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2018年9月29日 (土)

マニラ.... サン・アグスティン教会 謎の壁画 そして 絵画「長崎のマグダレナ」

今年の日比友好月間イベントで、天草四郎をテーマにして
展示をやったりしたんですけど、いろいろと来年のテーマを
模索している中で 謎の壁画の写真に出会いまして・・・・・
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これなんですけどね。 「聖霊天草に降る」と書いてあって、
マニラのセント・オーガスチン寺(サン・アグスティン教会)の壁画だって
書いてあるんです。
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これは、1958年に出版された本らしいんですが、
天草の某博物館の館長さんから情報をいただいたんです。
それで、6月に聖アグスティン教会の博物館を訪ねて、
このコピーを見せて、博物館のガイドさんと館長さんにも見て
もらったんですけど、「こういう壁画は見たことがない」という返事
だったんです。
。。
それで、たまたまマニラに派遣されていた日本語パートナーの
女性から こんな本をいただきまして・・・・
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これは英訳されたバージョンでして、
元は日本語で書かれた本なんです。
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元々の原本は 長崎の出島にある「長崎の教会群インフォメーション
センター」と長崎純心大学の教授が出版したものなんですねえ。
で、この本の中にも こんな写真があったんです。
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・・・で、この壁画のタイトルが
Beautus of the third Dominicans (ドミニコ会の第三会員の福者??)
となっているんです。
第三会員ってなんじゃろか? と調べたところ、
日本語で言うところの「在家信者」みたいな意味らしいんです。
で、この中に「長崎のマグダレナ」が殉教した、「大村のマリナ」も
殉教した、なんてことが解説文にあるんです。
頭が混乱してきたんで、さらに別の情報から こんな本を
ちらりと読んでみたんです・・・・・
Photo
この本には、「聖ドミニコ会 第三会員」というタイトルで
同じ壁画のことが掲載されているんですねえ。
Photo_2
「ドミニコ会の愛と受難」ってほんなんです。
おそらくキリスト教関係の人が書いた本なんでしょうね。
だから、上の英語版の内容と同じタイトルになっている。
ところが、こんな本もあるんです・・・・
天草四郎時貞、真実の預言者
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・・・
この本は 上の謎の壁画についてユニークな研究と取材をやった本
のようなんですが、・・・・
この本は第一部で、第二部にマニラでの取材を含めて
謎解きを出版しますよ~~~、って書いてあるんです。
ところがどっこい、その第二部が出版されていない。
で、この本のことについて書いてあるサイトがありました。

「私は上記の壁画、すなわちマニラセントオーガスチス聖堂の壁画であることを

 

今倉真理著 「天草四郎時貞、真実の預言者」によって知った。」

と書いてあって、聖アグスティン教会の壁画であったらしいとは

分かるのですが、その謎解きの第二部が結局出版されていない。

出版社にも問合せようとしたんですけどね、倒産していました。

そして、この本の著者の関係者と思われる人に某図書館を通じて

コンタクトしようと試みたんですが、「住所に尋ね当たらない」

ってことで、辿り着けず。

それにしても、このサイトにあるこの情報はなんだ・・・

助野健太郎著 「島原の乱」に紹介されている

 

島原一揆犠牲者に対する聖霊降臨の図

..

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・・・・

ここでもうひとつのタイトル名称が出て来たんです。

..

