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2015年2月 7日 (土)

えっ? 本当なの? 「お袋の味」がないの? その2 :  日本料理とフィリピン料理

「フィリピンには お袋の味は ありません・・・」

・・・って言うんです・・・それも皆揃って・・・

と前回書いたんです・・・

でも、そんなことあるんかいな・・・と半信半疑だったんです・・・

・・・

これを読んだ 日本に留学中のバギオ市の私の日本語の元生徒から、こんな情報が
入ってきたんです・・・

「"Lutong bahay (家庭料理)" か "luto ni nanay (お母さんの料理)"と言うものありますよ。 
場合によって、「lutong bahay」は、「お袋の味」の意味をします。」

これを読んで・・・そうだよなあ、それくらいどこの国だってあるよなあ~~
と思ったんです・・・

しかし、今の日本語教室の6人が揃いもそろって 「ない」と言ったんで、
もしかしたら 私の日本語での説明が間違っていたのかと 気になるんですね・・
それで、再度、確認したんです・・

「本当に お袋の味 ってフィリピンにはないの?」

「ありません・・・」

「じゃあ、   LUTONG BAHAY とか     LUTO NI NANAY という言葉はどうなの ?」

「あ~~あ、それは ロー・ランドの言葉です・・・」

「タガログ語ってこと?」

「はい、タガログ語なんで、 ハイ・ランドにはありません・・・ イゴロットですから・・」

==== ここで、言葉と歴史の解説です ===

フィリピンのバギオ市は、およそ標高1,500メートルの高原都市・避暑地なんですが、
ルソン島北部の山岳地帯は コーディリエラ行政地区になっていまして、
スペインによる333年の植民地時代

「1565年、ミゲル・ロペス・デ・レガスピ遠征隊がメキシコからセブ島に到着し占領、植民基地を作った。」
から始まって、
「1898年8月13日、米軍とともにマニラにあったスペイン総督府を陥落させスペインとの戦闘を終結。」
までの およそ 333年間に渡り スペインの植民地となったわけですが、

それは低地ローランドのことであって、高地ハイランドは 山岳民族が抵抗し
植民地支配を免れていたとされています・・・

その山岳民族の人たちのことは 「イゴロット」と呼ばれ、多くの山岳民族独自の言語も
あるわけです・・・

ちなみにバギオ市周辺では、カンカナイ語やイバロイ語が地域独自の言語で、
より広い地域の言語としてイロカノ語が共通語として機能しています・・
タガログ語は一応フィリピンの標準語ということになっていますが、
アメリカ植民地時代には 英語でのキリスト教の布教によって、英語も共通語になって
いるのです・・・

=====

・・・と言うわけで、今の私の生徒たちは、山岳民族出身の日系人でもある為、
地元の言語による 「お袋の味」は無いと言ったわけです・・・

「でも、お母さんが作った料理だったら、やっぱり家ごとに違う味があるんじゃないの?」

「いいえ、同じです・・・」

「味付けが違うとか、そういうことはないの?」

「いいえ、イゴロットの料理は、肉をボイルしますから・・・塩だけです・・・」

「野菜なんかはどうするの?」

「野菜もボイルするから 塩だけです・・・」

「他の調味料がいろいろあるんじゃないの?」

「それは、 ローランドの調味料ですから・・・・」

・・・なるほど、そういうことなのか・・・・

つまり、ローランドの、スペインやアメリカに植民地にされた地域は、
いろいろな調味料があるから、「家庭の味」、「お母さんの味」という違いが出たけど、
ハイランドの山岳民族の間では、そこまで味の広がりがなかったということのようです・・・

フィリピンの中でも、地域差以上に 「高低差」が味についての概念を決定づけて
いるようです・・・・

 

 

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2015年2月 5日 (木)

日本語教室で 「刺身の盛り合わせ」 デザイン画 ??

日本料理の基本・・ってやつを、日本語教室で教えることになったんですが・・

いや、なかなか面白いもんです・・

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生徒たちが 何を書いているかっていいますと・・・

日本料理の盛り合わせの基本っていうページがありまして、

英語と日本語で解説があるんですけどね・・・

何が盛り合わせのポイントなのかを 絵を描いて日本語で説明しなさいって課題にしたんです・・・

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この絵は、焼き物の魚と 刺身の盛り合わせで、ツマをどう使ったらいいかっていうのがポイント・・・刺身の重ね方もポイントなんですけど・・・

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こちらの絵は、なかなか アートになっていますね・・・

「日本料理はアートなんだよ!」

ってなことで 頑張ってもらいました・・・

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これも盛り付けの説明の中にあった 魚の切り方と盛り付けの関係を 私が絵にしてみたんですが・・・

なかなか難しい・・・

・・けど、なんとか分かってもらえたようです・・・

ところで、魚の場合食べるところは 「身」なんですかね、「肉」なんですかね??

皮と肉なのか、皮と身なのか・・・

魚肉なんて言葉もありますからねえ・・・???

私がしゃべるだけじゃ 生徒が飽きてしまうので、いかに生徒にやらせて、自分は楽をするかを考えております・・・・

とりあえず、楽しそうにやってくれたんで ほっとしています・・・

 

 

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えっ? 本当なの? 「お袋の味」がないの? 日本料理とフィリピン料理

中級N3日本語70時間コースがスタートした2日目・・・

「日本料理の基礎」を学びながら日本語も磨いていくってことで始めたんです・・

まずは、「お米のとぎ方」、「ご飯の炊き方」、「味噌の種類」、「和食のマナー」ってところをやったんです・・

もちろん 「始めちょろちょろ、中ぱっぱ、赤子泣いても蓋とるな・・」は必須ですよね・・

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さて、この写真・・・何をしているか 分かりますか?

