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2016年12月23日 (金)

クリスマス・カンタータで実感した 日本とフィリピンの違い

12月はフィリピン中がクリスマス一色。
もっとも、フィリピンでは BERの付く月、9月から12月まではクリスマス・シーズンだともいわれているんですけどね。

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(レオナード・ウッド通りのイルミネーション)

12月22日、毎年お世話になっているバギオ博物館からのご招待。

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クリスマス・カンタータ」 ってのがあると言うんで、初体験をすることに。

そもそも、カンタータってなんじゃろ?

https://kotobank.jp/word/%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BF-49204

独唱重唱合唱などに器楽管弦楽伴奏がついた大規模な声楽曲。もとはソナタ(器楽曲)に対する声楽曲一般を意味した。教会用のものと演奏会用のものとがある。交声曲。 」

まあ、よく分からないので、とりあえず聴いてみたわけです。

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そもそもこの会は、「第二回・バギオ博物館 アート・フェスティバル」 展示期間中のイベントのひとつのようでして・・・

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フィリピン大学バギオ校芸術学部の学生や卒業生の作品の展示の場となっているわけです。

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ちなみに、左側の2作品は、日比友好月間イベントのアート制作を昨年からやってくれている現役学生の作品。

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真ん中の作品は、7年前に現役女子大生で、その時から日比友好月間・七夕祭や「浮世絵塗り絵」イベント、さらには、「1930年代のバギオ歴史探訪マップ」制作に中心になって関わってくれている卒業生の作品。

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バギオ博物館には、文化的イベントを支えている「コア・メンバー」という人たちが数名いまして、立って話をしているうのが その内のお二人。

フランス人と中国系フィリピン人で、 この他に、インド人のメンバーなどがいるんです。

ちなみに、フランス人は元大学教授で、中国人は某大ホテルの経営者。

ついでに、私は、「責任が重いからメンバーにはならないよ」と断ったのに、いつの間にか日本代表のコア・メンバーにされちまいました。

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開会の辞は、元市議会議員の方。

司会役は、バギオ博物館の理事のお一人。 この方もバギオでは著名な家の方なんです。

真に恐れ多いことでござりまする。

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・・・さて、「クリスマス・カンタータ」が 始まりました。

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このグループは、バギオ市にある セントルイス大学、フィリピン大学、さらには ベンゲット州国立大学などの出身者で構成されている合唱団で、CORO d'llera Music Ministry というグループなんでそうです。

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この合唱団のメンバーの内の二人は、フィリピン代表チームに選抜されているのだとか。

・・・・

このクリスマス・カンタータを聴いていて思ったんですけどね、

やっぱりフィリピンっていう国は 根っからのキリスト教国なんだなあと言う事でした。

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まあ、当たり前のことではあるんですが、この時に初めて それが実感されたということなんです。

例えば、日本でこういう声楽曲を聴くという機会は そう言う事が趣味でもない限り ほとんど聴く機会もないわけだし、 それに、そういう機会というのは なんとなく敷居の高いもののように思うわけです。

もちろん、私もクラシック音楽を聴くのは好きですし、コンサートなんかにも行くことはあるんですけどね。

それにしても、声楽曲というのはあまり縁がないので、どうしてもよそ行きな感じになっちゃうんですねえ。

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それに比べて、この1時間の間に聴いた 讃美歌やクリスマス関連の歌というのは、彼らにとっては宗教というのか、生活というのか、そういうものにしっかり根付いたものだというのが この時に分かったんです。

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まあ、そういうフィリピンと日本でのクリスマスというのを 比較すること自体が 「トンデモナイ」話じゃああるんですけど、 FACEBOOKでこんな記事が廻っていたんです。

日本人のクリスマス - 変なものトップ5 」 ってタイトルなんです。

http://en.rocketnews24.com/2016/12/22/w-t-f-japan-top-5-strange-things-japanese-people-do-for-christmas%e3%80%90weird-top-five%e3%80%91/

第5位: ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)の夕食

 

第4位: クリスマス・ケーキ

 

第3位: 小さなクリスマス・ツリー

 

第2位: クリスマスは 恋人たちのイベント

 

第1位: クリスマスにも お仕事

・・・ってな具合です。

KFCってのは、フライド・チキンなんだけど、フィリピンの人たちはほとんど毎日 フライド・チキンを食べてますからねえ。

小学生から、お弁当は フライド・チキンとご飯ってのが 毎日だったりして。

フィリピンだと 七面鳥までは手が届かない感じなんですけど、なぜか大きなハムを丸ごとプレゼントするのが ひとつの慣習になっているみたいです。

・・・・

クリスマス・ケーキは、明らかに誕生パーティーの定番でして、
ことさらクリスマス用ということではなさそう。

・・・・

クリスマス・ツリーは、日本の場合は 家が狭いですから、まあ、しょうが無いっすね。

・・・・

恋人たちのイベントってのが、クリスチャンの国では 信じられないところでしょうか。

フィリピンでは 明らかに宗教的であり、また家族的と言えるでしょうね。

日本で言うならば、お正月みたいなものですかね。

・・・・・

クリスマスにお仕事??