002

島原なのか、天草なのか・・・・第三会員なのか・・・・

。。

謎を抱えたまま、もう一度 マニラのイントラムロスの中にある
世界遺産の 聖アグスティン教会に 調べに行ったんです。
今回は、上にある日本側の書籍に掲載されている写真や
文章をコピーして、博物館の館長宛てに手紙にして、調査依頼を
しました。。。。返事があるかどうかは???? ですけど。
ついでに、現在の博物館の展示の中に 日本がらみのものが
ないかと探し回りました。
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これが サン・アグスティン教会です。
扉の奥が教会・礼拝堂で、右側に博物館の入口があります。
教会の方の扉は、毎日5pmのミサの時しか開かないそうです。
なので、博物館に入って、教会の内部を見ることになります。
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日本関係の絵画が掛けられているのは、こちらの階段です。
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この階段にある絵画についての、個別のタイトルや解説はなくて、
上の表示があるだけなんです・・・・
05_075a
。。。
で、博物館の職員の女性(たぶん学芸員みたいな人)に尋ねたところ、
この絵は 「長崎のマグダレナ」を描いたものだとのお話でした。
以下の絵画については、詳しいことは分からないということだったので、
タイトルや内容が分かれば教えて欲しいとお願いしてきました。
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これは、おそらく徳川幕府によって処刑される直前と見えます・・・・
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・・
こちらを向いているのは 誰なんでしょう。
それにしても、日本の戦国時代に日本人の服装としてはやや違和感が
ありますね・・・
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これに至っては、日本とは思えない感じです・・・・
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。。。
う~~~~ん。
これは、もう 日本と言うには苦しい絵画ですね。
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・・・
17世紀の日本の禁教令の当時は、特に長崎には2万人前後の
信者がいたそうですから、「長崎のマグダレナ」などの絵画があると
いうことは、おそらく長崎での殉教に関連する絵画なのだろうと思います。
最初にアップした壁画とされる絵については、
その絵のタッチなどから、もしかしたら日本人の絵師によるものでは
ないかとも言われているようです。
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この絵などは、一般的な宗教画でしょうから、どこのどんな出来事を
書いたものか分かりません・・・・
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さて、階段以外に日本関連の展示物を探してみますと、
こちらの部屋に こんなものが大切に展示されていました。
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・・
これは、日本で描かれたことを日本の上智大学教授が認めたものだそうです。
・・・
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別の部屋には、日本の磁器が展示されています。
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。。
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、、
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。。。19世紀後半に花瓶として使われたという日本の磁器の写真。
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博物館は、庭園を囲む回廊があって、このような絵画などが
展示されています。
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・・
さあ、ここが博物館側から入ることができる教会の礼拝堂です。
こちらの動画で、内部の様子をご覧ください。
。。
、。
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。。
さあ、ちょっと 教会の前にある パンを作っているレストラン・カフェで
休憩しましょう。
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・・・
どうも教会関係者が経営しているベーカリー・レストラン・カフェみたいな
感じです。
お店のお客の中には シスターたちもいました。
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いい感じのレストラン・カフェです。
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じゃあ、おそ~~~~い朝食を いっただっきま~~~す。
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。。
。。
。。
。。
。。
 
フィリピン マニラ イントラムロス サン・アグスティン・チャーチ、聖オーガスチン教会、天草四郎、長崎 殉教 島原一揆 天草島原の乱 壁画 世界遺産

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2018年9月 2日 (日)

