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2015年1月24日 (土)

風邪をひいたら・・・・・もっと勉強しなさい!?  文例にも事情あり.

昨日の日本語の授業の時だったんです・・・・

ある文型、表現を使って、短い作文をするという問題・・・

こんな短文を 生徒が書いたんです・・・

011

A 「かぜをひいたようです.

B 「ひどくならないうちに 勉強をしたほうが いいですよ.」

・・・・「勉強をしたほうが いいですよ」 という回答だったんですねえ~~~.

なんのこっちゃ???   ですよね・・・・

それでも、私は 丸を付けたんです・・・・

「う~~ん、これは ホント? どういう意味ですか?」

「はい、本当です・・・」

「Aはどんな人で、Bはどんな人なの?」

「Aは生徒で、Bは先生です・・・」

「え~~~っ!!  そんな先生がいるの?」

「はい、大学はそうです・・・」

「日本だったら、普通は 早く薬を飲んだり、早く病院に行ったり、

 ゆっくり寝たりして、早く治しなさい・・・って言うんだけど、

 フィリピンは違うの?」

「はい、私が通った大学の先生たちは、もっと勉強しなさいって言うんです.」

「私が先生だったら、風邪をこじらせたら、ひどくなって肺炎になったりすることもあるから、さっさと休んで、しっかり治しなさいと言うけどね 

その方が 休むのが長くならないで済むでしょ?」

「先生たちは、単位を落としてもしらないよ、って言います.」

・・・・・まあ、そういうわけで、「話せば分かる」ってことで、丸をつけたんです.

 

 

ところで、日本の先生たちは どうなんでしょうね?

私は 現役時代は、風邪をこじらせると1週間休んだりすることにもなるし、職場の同僚に風邪をうつしたりしたくなかったので、軽い内にさっさと休んで、治してから出勤していましたけどね・・・・

・・・まあ、いくじなしってことなんですけど・・・笑

だから、一応、模範解答としては、日本の文化を教えるという意味でも、

「ひどくならないうちに、病院に行ったほうがいいですよ.」

と書いたんですけど・・・・

今の日本の実情に合っていますかね?

013

・・・・来週 N4とN3の模擬試験やるんだけど、君たち大丈夫かね・・・・

 

 

 

 

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2015年1月22日 (木)

公私混同 ?   フィリピン人と日本人の常識?  職場は聖域か?

日本では そこで働いている従業員の家族が 職場になんとなく居る・・・・ってありですか?

お父ちゃんやお母ちゃんの職場に 子供が遊びにきているとか・・・・

003

今朝のこと・・・

タクシーに乗ったんです・・・

そしたら、小さい男の子が 助手席で遊んでいたんです・・・

002

フィリピンじゃ、時々見ることではあるんですがね・・・

もちろん、日本でも、個人企業や農家みたいなところだったら、子守をしながら仕事を
するというのはあるんでしょうけど・・・

少なくとも、タクシーの運ちゃんが タクシーの中で 子守をしているという図は
日本では見たことがないですね・・・
それも、お客を乗せるんですから・・・

日本だったら、恐らく、公私混同だとか、職場は聖域だから・・・ってな話に
なりそうな気がするんですが・・・・

ふと、こんなことを考えたんです・・・・

日本は 仕事とプライベートをはっきり区別する・・・
フィリピンは その反対で、仕事とプライベートが 混ぜこぜになることが多い・・
・・・ような気がする・・・

しかし、ちょっと別の視点で眺めてみると、
日本人は際限なく残業や休日出勤をするのに、
フィリピン人は 夕方5時になると さっさと家に帰って家族と過ごす・・・

・・・つまり、仕事とプライベートをはっきり区別しているってことですね・・・

じゃあ、どちらの区別、 仕事とプライベートの区別の仕方が 働いている者、
そしてその家族にとって 理想的なんでしょうかね?

