのデータで輸出の合計が 53,978,000,000ドル

つまり540億ドルということですから、

これに上記の農産物輸出額63億ドルを足すと603億ドルに

なりますね・・

そうすると、農産物の割合は 63/603=10.4%

という話になりそうです・・・

 

なぜ、10%もの数字がJETROのデータには記載されていないのか??

不思議です・・・

 

御存じの方がいらっしゃいましたら、教えてください!!

もしかして、 JETROのデータに 〔注〕 通関ベース と書いてあるのが関係あるんでしょうかねえ??

 

=== フィリピンには天然資源がありそうなものなのに

    例えば石油生産などはどうなっているのか?

 

一応フィリピンには2つの石油生産のサイトがあるが、

微々たるもので話にならない・・・

アロヨ大統領時代に 4カ国ぐらいから資源開発協力の打診が

あったが、フィリピンの大統領は フィリピンを国民の為に

基幹産業を興そうとする気持ちなど さらさらない・・

 

又、日本の外務省のサイトでデータを見ると、

フィリピンの主要産業の就業人口の割合が、農林水産業31%、

アウトソーシングを含めたサービス業が53%となっているので、

上の数字にある程度納得がいく・・・

 

しかし、それでも、教授の話では、

農業従事者は50%以上だと思うとのことであった・・

教授いわく「フィリピンの役所が出す統計データは信用するな

なのである・・・笑

 

 

=== 「東洋の真珠」という名前はだれがつけたのか?

 

 

初代のスペイン総督である・・

 

=== スペインがマニラーアカプルコ貿易を政府の独占にしたと

    あるが、具体的にはどのようにしたのか?

 

メキシコ市場で スペインからの物産と フィリピンからの物産が

共存するように、価格をコントロールした・・

 

 

 

シリーズ51の部分

 

P114

 

=== ガレオン貿易はギャンブルであったと書いてあるが、

    成功率はどの程度だったのか?

 

比率のデータは分からないが、年に2回の航海をする中で、

海賊、台風などの災害、操船のミスなどで失敗したことが

多かった・・・

 

 

=== 「ガレオン貿易はスペイン人をマニラに集中させ

    地方を離れ、地方での入植地での仕事の恩恵

    得ることもなかった」 と書いてあるが、

    この恩恵というのは誰にとっての恩恵なのか?

 

地元フィリピン人にとっての恩恵のことである・・

 

 

=== では、なぜそのような事になったのか?

 

スペイン植民地時代は、教育とはいっても主にキリスト教化の

ための大学教育などが行われた・・

 

アメリカ植民地時代になって、大学に様々な全てのコースが

出来て、科学系なども入ってきた・・

 

===  フィリピンの経済は成長しているとは言われているが、

     周りをみても 未だに仕事がない若者が多い・・

     何が根本的な阻害要因になっているのか?

 

フィリピンの政治家には フィリピンの国や国民のことを

考えている連中はいない・・・

 

例えば、あるフィリピン人が将来性のある発明をして

それを事業化しようとしても、政府はそのようなものに

投資をしようとはしない・・

 

ジプニーのエンジンにしても、未だに日本製のエンジンである・・

中古のエンジンではなく、新品のエンジンである・・・

 

大統領にも、政府の資金を使って、根幹となる国家的産業を

育成しようという姿勢は見られない・・・

 

高校中退の映画俳優であったエストラーダが大統領になれたのも、

何もしない、自分の金勘定しかしない、大金持ちのエリートの大統領よりも

貧困層のことが良く分かっている大統領の方がましだとの

国民の判断があったからだ・・・

 

 

=== シリーズ 51は こちらです ===

=== 第19回目の授業(その3)は こちら ===

 

 

 

 

 

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フィリピンの歴史教科書から学ぶ 50 第19回目の授業(その1) - カラバオは輸入品、タマラオはネイティブ

 

 

 

 

HISTORY OF THE REPUBLIC OF THE PHILIPPINES

WRITTEN BY GREGORIO F. ZAIDE

 

 

毎週一回2時間、フィリピンの大学で使われている教科書を読みながら、

政治学・歴史学の元教授とのQ&Aと雑談をしています・・・

 

 

シリーズ50の部分

 

p113

植物や動物の導入

 

=== achuete(アチュエテ)とはどんな植物か?

 

丸い果実で毛がはえているが、食用ではなく、種を使う.

この種をつぶして、料理にオレンジ色を加えるためのものである.

 

 

=== maguey(マギィ)というのを辞書で調べたら

    「リュウゼツラン」と出たが、これは鑑賞用の花と考えて

    いいのか・・

 

このマギィという名称はその種類の一般的な名称であって

特定の固有の名称ではない・・マギィにもいろいろあって

蓮のような植物もあるし、マロンガイと呼ばれる葉っぱも

同じ仲間である.

 

・・・このマロンガイは我が下宿の食事にもよく出てくる

   もので、まさに葉っぱである.

 

・・・辞書で再度調べたところ、以下のようにいろいろある:

 

maguey【名詞】

 

【植物, 植物学】 リュウゼツラン; (特に)マゲイ.

