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2017年3月 7日 (火)

"The Unseen Beings" (見えざる存在) DIN ADI KAILA アート3人展 と 縄文時代? Baguio Museum

バギオ博物館で、こんなアート展のオープニングがありました。

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DIN ADI KAILA と言うのは、バギオ市近郊の地方語 カンカナイ語で、
「見えざる存在」とでも言うべき精霊などのことだそうです。

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私の日本語の生徒たちに聞いた話の中にも、いろいろな精霊にまつわる
話などがありまして、山岳民族の中には、今でも現実的な話として
伝えられているようです。

日本の精霊信仰にも通じるものがあって、親近感を持ちます。

つまり、八百万の神々ってことです。

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このアート展は、この3人さんが開催しているものですが、
8年ほど前、女性たちがフィリピン大学バギオ校美術学部の現役生
だったころから、日比友好月間イベントでのお付き合いがある
今はフリーランスのアーティストたちです。

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Ronaldさんは、昨年の七夕祭りで、伊達政宗のガレオン船を制作
してくれました。

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Kizelさんは、いつも独特の楽しい絵を発表しています。

今回は 自然の中に息づく精霊をテーマに描いています。

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Rochelleさんは、「バギオ歴史探訪アート・マップ」でも、1930年代の
バギオ市を描くとともに、全体のとりまとめ役もやってくれました。

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今回のオープニングでは、こんな踊りが披露されたのですが・・・・

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非常に興味深かったのは この「棒」です。

太さや長さに違いがあるのですが、踊りの音楽をこれで奏でたのです。

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普通は、この若者たちが手に持っている金属製のガンサあるいはゴング
という金属製の鳴り物を使うんですが、その代わりに ここでは「棒」を
使っていると説明があったんです。

ガンサについては、こちら:
https://kotobank.jp/word/%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%82%B5-48756

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代わりに・・・と言いましたが、歴史的には逆の話でして、
元々山岳民族はこの「棒」を叩いて奏でていたものを、
中国(だったと思います)から渡ってきた青銅製のガンサを使うように
なったのだそうです。

この「棒」の演奏。 なかなか良い音で、素晴らしい演奏でした。

=====

ここで、話は急に飛ぶんですが・・・・

こんな話を聞いたことはありませんか?

フィリピン・ルソン島沖から始まる世界最強の黒潮(日本海流)は、海のベルトコンベアーの役割をはたし、海産植物や陸上生物の拡散分布に役立っただけでなく、「海上の道」となって先史時代以来多くの南方的要素を日本にもたらしたことは確かである。ここで取り上げた特徴的な石斧、貝斧は、琉球列島に定着した先史時代人(サンゴ礁文化)や南九州地域に成立した南の縄文のクニ「もう一つの縄文文化」の原郷を探る意味で重要な石器であり、また黒潮海域を主な活動舞台にした「海人」集団の軌跡を示した資料と言える。 」

http://www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/sekihiro.html

実は、たまたま 数日前にこんなyoutubeを目にしましてね。

「【ドキュメンタリー】 日本人はるかな旅 第2集 「巨大噴火に消えた黒潮の民」   」

https://www.youtube.com/watch?v=YMB3CtKJ6jk

縄文時代初期、9,500年も前の フィリピンから日本への移民?のお話。

http://www.jomon-no-mori.jp/uenointr.htm

鹿児島県・上野原遺跡の紹介

・・・・・

なんで、こんな話をいきなり持ち出したかっていうと、要するに
この「見えざる存在」アート展に戻るんですけどね、
日本に今も何となく存在している「自然崇拝」というのか「精霊信仰」と
いうのか・・・・いずれにしても、そのルーツの一旦はフィリピンの
山岳民族のそれと同じなのではないかって思ったわけです。

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その日本の心象風景の底辺に流れているものが・・・

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もしかしたら、このアート展の底辺に流れているものと
相通ずるのではないかと・・・・思ったわけです。

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もし興味があったら、是非 バギオ博物館に足をお運びください。

2017年3月31日まで開幕中だそうです。

 

 

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コメント

長年、フィリッピンのストリートチュールデンのことが、
気になっています。

ジャトロファ栽培をやられていると御聞き致しました。日本では、バイオ発電が増えて来ており、ジャトロファの種の需要が増えております。専門商社は、ジャトロファの実を確保したいと思っています。可能でございますでしょうか?
日本企業の依頼で、活動をしております。

子供たちへ未来を示したいと思います。

投稿: 仲野雄二 | 2017年3月 7日 (火) 17時02分

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