聖域である職場に 子供を遊ばせるフィリピン人、
プライベートを犠牲にして 聖域に生贄を奉げる日本人・・・・

世界各国での「幸福度」調査で、フィリピン人はトップクラスにある一方、
日本人は最低レベルにあるという結果が それを反映しているのかもしれません・・

GNPやらGDPが世界三位だとかといって、東南アジア、フィリピンの人たちを
見下げているうちに、子供の6人に1人は貧困世帯でまともな食事もできない
状態になっているという日本・・・・

本当に守るべき聖域は どこにあるんでしょうか・・・

 

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「何時のに乗るん?」 ・・・・・日本語教師症候群 「ん」 をどう教える?

時々 発作的に 「どう教えたらいいんだ?」ってことに気が付いて、
日本語教師たるもの 少しは頭を使わなくっちゃ・・って思うわけなんですがね・・

今回は 「何時に乗るん?」 の 「ん」 で 症候群にかかったんです・・

日本語の辞典をひもときますと・・・「ん」にはいろいろ説明がありまして・・・

「んじゃ」
「んじゃない」
「動詞ーるんじゃない」
「んじゃないか」
「んだ」
「んだって」
「んだろう」
「んで」
・・・などについての文型の説明があるんですけどね・・

基本的には、
「んじゃ」 = 「(の)では」の話し言葉的表現
「んじゃないか」 = 「(の)ではないか」の話し言葉的表現
「んだ」 = 「(の)だ」の話し言葉的表現
「んで」 = 「(の)で」の くだけた言い方. かなりぞんさいに響く.

・・・などと書いてありまして、要するに 「ん」=「の」なんですね・・

それで、 「の」 のページを見ますと・・・

「の」には、いろいろと機能がありまして・・・

ー 所属の「の」
ー 性質の「の」
ー 同格の「の」
ー 質問の「の」
ー 確認の「の」
ー 軽い断定の「の」
ー 軽い命令の「の」
ー 「のだった」 後悔 感慨
ー 「のだろう」 推量 確認
ー 「ので」 因果関係 
ー 「のです」 説明 主張
・・・などなど、限りなくあるわけで、症候群にもなろうってもんです・・・

そして、ここには、名詞化の「の」というのも出てくるんです・・・

さて、 ここでは、 「何時のに乗るん?」 が気になっているんですが、
これを段階的に どう教えるかなんです、問題は・・・・

私の日本語教育における バイブル は、専門学校で日本語教育と
教授法の勉強をしていたころに 参考書とされた本なんですが・・

森田良行著 「日本語学と日本語教育」
http://www.bonjinsha.com/product/?item_id=18

・・・この本に、はっきりとは覚えていないんですが、
「日本語というのは いろいろな教え方があっていい.
 外国人の学習者が 納得しながら理解して、上手に使えるように
 になればいいのだ・・・」

なんてことを書いてあったんです・・

ただし、「日本語の文法が どうのこうのと根掘り葉掘り質問するような
学習者は放っておけ・・・」
みたいなことも書いてあって、ほっとしたんです・・・

要するに、つまらぬ文法論議に時間を浪費する暇があったら、
効果的に教えて、学習者が早く上手になる道を いろいろ考えてみろ
という意味にとったわけです・・・

それで、「屁理屈」が大好きな私としては、 「何時のに乗るん?」を
次のように段階を踏んで教えたらどうだんべ・・・と思いついたんです・・・

1) 「~~ は ~~ です」

    Aさんは 人です.

・・・・ AはBですの 初歩の初歩の文型ですね・・・

2) 「~~は ~~ですか」

    Aさんは 人ですか.

・・・・ これは 1)の疑問形.

3) 「~~は どんな~~ですか」

    Aさんは どんな人ですか.

・・・・ 人の形容詞、形容句を尋ねる・・・

4) 「~~は ~~する~~です」

    Aさんは (バスに乗る)人です.

