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2018年4月 3日 (火)

日本語教師症候群 - 「出せていける」と「出していける」って何?

 

NHKのニュースでのテロップ。

水泳選手のインタビューの時にこんな字幕が出たんです。

 

(A)「・・・記録を出せていけたらなと思います。」

という水泳選手の画像の下に・・・・・

 

(B)「・・・記録を出していけたらな・・・」

 

・・・「出せていけたら」を「出していけたら」と書き換えていた。

 

仮に英語で言うとするならば、

 

(Ae)「 ・・・if I can go to be able to record・・・・」

(Be) 「 ・・   if  I can go to record ・・・」

 

(こんな英語があるかどうか知りませんが・・・とりあえず参考

 https://oshiete.goo.ne.jp/qa/6352044.html )

 

何が言いたいかといえば、

(A) は 「出す」の可能形「出せる」から「出せて」と、

その後に、「行く」の可能形「行ける」から「行けたら」を

使っているわけです。 

可能形を二重に使っているんですね。

(B) は 「出せて」の代わりに「出して」という

日本語教育では「て形」と呼ばれる形を使っています。

可能形は一回しか使っていない

 

ここで この文法の議論はするつもりはないんです。

私が知りたいのは、

日本人は小学校や中学校で「日本語の書き方」をいわゆる文法を

踏まえて教えてもらったことがあるだろうかということなんです。

 

作文の時間はありました。

それは覚えているんですけどね。

でも、赤ペンで添削されたことはあっても、日本語つまりは国文法

というものに照らして、日本語で文を作るときは

「こうなくてはならない」というような指導を受けた記憶がないんです。

 

国語の先生をやっていた年配の女性から、聞いたことがあるんです。

外国人に日本語を教えるということと、日本人に国語を教える

ことは全く方向性が逆なんですね。

国語は 解釈を教えるだけなんです・・・・

つまり、文を積み木のように積み上げて表現するという

ことは教えていない・・・ようなんです。

 

文章を書くというのは、日本の子供達にとっても

重要な勉強だと思うんですけどね。

最近流行りのコミュニケーション能力を育てるという意味では。

 

上の例文でいってみれば、

 

「出せていける」というように可能形を二重につかうのは

文法的に間違いである、「出していける」のように後段だけに

可能形を使うのが文法的に正しいのだ・・なんてことです。

 

現実の日常生活では 実際のところ上記二つの例文が

どのように使われているのか、ちょっとチェックしてみました。

ただし、「出していける」「出せていける」は実際にはあまり使われ

ないだろうと思い、「暮らしていける」と「暮らせていける」のふたつ

でどのくらい使用されているのかを検索してみます。

 

GOOGLEで検索してみると」

 

「暮らしていける」・・・・ 50件以上ヒット

「暮らせていける」・・・・ 17件ヒット(10ページまで)

 

およそ 3:1の割合で「暮らしていける」の勝ちですね。

 

どんな言語も日々変化しているので、どうでもいいっちゃ

どうでもいいんですけど、日本語教師としては どういう言い方が

基本的で間違いがないかという観点から教えなくちゃいけないもんで。

 

NHKのテレビのテロップは 非常に勉強になります。

 

 

 

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