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2017年5月16日 (火)

フィリピンの歴史教科書から学ぶ 109  革命軍の分裂、そして リサールの運命

 

 

HISTORY OF THE REPUBLIC OF THE PHILIPPINES

WRITTEN BY GREGORIO F. ZAIDE

 

フィリピンの大学などで教科書として使われているフィリピンの歴史

の本を読んでいます。 要点のみを引用して翻訳しています。

 

 

 

「第18章  フィリピン革命」 

Img_2759

p240

「マグディワンとマグダロの議会」

革命が勃発した時に、カビテ州では、ふたつのライバルとなった

カティプナンの州議会があったことに留意すべきであろう。

―― バルドメロ・アギナルド(エミリオ・アギナルドの従兄)が

率いるイムスを州都とするマグダロ議会と、マリアノ・アルバレス

(ボニファシオの妻であるグレゴリア・デ・ジーザスの叔父)を

代表とする、ノベレタを州都としたマグディワン議会である。

ボニファシオがカビテに到着するとすぐに、マグディワン議会は

以下の役員をもって再組織された:

King (王)…………………………………………….Andres Bonifacio

Vice-King(副王)…………………………………Mariano Alvarez

(以下省略)

・・・・・

これに負けじとばかり、マグダロ議会は同様に以下の役員で

組織した: 

President(大統領)……………………………Baldomero Aguinaldo

Vice-President(副大統領)……………….Edilberto Evangelista

Lieutenant General(中将)……………….Emilio Aguinaldo

(以下省略)

=== この時点では、エミリオ・アギナルドはふたつの議会の

    一方の中将に過ぎなかったわけですね。

    まあ、軍の大臣ということでしょうが。

    しかし、一番上の地位を キング(王様)ってするのって

    どういうことかな? 革命軍なのに・・・

    スペインに対抗して、こっちだって王様だ~~いって

    言いたかったのかな?

 

p241 

ボニファシオがカビテ州に来る前までは、これらのふたつの

カティプナン議会は、ライバルではあったものの、お互いに

協力して共通の敵に対していた。 ・・・・・ 

カビテにボニファシオが到着すると、この・・・良い関係は

終わり、不和が自由論者の依って立つところを弱体化させた。 

・・・・ 

p241

「リサール博士の処刑」 

1892年以来、リサールはミンダナオ島の寂しいスペインの

辺境の地であったダピタンに流刑の身となっていた。

彼はそこで、医療行為を行ない、町の水道設備を造り、

少年たちの為の学校を開き、文学の著作や科学的な研究を

続けていた。 

4年間の静かな生活の後、彼はキューバにおけるスペイン軍の

外科医の職に希望を出した。その当時、キューバでは革命の

嵐が吹き荒れていた。  彼の陳情は認められ、マニラに向け

出航し、1896年8月にマニラに到着した。

フィリピン革命はその時勃発した。

少々遅れて、彼はスペインへ行くことを許可された。

スエズ運河で、船長はマニラから電信を受け取った。

それは、船長にリサールの逮捕を命じるものだった。

バルセロナに到着すると、リサールは囚人とされ、

マニラに送り返された。 そして、そこでフォート・サンチャゴに

投獄された。 

==== さあ、さあ、さあ、皆さま お立ち会い。

     いよいよ、かの有名な ホセ・リサールの処刑ですよ。

     この処刑がフィリピンの歴史の中でどのような

     意味をもっているのか、実に興味のあるところです。

     しかし、キューバで外科医の職に就きたいって、

     そんなエピソードがあったんですね。

     リサールはどんなことを考えていたんでしょうか。

・・では、次回 シリーズ 110 をお楽しみに・・・

 

 

 

 

 

 

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