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2016年4月 7日 (木)

フェイス・ヒーラー 心霊治療の話 : うちの下宿のヘルパーさんが

話は、この白い鶏さんから始まったんです。

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大家さんから ちらっといきさつは聞いたんですが、
実際のところ フェイス・ヒーラー(心霊療法師)の治療ってのは 
どんなもんなんだ? って、知りたくなって。

田舎で休暇をとって、戻ってきたばかりのヘルパーの男性(30代後半)
に 何か経験があるかどうかを聞いてみたんです。

それが下のような話でした。

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これは、たまたま、日本語の授業で、作文の宿題を出す日だったんで、
「こんな感じの面白い作文を書いてちょ~~ね」 ってことで
例示をしたものなんです。

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では、以下に日本語堪能な皆さんへ、もっと詳しく書いてみましょう。

ヘルパーの男性が、まだ幼かった頃の話です。

お兄さんが、ある日、両太腿の前・内側に、火傷のような
見るのも可哀相な皮膚病みたいな病気になり、血まで出てきた。

病院に行って、診察してもらい、薬も処方してもらったのだが、
良くなるどころか、いっそう悪くなっていく。

これでは、いけないと、母親が フェイス・ヒーラー(信仰治療師
とか心霊療法師とかいう)を呼んだ。

兄を診察したヒーラーは、祈祷師のような人で、現地語では「アルブラリオ」と呼ぶらしい。
その祈祷師は 「この病気は、あなたが 木の根元で ゴミを焼いたからだ」
と告げた。

その理由というのは、
「その木の下には、目には見えない小人の精霊がいて、
 たまたま あなたがゴミを燃やした時に その火で
 大やけどをしてしまった。
 その精霊のやけどと同じ部分で あなたにこのような
 病気が出てきている。」
・・と言うことだった。

祈祷師は、
「その小人の精霊に 黒豚を捧げて、祈らなくてはならない
と言い、意味の分からない呪文を唱えた。

そして、家族で一緒に祈りを捧げた。

すると、なんと、その後3日間で、そのただれた火傷のような
病気が消えていった、と言うのだ。

祈祷師は、供えられた黒豚の半分を報酬として持ち帰り、残った半分は家族がいただいたという。

このような場合、祈祷師はお金を請求したりはしないそうだ。 それは、その能力が神から与えられたものだから、その能力を人々の為に使うことが伝統的に求められているらしい。

ヘルパーの男は、こんなこと自分でも信じられないけれど、実際に傍で見ていたんだから、疑うもなにもないでしょう、と思い出を語ってくれた。

私が日本語を教えている生徒たちは、バギオ周辺で生まれた
山岳民族の日系人なのだが、最近は ヒーラーも少ないので
本人たちは経験がないそうだ。
しかし、親戚や友達からそういう話を聞くことはあるらしい。

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このヒーラーは、あくまでも祈祷あるいは呪術で
治療をするというものだが、 私が過去に通訳をやったこと
がある心霊療法師というのは 手品のように 病気の患部
内臓から取り除くという術を見せた。
祈祷やお供えなどはなかった。

しかし、日本に戻ったその患者からは、日本の病院で
検査をしたところ 何も取り除かれてはいなかったとの
報告を受けた。

フェイス・ヒーラーと言っても、様々なタイプがあるようだ。

ちなみに、上記のケースで、アルブラリオ(祈祷師)は、フェイス・ヒーラーとひとまとめに言われているが、実際は 異なるものであるそうだ。

ヘルパーの話では、フェイス・ヒーラーは 悪い霊、悪魔などを扱うものであるそうだが、アルブラリオと呼ばれる人たちは 特定の場所にいる精霊などを人間側が邪魔した時などに 人間に発症する病気を治すものだと言う。

だから、日本的発想で考えると、

前者は イタコのように霊との交信を行うような人たちで、

後者は いわば神道の神官のように災いを祓うもののようです。

ですから、私が通訳をした経験がある 手品を使って 内臓の患部を取り除くような施術をする心霊施術師は これらとは又別物のようですね。 こういう人たちは 地元の人たちからは 「フェイク・ヒーラー」(偽物ヒーラー)などと揶揄されています。