・・・・ 動詞文が文中に入ってきます・・・・

5) 「~~は  何時の~~に~~する~~ですか」

    Aさんは (何時のバスに乗る)人ですか.

・・・・ 何時か・・を追加・・・・

6) 「Aさんは 何時のバスに乗る人 ですか」

   「Aさんは 何時のバスに乗るの ですか」
   
   「ーーー  何時のバスに乗るの ですか」

   「---  何時のに乗るん ですか」

   「---  何時のに乗るん ?」
 
 

要するに、 「Aは Bです」 の基本的な文型から発展させて
 「人」-「の」-「ん」 と変化させることで、「なるほど・・」 と思わせる
という戦略です・・・けど・・・

・・・どんなもんでしょ?

 

 

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2015年1月21日 (水)

フィリピンの格言、 ルソン島北部バギオ周辺の格言 - カンカナイ語なら・・

日本語教室で 中級コースの定期試験をやったんです・・

その試験問題の中に、たまたま「格言」の意味はどれか・・なんていう問題があったんですけどね・・・

試験の答え合わせをやっていた時に、ちょっと興味があって、

「フィリピンの格言って どんなのがあるの?」

・・って生徒たちに聞いてみたんです・・・

そこで、生徒が書いてくれたのが、これです・・・・

002

まず、(タガログ語)で書いてあるものは:

MASAMANGDAMO  MAHIRAP  MAMATAY....

英語で言うと・・・・

WEEDS  DON'T  DIE  EASILY.

つまり、日本語で言うならば、

「嫌われ者ほど 長生きする」

憎まれっ子 世にはばかる

http://kotowaza-allguide.com/ni/nikumarekko.html

「悪い奴ほど 死なない」

・・・みたいな意味だそうです・・・

世界中に そういう奴は いるんですねえ~~~

・・さて、その上に書かれている格言ですが・・・

これは、ルソン島北部山岳地帯、バギオの周辺に昔から住んでいるカンカナイの人たちの言葉です・・・・

 

「カンカナイの人たちの格言ってのは あるの?」

・・・・しばらく考えてから、女の子が 何かをカンカナイ語で言ったところ、教室の生徒たち全員が 大笑い・・・・

・・・で、書いてもらったんですけど・・・

NU  WADAY  ASOK,   WADAY  APOY.. 

NU  WAY  APY,   WAY  WAT WAT...

英語に翻訳すると・・・・

IF  THERE IS  SMOKE,   THERE IS FIRE..

IF  THERE IS  FIRE,   THERE  IS  MEAT.

生徒がこれを書いているときに、途中で、 

「あ~~あ、 火の無いところに 煙は立たない・・・だな・・」

・・・と思ったんですが、

なんと その後に 「肉」 って来るじゃないですか・・・・

日本語にすると:

「煙のあるところには、 火がある. 

 火のあるところには、 肉がある.」

・・・なんだそうです・・・・

「これって、なんのことを言ってるの?」

カンニャオの時に、 煙が出ていたら、豚を焼いているよって言う意味です

「お祭りの時に 肉を料理しているから 皆さん食べに来てください、ってこと?」

招待状がないですから・・・煙でみんなに知らせるんです・・・・あははは」

 

「カンニャオっていうのは、いろんなお祝いの時にやっているけど、

そもそも、カンニャオはどういうものなの?」

「お祭りと言うより、神聖なもので、収穫の時にお祈りをすることなんです・・」

「カンニャオの定義って何? 何がないといけないの?」

村の老人、 ゴング、それと 豚 ですね」

「その3つが揃っていれば カンニャオと言えるの?」

「はい、 収穫の時や 結婚式なんかのお祝いの時にやるんです・・・」

Grand  Canao - Igorot Festvial :

http://www.aapress.at/?p=1698

 

・・・老人は おそらく、日本の神主みたいに祈りを捧げる、祈祷を行う人のことですね・・・・

ゴングは、igorot gangza=gong と書いてあります・・

イゴロットはこの地域の山岳民族の総称で、ガンサが ゴングなんですね・・・

こちらの動画で、そのゴングの音を聞いてください:

https://www.youtube.com/watch?v=7Xe7IMRePaw

 