まあ、フィリピンでは論外ですね。

クリスマスの前後は、祭日だし、田舎に帰って家族や親せきと過ごし、教会のミサに行くという一年で一番大切な時期なんですね。

海外出稼ぎしている人たちも、世界中からフィリピンに帰国する季節ですから。

・・・・・・・

話は飛びますけど、

私は長崎県佐世保市の出身なんですね。 だから隠れキリシタンの人たちも近場に居れば、子供のころに家の近所にあったカトリック教会の庭で遊んだこともあるんです。

おまけに、米海軍の基地でもあったもんで、隣近所に 米軍の水兵が住んでいたり、米軍の将校の家族の家に遊びにいって、そこの子供たちとかくれんぼなんかをやったりもしていたんです。

だから、日本全体の中で考えれば、キリスト教というものに 大きな違和感は感じていない筈なんですね。

・・・ところが、です。

私の母は結婚前は キリスト教の洗礼を受けたという話を聞いたこともあって、そして、大学受験の準備もあったもんで、聖書の英語をしばらく勉強していたことがあるんです。

和英対訳の聖書ってのがありますよね。 あれです。

その時につくづく思ったんですけどね、なんで聖書の日本語訳って こんなにバタ臭いんだろうって思ったわけ。

これじゃあ、信者は増えないなってね。

書いたものを読むってことは、そして、それに感動したりするってことは、やはり書いてある内容は勿論だけど、その文体なんかにしても、琴線に触れる表現っていうのか、こなれた日本語になっているかってことが大きいんじゃないかと思ったんです。

仏教の中でも、親鸞の浄土真宗なんてのは、昔々のカトリックの神父たちが日本で布教しようとした時に、日本人にキリスト教というのはこんな教えなんだよと説明したところ、日本人は 「ああ、そんな宗教だったら もう日本にあるよ」 ってなことを言ったそうですしねえ。

学者によっては、浄土真宗は 一神教だという話もあるみたいですよ。
まあ、それだけ キリスト教っぽいってことですけど。

・・・・・

最後に、クリスマス・ソングを比べてみましょうか?

日本の最近のクリスマス・ソングって こんなものらしいですね。

日本のクリスマス・パーティーに必須のクリスマス・ソング 10曲

https://blog.gaijinpot.com/ten-essential-songs-japanese-christmas-party/

すんません、私が知っている曲は ひとつもありません・・・涙。

・・・で、こちらは 英語のクリスマス・ソングですが、

メリー・クリスマス ベスト 30曲

https://www.youtube.com/watch?v=bzsVxXAOtEk

曲名を見てみると、日本のクリスマス・ソングは 恋の歌という雰囲気であるのに対して、英語の曲は クリスマスの季節をお祝いするような感じの曲が多いように思います。

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・・・・・・

まあ、結局、何が言いたいかっていうと、

日本のクリスマスは 浮かれ踊るイベントで、フィリピンの場合は 荘厳さと家族の温かさを確認するイベントなのかな~~、とつくづく感じちゃったわけです。

クリスマス・カンタータ、有難うございました。

 

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コメント

たけじーぷさん、
書き込みをいただき有難うございます。
アメリカの子供たちとの激戦や ミンダナオのくだりには
思わず吹き出してしまいました。

10年以上バギオに住んでいて、今頃日本とフィリピンの
クリスマスの違いを実感するというのも間抜けな話
なんですが、日本に住んでいるフィリピン人の人たちは
日本のクリスマス騒動をどう見ているのかなあと
興味深く思います。

私が住んでいる下宿の大家さんは有力者なので
毎年 修道院の人たちがクリスマス・キャロルを
歌いに来るので かなり恵まれた経験をしている
方だと有難く思っています。

  

  

投稿: sase tamotsu | 2016年12月24日 (土) 10時56分

私も幼少期は米軍基地があるところで育ちました。させさんと違うのは… 我々そこの日本人のガキはアメリカ人のガキたちとはツバを掛け合ったり石を投げ合ったりして喧嘩ばかりしていたということです(笑) 米国勤務時代に米国人の同僚たちにその話をしたら、「オマエって…その手の日本人(Japという単語で)だったのか… We remember Pearl Harbor!」って。もちろん冗談ですけどね。

以前オンラインチャットでミンダナオのピノイと話したとき、ちょうどクリスマスだったのでMerry Christmasと言ったら、オレはイスラム教徒でクリスチャンじゃないんだと言われ、あ、そっかあ、と。

広がりつつあるHappy holidaysという言葉も、クリスマス休暇がある国ではいいかもしれませんが、それがない例えば日本ではやっぱりこの先もMerry Christmasが使われるんだろうなあと思ったりもします。

日本にはごく少数の信者たちを除けばほとんどクリスチャンはおらず、よってキリスト教のイベントの意味を知っている人も少ないからなんだと思います。

「クリスマスにチキン」はもちろんKFCの、そしてデビアスの「婚約指輪は新郎の3ヶ月分給与が適当(だか正しいだか)」とか、あるいは関西でもごく一部の地域の習慣な恵方巻きが日本全国の伝統的習慣です、などと同じく、企業のマーケティング、プロモーションを国民の多くが盲信しています。

バレンタインやクリスマスはまだしも、最近の日本のハロウィン騒ぎには個人的にはうんざりです。数ヶ月前メトロマニラで友人らと夕食に出かけた際、某ハリウッド映画のキャラクターコスプレした男性と出会って、一緒の写真撮影をお願いしたりしましたけど。

20年以上、比現地の友人たちからは、「クリスマスのとき(フィリピンに)おいでよ。一緒にクリスマスを祝おう」と言われてきてますが、私自身クリスチャンなわけでもなく、友人たちが家族と一緒に過ごすのを邪魔したくもないと思い一度も実行してません。私がずっとしているのは彼らにカードを送ったりするだけです。

投稿: たけじーぷ | 2016年12月24日 (土) 10時32分

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