いずれにせよ、不思議な世界です。

 

 

 

 

 

 

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2016年4月 6日 (水)

ある日 突然 下宿に現れた 白い鶏 - 心霊療法に使うらしい

昨日から なんとなく声が聞こえていたんです・・・

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外には こいつらが いるんで・・・

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まさか・・こんなものが 我が下宿の庭先にいるとは 思いもしなかったんです。

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なんと、立派な お姿の にわとりさん じゃないですか・・・

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下宿の女将に、「どうしたんですか。 鶏ビジネスでもやるの?」

って冗談を言ったら、こんな答えが返ってきました。

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時々 うちに手伝いにきてくれる 親戚のおばさんが、最近具合が悪いというので、心霊療法師に診てもらったら、

「悪い霊が憑いているからだ・・っていったそうなの。」

「それが、なんで 鶏なんですか?」

「霊を追い払うのに、放し飼いの環境で育った白い鶏が必要だって言うらしいのよ。」

・・・・

ってな話です。

おばさんが住んでいるところは、割と人が多い低地の大きな町中なので、

食糧として飼料で育てられた鶏しか売られていないらしい。

バギオなら、山岳地帯で、周辺に田舎もあるし、

放し飼いで自然に育った鶏もいるだろうと 依頼されたらしい。

白い鶏じゃなきゃだめなんだって・・・と女将が言っていた。

・・・・

心霊療法は いろんな種類があるようで、

中には 手品師みたいなのもあるが、

今回のは いわゆる信仰にもとづく療法(フェイス・ヒーリング)であるようだ。

いろいろなものを生贄などにしながら 祈り、霊を払うもののようで、

フィリピンでは、比較的若い人たちの間でも 未だに行われている。

実際に それで 治ったりするらしいので、馬鹿にはできない。

病は気から・・・という言葉もあるが、

さまざまな精神的なストレスなどが その原因だとするならば、

こういう施術が まったく効果がないと言い切ることも

できないような気がする。

それに、この宇宙は、ほんの数パーセントしか 先端物理学でも

見えていないそうだしね・・・

ダークマターの宇宙に その「霊」が住んでいて、悪さをしているのかもしれないし・・

・・・・

ってことで、白い鶏さん、 お勤め 御苦労さまです。

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これは イモちゃんです。

・・・・・

もっと 心霊療法、信仰療法あるいは神霊治療、フェイス・ヒーラー等の バギオ事情を知りたいかたは、こちらでどうぞ:

http://baguio.cocolog-nifty.com/nihongo/2014/11/post-65b0.html

http://baguio.cocolog-nifty.com/nihongo/2014/04/22-23-f38c.html

 

断っておきますが、これらの治療にはいろんなタイプがあって、

私は 手品のように 内臓を取り出すと言うマジックのような ヒーラーは 全く信用していません。

数年前に そのような施術を受けたいという 日本人の方を3~4人案内して

通訳をやったことがありますが、日本に帰国後に検査をしたところ、

まったく患部はそのままで、取り除かれていなかったと報告を受けたからです。

ご参考まで。

===

ところで、休暇から戻ってきた 下宿のヘルパーのお兄ちゃんに この鶏の話を聞いたところ、面白い話をしてくれました。

バギオの山を降りたところにある 田舎町の男なんですが、

彼が小さかった時に、彼のお兄さんが変な病気に罹ったんだそうです。

その病気というのは、両太ももの内側から、血が出て来て、見るのも気持ち悪い、皮膚病みたいなものになったんだそうで。

医者に見せて薬ももらったけど、治らない。

しょうがなくて、親が 祈祷師のような、いわゆる心霊術師 フェイス・ヒーラーにお願いして、 指示に従って お供えものをし、呪術みたいなことをやってもらったところ、翌日から治り始めたということでした。

自分も信じられないんだけれど、この眼で見たんだから 信じないわけにはいかないよね。

・・ってなことでした。

まあ、世の中には 信じられない、不思議なことがあるもんです。

もっと詳しくは こちらで どうぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

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