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・・・左手にリンゴやミカンを持って・・・・

これは、お椀やお茶碗の代わりなんですけどね・・・・・

「和食のマナー」のところで、 お椀を持ちながら、同時にお箸を使うときにはどのようにするのが美しいか・・・のお勉強です・・・・

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さて、表題の話なんですけど・・・

「味噌汁」の話をしていた時なんです・・・

「日本では、各家庭にそれぞれの味噌汁があって、お袋の味とも言われているんだけど、フィリピンでのお袋の味といったら どんなものがありますか?」

・・・って生徒たちに尋ねたんです・・・

・・・返事がない・・・・・

「例えば、マニラで働いている人が、一年に2~3度田舎に帰った時に、お母さんが作る料理を食べて、 やっぱりこれが お袋の味だよな~~ っていう味があるでしょう?」

・・・と さらに聞いたんですけどね・・・

「フィリピンには お袋の味は ありません・・・」

・・・って言うんです・・・それも皆揃って・・・

じぇじぇじぇじぇ・・・です・・・

・・・この意外な答えから、いろいろな連想をしたんですが、

それは 又 次回・・・・

 

 

 

 

 

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2015年2月 4日 (水)

日本語能力試験N3を目指して 「日本料理の作り方」を学ぶ??

私が日本語教師として委託を受けている日本語研修は、550時間で 日本語能力試験のN3 (N5からN1までの真ん中)を達成することを目標としているんですけどね・・・

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今年は、2月の1ヶ月、70時間で、日本料理に関する知識、日本の生活習慣、そして、N3の最後の聴解能力のアップってことで、3つを同時にやるという、無謀な計画なんです・・・

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・・でも、まあ、とりあえず、480時間まで勉強したところで、N4とN3の模擬試験をやってみたところ、N4は3名、 N3はなんとか1名が合格点を取ってくれたので、ほっと胸をなでおろしているところなんです・・・

普通なら、800時間ぐらいでN3、1600時間でN1合格というのが相場みたいなので、結構優秀な生徒たちなんじゃないかと思っているわけです・・・

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・・・で、今回の 最後の70時間コースなんですけど・・

日本料理の基礎知識を獲得することが、日本の委託者からの依頼事項でありまして・・

こんな授業をやるのは、日本語教師稼業が12年ほどになるんですが、初めてのことなんです・・・

つまり、教える方が まったくの試行錯誤・・・

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とりあえず、日本料理のクッキング・ブックをいろいろと探したところ、英語と日本語で丁寧に解説されているのがあったんです・・・

これを主教材にしてやるしかないな・・ってことで、

研修生には英語で内容を理解してもらいながら、

教室では、それを私が日本語で解説しながら、日本語でも生徒が理解するよう、質疑応答もするということに決めました・・

ただ、それだけでは、まともに頭には残らないだろうし、日本語の勉強も怪しくなるのが目に見えているので、こんなプロジェクトをやることにしたんです:

1) 教材で学んだ「日本料理の基礎」について、フィリピンの料理との比較をし、

   その相違点を一人一人 日本語でプレゼンテーションする・・

2) 2人を一組として、チーム毎に 特定の日本料理を作る為の 

   レシピを日本語で作り、プレゼンテーションする・・

3) プレゼンテーションした料理を 実際にチーム毎に調理して、

   「卒業記念昼食会」を行う・・・

って、ことにしたんです・・・

もちろん、最後には、N3の模擬試験もやることに・・・

・・・それで、この企画を研修生たちに話したところ、上の写真のように、日本料理談義が始まったというわけ・・・

・・・さて、どんなことになるのでしょうか・・・・

 

 

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2015年2月 1日 (日)

WASABI BURGER IN BAGUIO バギオに「わさび」バーガー登場 !!

なな、なんと・・・ フィリピン・バギオに 「わさび バーガー」が登場しました!

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テリヤキ は まあ、フィリピンでも普通ですが、

「わさび」 は まだまだ珍しいんじゃないでしょうか・・・

バギオ市では 初登場です・・・

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こんな衣装を着て 出て来ました・・・

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着ているものを 脱がすと・・・こんな感じ・・・

なんか・・・手作り感がありますねえ・・・・

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さらに、中を覗き込むと・・・

確かに わさびの色が かすかに見えます・・・

・・・ピンボケでスミマセン・・・

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このメニューの右側のは 「モンスター」バーガーです・・・

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実物は これ・・・・三段で かなりのボリューム・・・

・・・

「わさび・バーガー」の味ですか?

いやいや、なかなか・・・良かったです・・・

適度に 鼻に「ツーーン」とくる あの「わさび」感・・・旨い !

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日本語の生徒たち3人を 「中級コース」修了の打ち上げってことで連れて行ったんですが・・・3種類のバーガーの中で、 「WASABI」バーガーが 一番美味しいと 口を揃えていました・・・

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飲み物も こんな感じで・・・・

抹茶味もありました・・・

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「ティー・ジェネレイション」って書いてあるんです・・・

わざわざ 片仮名でも 書いてあるんですねえ・・・

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お店の名前の上にも なぜか 「バーガー」 って 片仮名表記・・・・

・・・わけもなく 嬉しい・・・笑

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お店の名前は MIWISHAYU です・・・

読み方すら難しいんですが、これは 4人の名前をつないだ、意味の無い 名前だそうです・・・

場所ですか?

バギオ市の Teachers' Camp の入り口のすぐ前です・・・

なんの変哲もない 小さなお店なんですが、

このお店の隣には 大きなピザのお店 ZIO’s があります・・・

一度 お試しあれ!!

 

 














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