« フェイス・ヒーラー 心霊治療の話 : うちの下宿のヘルパーさんが | トップページ | フィリピンの若い女性の作文 「山岳民族の埋葬の風習」 »

2016年4月14日 (木)

フィリピンの若い女性が書いた 「サガダのハンギング棺(コフィン)」

日本語の授業で、作文の宿題を出しまして、
地元バギオ市の若い女性たち3名が ルソン島北部山岳地帯の山岳民族
の間に残る伝統的な文化について書いてくれました。

Img_0155

非常に興味深い内容なので、皆様にもお裾分け。

まず第一弾は
「サガダのハンギング棺」 です。
このハンギング・コフィンは、観光の目玉として有名です。

以下、本人の作文に添削をした後のバージョンでお届けします。

======

Img_0969

イゴロット(山岳民族)の人たちの信念は、死者の遺体を高く
揚げて、先祖の霊に近くすることです。
しかし、他の理由もあります。 お年寄りの人たちは埋葬される
ことを恐れています。 土は水を吸収して、死体はすぐに腐ります。

Img_0162

彼らは、彼らの死体を安全な場所に置きます。
また、犬が死体を食べるようになることを恐れて、
崖の上に高く置かれています。

そして、もうひとつは、昔 首狩りの期間に、カリンガ州と
ボントク州からの勇猛な男たちが、死体の頭を見つけると、
トロフィーのように家に持って帰るからです。

昔、棺の大半は、長さが1メートルしかありませんでした。
死体は胎児のような姿勢にします。 イゴロットの人たちは
人が世界に入ったのと同じ方法で世界を出ると信じています。

故人は木製のサンガジルに座らせます。 サンガジルは「死の椅子」
という意味です。 死体は藤で締めて、その後、毛布で覆います。
死体は、家の玄関に面して配置します。

Img_0166

死体は、その腐敗臭さを隠すために煙を焚きます。
埋葬する前に、死体は胎児のような姿勢になって、もう一度毛布で
包まれています。 

埋葬の瞬間では、会葬者は死体に触ります。
彼らは、死んだ血液に触れると幸運であると信じています。
死体からの液体は、成功をもたらすと考えられています。
また、死体に触れる人に故人の技能や能力を渡します。

若い男性は崖の側面を登って、その後 棺の内側に死体を配置
します。小さい棺に死体が入らない時は、骨を割って、押入れます。

しかし、今は、その昔からの伝統はすたれてしまいました。

この伝統を守る人びとは 非常に少なくなりました。

(原作: ジェイエル)

|

« フェイス・ヒーラー 心霊治療の話 : うちの下宿のヘルパーさんが | トップページ | フィリピンの若い女性の作文 「山岳民族の埋葬の風習」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/134315/63486044

この記事へのトラックバック一覧です: フィリピンの若い女性が書いた 「サガダのハンギング棺(コフィン)」:

« フェイス・ヒーラー 心霊治療の話 : うちの下宿のヘルパーさんが | トップページ | フィリピンの若い女性の作文 「山岳民族の埋葬の風習」 »