« 2015年1月18日 - 2015年1月24日 | トップページ | 2015年2月1日 - 2015年2月7日 »

2015年1月27日 (火)

フィリピンに「社会人」は いない???  日本語短文問題に見る常識の違い

中級日本語のテキストを使って 毎日短文を作る問題の解答を書かせているんですけど・・・・

今日、こんな短文を生徒が書いてくれたんです・・・

002

上の写真の中の 一番下の短文問題なんですけど・・・

細かい間違いは 置いといて・・・・

「もう社会人なのだから 親にお金を借りるわけにはいかない」

のところで、生徒からこんな質問があったんです・・・

「先生、 社会人って なんですか?」

・・・生徒が最近は、「社会」と「会社」を取り違えて読んだり、答えたりするんで、何かそういう意味での質問なのかな・・・と一瞬思ったんですが・・・

「社会人と言うのは、学校を卒業した後に、仕事をして、自分でお金を稼いで、自分で生活が出来る人のことです. つまり、大人のことですね. 」

「先生、そういう意味だったら、フィリピン人は 社会人は少ないです. 仕事がありませんから・・・」

「日本では、親からお金をもらって生活をしているのは、子供ですねえ.」

「それだったら、 若いフィリピン人は みんな子供です・・・ 親からお金をもらっていますから・・・ あはははは」

・・・・ 確かに、フィリピンでは、仕事のない人が多いし、あったとしても日本のように正社員であったり、期間の長いパートタイムの仕事というのは少ないように見える・・・

だから、OFW(海外フィリピン労働者)が フィリピンの英雄扱いされてもいるのだろう・・

もっとも、最近の日本でも、「フィリピン化」が起きているように思える・・

昔は 「スネかじり」と呼んでいたものだが、最近はあまり聞かないような気がするし、

就職難や所得格差がじわじわと若い日本人の間に広がっているらしい・・・

しかし、日本では そういう状況が ますます生真面目な日本人を追いこんで、深刻な雰囲気を作り出している一方、 フィリピンの人たちは、それでも明るい雰囲気を保っている・・・

この違いは何なのだろう・・・・

仕事が無い、格差が激しい社会に生きているフィリピン人には、もう慣れっこになって、受け流す体質が出来上がっているとでも 言えばいいのだろうか・・・

少なくとも、自殺に追い込まれるほど深刻に考えすぎる日本人は、

その道の「先輩」に学ぶことも多いのかもしれない・・・・と思う.

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2015年1月18日 - 2015年1月24日 | トップページ | 2015年2月1日 - 2015年2月7日 »