バギオでは なにかにつけて 目にする光景です・・・・

 

・・・豚 というのは、 いわゆる生贄とされる豚で、

収穫を祝う式典などのあとに 村人みんなで食べるわけですね・・・

私自身も、結婚式や慰霊祭、何かのお祭りの際に、参加したことがあるんですが、

まさに、参加者みんなの目の前で 豚を叩き殺して、その場で解体し、大鍋で茹で上げたり、焼いたりして、参加者みんなに切り分けて食べました・・・

「命を頂く」・・・と言うのが、実感できる体験でした・・・

 

山岳民族は、そもそも肉を食べるというのは 余程のお祝いの時ぐらいしかチャンスがなくて、 日常的には、米、豆、野菜だったんだそうです・・・

その肉が 「喰えるぞ!」 というのが、この 「格言」?? の意味のようです・・・

 

 

 

 

 

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2015年1月18日 (日)

MIDORI フィリピン・バギオ市に 社会派コスプレ・グループ誕生か!?

RAGE  AND  FURY と言うタイトルのコスプレ・イベントがあった・・

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「怒りと激怒」と言う意味らしい・・・

その下には、 Think Green  「緑を考えよう」 ともある・・・

Cosplay_midori_new_group_005

私を知っているというグループの若者から

「是非見に来て欲しい」という声を掛けられ、出かけてみると、

コスプレのイベントとしては珍しく バスケット・ボール・コートだった・・

Cosplay_midori_new_group_093

ここは、バランガイ・ホールの横にある屋根付きのコートである.

日本で言うならば、町内の公民館みたいなもんである・・・

Cosplay_midori_new_group_055

おまけに、小学生ぐらいの子供たちまで集まっている・・・

これも コスプレ・イベントの常識を外れている・・・・

Cosplay_midori_new_group_104

このMIDORIコスプレ・グループの会長は上の写真の女性であった・・・

「このグループは、何人ぐらいメンバーがいるの?」

「今のところ、出来たばかりなんで、17名なんです・・・」

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「どこか 特定の大学とかが多いの?」

「はい、セント・ルイス大学と コーディリエラ大学です・・私は卒業生なんですけど・・」

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「なんで 子供たちがいっぱいいるの?」

「小学校に行っていないような子供が結構いるんですけど、そういう子供たちを呼んでいるんですよ・・・」

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バギオ周辺には 私が知っているだけで、7~8のコスプレ・グループがある・・・

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・・・しかし、このグループのように、

「緑のことを考えよう」 とか、「子供たちを招待する」 とか言うのは、初めてである・・

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コスプレの活動が、なんらかの社会的活動の ひとつの手段として使われ始めたということだろうか・・・・

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今までに 私が関わってきたコスプレ・イベントは、もっぱら

日本とフィリピンの文化交流のようなものである..

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日本でのコスプレのイメージは、私のように頭の固い日本人には、どうしても「水商売」との関係を連想させる・・・

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・・・しかし、ここフィリピンで 日本大好きの アニメ、漫画、コスプレの「オタク」連中には そういう暗いイメージは感じない・・・・・

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元々、フィリピン中の あちこちのバランガイで、ミスコンなんかは当たり前、グループでダンスを踊るのも学校の授業でやったりしている・・・・

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コスプレというのが、こんなに健康的な広がりを持っているのも、そういう伝統的な背景があるからなのかもしれない・・・・・

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子供たちも 数名がステージに登っていた・・・

かなり恥ずかしそうではあったが・・・・

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わざわざ招待してくれたからには、何か返礼でもせずばなるまい・・・・

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子供たちに「おやつ」をおごって、誤魔化すことにした・・・・

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どうも、お誘いいただき、有難うございました・・・・

 

 



















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