 

1 きめの粗い撚糸を作る時に使われる硬い繊維を産するフィリピンの植物

(Philippine plant yielding a hard fibre used in making coarse twine)

 

2 特にメキシコの無色の酒、メスカールの材料であるプルケを作る

ために使われるメキシコの植物

(Mexican plant used especially for making pulque which is the source of

the colorless Mexican liquor, mescal)

 

・・・ さらに インターネットで検索をしたところ

    英語のサイトで これらしきものを発見:

http://fida.da.gov.ph/Templates/maguey_history.html

Maguey, scientifically known as Agave cantala (Roxb.) belongs to the Amaryllidaceae

 family genus Agave sp. Commonly known as a century plant, maguey originated in

Mexico and was introduced to the Philippines by the Spaniards.

 

この英文の説明を読むと、上記の辞書の説明の1に合致するようです.

(写真があるので納得)

 

 

=== maizuというのはとうもろこしでいいか?

 

とうもろこしの中でも白くて小さい種類のものである・・

そのまま茹でてスナックとして食べたり、バラして肉などと一緒に

煮込んだりする・・

ミンダナオでは、元々とうもろこしはあって、米ではなく

とうもろこしを主食とした・・

 

=== carabao(水牛)は中国から来たとあるが、本当なのか?

 

カラバオは外から入ってきたが、タマラオはフィリピン固有の動物である.

タマラオは小さくて平らな角が特徴である.

 

・・・いまひとつはっきりとした区別がつかないので

   インターネットで検索したところ写真を発見:

http://www.rappler.com/science-nature/41173-tamaraw-carabao

 

・・・なるほど、よく見かけるのは カラバオの方ですね・・

 

ついでにカラバオの方も検索してみると、ここには

「紀元前200-300年ごろにマライから入ってきたのではないか」

と書いてあります・・

 

=== バナナやマンゴ、米などは 元々フィリピンにあったのか?

 

カラバオ・マンゴ」と呼ばれる大きなマンゴは元々あったと

されている.

 

・・・さっそく検索したところ、「カラバオ・マンゴ」がありました:

   「http://en.wikipedia.org/wiki/Carabao_(mango)

 

   「バナナ」については、「原産地は熱帯アジア、マレーシアなど。」

    とありますから、フィリピン原産もあったと思われます・・・

 

 

「米」については、赤米は元々あった.

WAG WAGと呼ばれている・・・

 

・・・WAG WAGという言葉は「古着屋」という意味かと思って

   再度教授に聞いてみたところ、 WAG WAGは「ふるいにかける」

   というほどの意味であって、お米を「ふるう」ところから

   来ている・・・

   古着も中古品を「ふるう」ところから来ていると思われる.

   ・・との説明だった・・

   確かに辞書にそのような意味がある:

   「http://ejje.weblio.jp/content/wag

 

 

=== 「新しい産業の導入」のところに果実酒の話があるが、

    元々お酒などはあったのではないか?

 

蒸留する「バシ」、砂糖黍などから造られるものは新しい・・

米から造る「タプイ」はドブロクで元からある・

 

=== 「ライムやレンガの製造」とある「ライム」は何のことか?

 

ライム石をパウダーにして、他と混ぜて建築の資材などにする・・

例えば、イントラムロスの石造りの家や、ビガンの石畳などに

使われるようなものである・・・

レンガは焼くが、ライムの石は焼かない・・・

 

・・・辞書でひくと、いろいろな意味がある:

 

1 石灰.

2 鳥もち.

【植物, 植物学】 ライム 《ミカン科の小木》.

【植物, 植物学】 シナノキ,ボダイジュ.

セイヨウボダイジュ《香りのよい黄色の花をつける》, その材

石灰(農業用のものを除く。) 

石灰(酸化カルシウム),ライム(水垢),湯あか

ライム果; 生石灰; ライム; シナノキ; 石灰

(柑橘類の植物)ライム

水酸化カルシウムの生成に使用される白色の酸化物結晶

 

 

=== buri や pandan の繊維とあるが、どんなものなのか?

 

Buriは 伝統的な家を作るときに使う・・

Pandanは 米と一緒に炊くと香りが良くなるものである・・

 

=== hemp 辞書では「麻」とあるが、マニラ麻のことか?

 

マニラ麻、アバカのことである.

 

=== アバカは 日本人移民が1900年代の初めに

    ミンダナオのダバオで開拓をして成功者もいたそうだが、

    元々はいつごろ、どこで栽培されていたのか?

 

元々、ミンダナオの北部にはアバカがあり、南部にはココナツが

栽培されていた・・

 

=== バナナはいつ頃から主要な産業になったのか?

 

マルコス時代以降のことである.

そもそも、農地改革をやろうとしたときに、農民に分けられる

農地の対象とされたのが 米、トウモロコシ、野菜などを栽培

していたところだった・・

そこで、その改革が行われる前に、大農園主たちは

こぞって対象とされない バナナやパイナップルに切り替えた.

農地改革逃れの策として急激に増えた.

 

 

=== そもそもスペインはフィリピンに何を期待して

    植民地にしたのか?

 

スパイス・アイランド(香辛料の島)がヨーロッパで有名な時代

だったので、モルッカ諸島と同様にスパイスを期待していたようだ.

 

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AB%E8%AB%B8%E5%B3%B6

「モルッカ諸島(Moluccas)またはマルク諸島(インドネシア語:

Kepulauan Maluku)は、インドネシア共和国のセラム海とバンダ海に

分布する群島。 スラウェシ島の東、ニューギニア島の西、ティモール島

の北に位置する。 歴史的に「香料諸島 (Spice Islands)」として特に西洋人

や中国人の間で有名であった。」

 

=== 第19回目の授業の(その2)へ ===

 

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