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2015年3月24日 (火)

フィリピンの歴史教科書から学ぶ 59 これは道徳の教科書なのか? あまりにも宗教的な・・

 

 

HISTORY OF THE REPUBLIC OF THE PHILIPPINES

WRITTEN BY GREGORIO F. ZAIDE

 

9 OUR  SPANISH HERITAGE  第九章 スペインの遺産

 

002


 

p124

 

「家族生活」

 

スペイン時代の家族生活は、簡素で道徳的に健全なものでした.

それはキリスト教の高尚な影響によるものでした.

父親は、家族の主としての立場がありましたが、専制的では

ありませんでした. 彼は、子供たちの母親である妻に、

家庭のこと-子供たちの教育も含めて、家族の出費、

財産の売買に影響するビジネス取引などについて意見を求めました. 

母親は通常子供たちの第一の家庭教師として役割を果たしました.

子供たちに最初のアルファベットを教え、キリスト教の祈りを

教えました. そして、家族の資金と鍵の管理人でもありました.

 

家族の繋がりは大変緊密でした. 両親と子供たちは一緒に

毎晩アンジェラス(祈りの言葉)とロザリオ(念珠)を唱えました.

このゆえに、そこで良く知られたことわざは真実でした -

「共に祈る家族は共にある」. 家族は毎食前にも一緒に祈りました.

家族は義務である日曜日の礼拝、町のお祭りやその他の宗教的

祭日の礼拝を聴くために一緒に教会に出かけました.

夫婦の口論が元で壊れてしまった家庭は、スペイン時代には

珍しいものでした. 両親は子供たちの為に多くの時間を

費やしました. 両親は子供たちを慈しみ、それに応じて、

子供たちは親に従い、尊敬しました. 尊敬のしるしとして、

子供たちは、毎晩の祈りの後、家から出かける時、そして

家の戻った時に、両親の手にキスをしました.

 

 

===  おおお、これが本当に教科書なのかと思うぐらいに、

     日本人的に読むと、あまりにも、あまりにも、

     宗教的、道徳的な記述ですね・・・

 

     ですが、それはそれとして、実際に今でも

     フィリピンの人たちは、事あるごとにきちんと

     お祈りを欠かさないことは事実です・・

 

     それにしても、正直 ちょっと美化しすぎでは

     ないかと思いますけどねえ・・・

     ホセ・リサールの「ノリ・メ・タンヘレ」なんかを

     読むと、スペイン時代の植民地としての困難さが

     たくさん書いてありますしね・・・

=== ロザリオの部分の翻訳が微妙なんですが、

      ロザリオの「使い方」がこちらに書いてありました:

      「http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B6%E3%83%AA%E3%82%AA

      「 ロザリオは、聖母マリアへの祈り(アヴェ・マリア)を繰り返し唱える際にその回数を確認するために用いる道具である。ロザリオは手で手繰って祈るもので、文化・地域により受け取り方には多少の差はあるものの、首にかけるのはふさわしくないとされることが多い。形状としては、小さなものは10個の珠と十字架だけというシンプルなもの、大きなものでは十字架だけでなくキリストの像や「不思議のメダイ」(後述)が付いているものもある。」

キリスト教の伝統の中で、聖母マリアへの祈りは初代教会から始まっていたと考えられている[2]が、これをいまの「ロザリオの祈り」の形にまとめ、普及させたのは聖ドミニコ1170 - 1221年)と言われている。」・・・ともありますので、上記の翻訳は

「ロザリオの祈り」を唱えるとすべきかもしれません・・・


 

p125

 

スペイン下の家族生活を高く評価して、英国の著述家 W. Gifford 

 

Palgraveは次のように書いている:

 

「マレー人種の中で、家族の繋がりがこのように緊密で、

家族の愛情が永続的な人たちはいない・・・彼の家族は

気持ちの良い光景である; 上下関係がしっかりしていながら

束縛は少なく、立場をわきまえた結束があり、気ままではなく

自由である. 子供たちは行儀がよく、両親は尊敬され、

女たちは従っているが抑圧はされず、男たちは治めているが

専制的ではなく、優しさのある敬意、愛情のある従順さ、-

これらが愛すべき絵を形作り、そして、どうみても 東の島の

その村において稀というわけでもないのだ.

 

=== う~~ん、よっぽど良い家庭を見ちゃったんですね.

    私が疑い深い性格なのかなあ・・笑

 

=== この部分は、実に翻訳が難しくて、自信ないです・・

    教授に正しい意味を確認しなくちゃいけません:

 Nowhere  are  family  bonds closer  drawn….

… unity in gradation, liberty not license…

   Reverence with kindness

 

 

=== その 60 に続きます ===

 

 

 

 

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