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2017年1月18日 (水)

ハイランダー(高地民)とローランダー(低地民)の猫犬抗争

バギオ市は標高1500メートルの高地にあるもんだから、
バギオから北部一帯の山岳地帯に住んでいる人たちのことを
ハイランダーって呼ぶんです。

その反対語は 低地に住んでいる ローランダー

うちの下宿にも、ハイランダーとローランダーが生息して
おりまして、ハイランダーは 三毛ちゃん家族
子供が3人。 三毛ジュニア、トラちゃん、小太郎です。

Img_7506

ローランダーは、ブラウニー家族
お母ちゃんのブラウニーと、その娘たち、フレンディーと
シャイちゃんです。

Img_7510

数年前のことですが、フィリピンの国会で某国会議員が
山岳民族は猿だ」みたいな暴言を吐いたことがあって、
バギオ選出の議員が抗議し、バギオ市議会で 暴言を吐いた
議員を ペルソナ・ノングラータ(好ましからざる人物)として
バギオ市へ入ることを禁止しようという動きがありました。

その後某議員が謝罪し、条例は出来なかったようです。

ハイランダーには、ある種の誇りがあるようで、
例えば スペイン時代に低地のローランダーは簡単に
キリスト教化されてしまい、フィリピン独自の文化も失って
しまったが、我々は外国からの勢力と闘って自治を守って
来たというような話です。

うちの下宿のハイランダーたちは、以前はテーブル、洗濯機、
冷蔵庫などの上で 平和を満喫していたんですが、
このブラウニーお母ちゃんの父親の代から、その安寧が
危機にさらされるようになったんです。

Img_7522

先代の父親のジャンプ力はかなりのもので、
テーブルや洗濯機の上に 覇権を唱えるようになったんですねえ。

だから、三毛ちゃんの先代の家族は、さらに高みである
アメリカ製冷蔵庫の上に安住の地を求めたわけ。

ところが、この今の代、ブラウニーちゃんは、先代の血筋よろしく
さらに磨きをかけ、冷蔵庫の上にまで 飛び乗る跳躍力
身につけちゃったんです。
まさに、新兵器の登場ですね。

しかし、ハイランダーの三毛ちゃん家族だって 黙っちゃいません。
小太郎と三毛ジュニアは軟弱なんだけど、
お母ちゃんの三毛とタヌキ顔のトラちゃんは 果敢に闘うん
ですねえ。

バギオ市からさらに山岳地帯に入ったところには、
ベンゲット州、マウンテン州、イフガオ州、カリンガ州などの
人たちが住んでいまして、スペイン時代には言うことを聞かなかったようです。
その後 アメリカの植民地になるころから、次第にキリスト教を
受け入れるようになったらしい。

ちなみに、第二次世界大戦中には、日本軍も この山岳地帯の
抗日ゲリラには悩まされていたようです。

大崎正治著の「フィリピン国ボントク村」という本がありまして、
副題「村は「くに」である」とあります。

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%94%E3%83%B3%E5%9B%BD%E3%83%9C%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%AF%E6%9D%91%E2%80%95%E6%9D%91%E3%81%AF%E3%80%8C%E3%81%8F%E3%81%AB%E3%80%8D%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B-%E4%BA%BA%E9%96%93%E9%81%B8%E6%9B%B8-%E5%A4%A7%E5%B4%8E-%E6%AD%A3%E6%B2%BB/dp/4540860844

この本の中に 以下のような一節があります:

「「部族戦争」の合理
 ボントク族の文化にある内と外の二分空間観念は、ときには
条件がそろえば、宗教や文化の独自性や政治的団結という域を
こえて、村落間戦争という形にまで至ることがある。
 かつてこの地域の人々は 首狩りの習慣をもっていた。
普通英語でよぶトライバル・ウォー(部族戦争)は、厳密に
いえば、必ずしも正しい用語ではない。 むしろ、”村落間戦争
とよぶげきであろう。・・・・」

「首狩りはそれなりに一定の合理性を持っていた。 
すなわち、「目には目を、歯には歯を」という復讐の倫理であろう。
どういう原因であろうと、何かのきっかけで、自分の身内が
殺人や重い障害の被害者になったとき、彼の魂がこの世にある
近親者を悩ませて煩わす。 その魂を慰めるためにも、
殺人や傷害の仇を討たねばならない。
この宗教的信仰は、若い人々の間でさえも今なお信じられている。」

これは 日本の戦国時代の慣習に似ていますね。

敵の「首をとる」、そして、「仇を討つ」。。。。

ちなみに、この本は1987年に出版されています。

私が出張でバギオ市に初めて来たのは 1992年ですが、
その当時でも、首狩りを彷彿とさせる事件が新聞で報道されたり
したことがありました。

その村落間戦争は、山の奥の抗争にとどまらず、
バギオ市にある大学の中でも、その村から出てきた学生たち
の間でトラブルがあるとの話でした。

上記の本の中には、次のようなくだりがあります:

「カリンガ族やボントク族において、伝統的な村落間戦争の
特色は、復讐する側も復讐を受ける側も、村全体の成員
(主として男性)が巻き込まれることにある。
もとの殺人加害者の同郷者全員が復讐を受ける対象となる。
被害者の同郷全員が復讐の義務を負う。」

遠く離れた山奥の村の話であっても、バギオ市の大学に
その影響が出るということは実際にあったようです。

ただし、過去10年ぐらいはこういう話は聞かなくなりました。

・・・

さて、我が下宿の高地民と低地民の抗争ですが、
覇権を唱えるお母ちゃんブラウニーが、アメリカ製冷蔵庫の
上にある 三毛ちゃんたち家族の食卓を脅かすようになったわけ。

と、タイミング良く、大家さんが台所の窓に
換気扇を作ったんですねえ。

で、冷蔵庫の上から、すぐ上にある鹿の頭の壁掛け、
さらにその換気扇の箱の上へと 身軽な一家は避難所への
ルートを開発したってことです。

いよいよ危なくなっても、換気扇から屋根の梁へドロン

Img_7570

さすがに、犬のお母ちゃんブラウニーと言えども、
三毛ちゃん家族の食事中は 4匹の猫を相手に殴り込みを
かけるのは しんどい様子。

それに、一応猫ちゃん担当の私が 三毛ちゃん一家の食事中は
見張っていますんでね。

ブラウニーも、そこんところはちゃんと承知しているみたいです。

「降りろ!」と声をかけると、頭を掻きながら? ちゃんと
テーブルから 渋々降りますからね。

そして、きまり悪そうに、頭を低くして、私のところに
近寄ってくるんです。

「良し良し!」と頭を撫でてあげます。

・・・・

「撫でる」・・で思い出したんですけどね。
犬よりも猫の方が 人間にとってはいいらしいですよ。

先日 NHKの「サイセンス・ゼロ」でやっていましたよね。
猫を相手にする方が 人間の脳を活性化して、長生き出来るって

犬のように人間に従順じゃだめで、猫のあの気儘さ、身勝手さ、
何を考えているのか不可思議な存在が、人にいろんなことを
考えさせるんで、人間の脳が活性化するらしい。

詳しくは こちらのサイトでどうぞ:

NHKでサイエンスZERO「ニャンとびっくり!科学で探る ネコとヒトとの優しい関係」が放送されました。
http://blog.livedoor.jp/mohumohuch/archives/3751228.html

「このことから、ネコは飼い主の声の区別はできているのに
呼びかけに対して積極的に返事をしないことがわかったのです。」

「ネコが害獣であるネズミを駆除してくれるので、人間は野性味が
残っていた方がいいと。そこで人間と積極的にコミュニケーション
をとるように選抜等がかけられてこなかったので、今のように
あまり人間と積極的なコミュニケーションをする行動様式は持って
いないのだと思います。」

「「例えば『ニャー』という鳴き方、あれはネコ同士の会話音では
なくてヒトに向かって鳴いているんですね。それはネコが明らかに
努力した結果だと言われています。」

「イヌとの結果を比べてみると、なんとネコとふれあったときの
ほうが2倍近く脳の活動が高まることがわかったのです!!」

「するとどうでしょう!猫が命令を聞かなかったときのほうが
脳の活動が活発になっていることがわかったのです。」

「ネコちゃんとコミュニケーションを取ったときにあんまり言う
ことを聞いてくれないと一生懸命思考をすることで右下の前頭葉
が働いたんじゃないかと考えています。対人間同士でも非言語
コミュニケーションの方が優位に相手の表情を見たり、しぐさで
相手の気持ちを推し量る。そこでコミュニケーションが成り
立っている。人というのはネコという動物を対人間というか、
それ以上の存在として見ているのではないか

「年齢や高血圧、喫煙の有無、コレステロールなどの心臓や血管の
病気のリスク値を含めて総合的に調べた結果、ネコを飼っている人
心筋梗塞などで亡くなる確率が40%も低いことが判明しました。」

・・・・これは、明らかに ハイランダーの勝ちですねえ。

Img_7569

しかし、私は親父のように脳溢血でさっさと静かにあの世へ
行きたいと思ってんですがね。

どうも、これを読んでいると 長生きしそうだな。
困ったな・・・あはは

今日の作文は、文脈がとっちらかってしまいました。

とっちらかっていると、脳が活性化すると思いますよ。
へへへ

 

 

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