BAGUIO DAY PARADE 2018 フィリピン・バギオ市の109歳の誕生日

毎年9月1日は フィリピン・バギオ市の誕生日。
今年は109歳になりました。
そのバギオ・デイ・パレードの スナップ写真です。
 
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毎年の式典と集合の場所 バギオ・コンベンション・センターは工事中。
。。
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バギオのコスプレ仲間たち。
この日は 別のイベントがあると言うので、その前にパレードに参加してくれました。
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こちらは 英語学校の留学生とスタッフ。
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パレードの集合から出発まで3時間。。。。
さすがにくたびれて・・・・
アイスクリーム屋さんをここまで呼んできました。
一個15ペソ(33円)・・・
美味しかった。
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こちらは英語学校の皆さん。
手前の二人は、台湾から英語留学中の二人。
たまたま、バギオ博物館でパレードの準備中に 
この二人が閉館中の博物館にやってきたところを
このパレードに誘い、気持ちよく参加してくれました。
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「くまモン」になってくれたのは、左の若者。
コスプレ仲間の一人です。
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我々よりも早い時間からず~~~っと待っている小学生たち。
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待っている間にも 練習に余念がありません。
私みたいな「瀬戸際で生きている」爺さんとはやっぱ違いますねえ・・・・
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ワンちゃんたちも 待ちくたびれていたような・・・
中には、繋がれた猫ちゃんもいました。
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パレードに使った道具は・・・
天草四郎の陣中旗、 仙台流の七夕七つ飾り、
そして鳥居なんですが。。。。
実は、天草四郎の塑像を お神輿にする予定だったんです。
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・・・ところが、これをお神輿の台の上に倒れないように縛り付けていたところ、
この細い足がポッキリと折れてしまって・・・・
仕方なく、鳥居に吹き流しをぶら下げて担ぐことになってしまいました。
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さっき練習していた小学生たちも頑張っていました。
こんなに小さな小学生たちの中にも、艶めかしく腰を振る女の子たちがいて、驚きます。
日本の女子高生より上手いです。
。。
。。
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今年のバギオ・デイのテーマは こんなんだったんですねえ~~。
知らなんだ。
ちなみに、バギオ市は ユネスコの Creative City に認定されました。
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「こいつ何者??」
「・・・分かりません・・・・知りません・・・・」
。。
この横断幕を両側で持ってくれたのは 台湾からバギオに英語留学に来ている女性たちなんです。
出発した時は、この真ん中に日本人の女性が居たんです。
・・・ところが、いつの間にやら、やたら賑やかなお兄さんが珍入しまして。
日本人女性は ポールポジションを奪われちまった。
・・・
複数の人たちの話を訊き、私もちょっと本人と話をしたんですが、
最近ニュースで賑やかな LGBTの人らしい。
・・・
「お母さんが マニラで誕生パーティーをやってくれるんだ・・・」
「だから、みんなに パーティーに来て欲しいんだよ。。。」
「カミング・アウトして、この誕生パーティーが 僕の一歳の誕生日なんだ・・・」
・・・みたいな話らしい。
・・で、多分、その喜びを表現するために、バギオにまで来ちゃった・・のかな?
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数年前までは、バギオ周辺の大学はどこでも コスプレ・サークルみたいなのがあって、一番多かったときには 300名ぐらいの コスプレ愛好家がいたそうなんですが、最近は サークルのリーダーがいなくなって、個人でやっている若者がほとんどのようです。
・・
ちなみに、「可愛い家族」という名前の公認コスプレ・サークルがあったバギオ大学の教授に聞いてみたところ、日本語も教えているその教授は 「私は今でもコスプレサークルの顧問になっているんだけど・・・・」という話でした。
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さて、いよいよ、目抜き通りに突入です。
セッション通りと言います。
。。。
戦前のバギオ市には、ジャパニーズ・バザールというバギオ随一の百貨店など、この通りに日本人経営のお店が数多くあって、日本人コミュニティーが栄えていました。
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8時から待っていたご同輩。
待っている間は青色吐息でしたが、歩き出したら元気!!
。。
。。
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若い人たちは ず~~っと元気。。。。
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我々のすぐ後ろをパレードするのは ワンちゃんたち。
お利巧さんたちでした。
。。
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仙台流吹き流し・・・
予定では、吹き流しコンテストの入賞作品3つを3人の屈強な男たちに
それぞれ担いでもらう予定だったのですが・・・
やむなく、軽い吹き流し2つを 鳥居にぶらさげて担いでもらいました。
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沿道の市民、特に子どもたちの注目は「くまモン」に集中。
新選組は敗北宣言でした。
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パレードは ハリソン通りへ・・・・
歩道橋から見物している人たちも・・・
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さあ、終着地点が見えて来たんですが・・・・・
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なんと雨が堪え切れずに落ちてきまして・・・・
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ゴールの屋根のあるステージで、雨宿りとなりました。
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ツーリズムやイベントを取り仕切っている市議会議員さんが、
声を掛けてくれました。
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この正体不明のお兄ちゃん・・・まだ付いてきていました。
どこまで来るの??
パレードは終了したんで、コスプレの若者たちとは、ここでサヨナラ。
この後、日系人会館まで道具類を皆さんに運んで頂くことに。
。。
お兄ちゃんには、その道すがら、バイバイしました。
なんだか、最後まで付いて来そうな雰囲気だったんで・・・・・・
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・・・で、お決まりの打ち上げ会。
お昼の時間はとっくのとおに過ぎ去っておりました。
しかし、それにしても、台湾のお二人さんには 本当に助けられました。
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ところで、この中華料理屋さんの ホトタイ・スープは 皆さんに
大好評でしたよ。
フィリピンの料理に飽きた方、マクドナルドしか食べられない日本人の
皆さんにはお薦めです。
まあ、五目スープみたいなもんですけど。
・・
朝9時ごろから2時頃迄、本当にお疲れ様でした。
老体はすっかりヘロヘロに疲れましたが、楽しいひとときを有難うございました。
。。
。。
。。
 
話は変わりますが、
去年までは、日本人会と日系人会は 一緒のグループで このパレードに
参加してきたんですが、バギオ市から今年は二つのディビジョンに
出てくれというリクエストがあったそうなんです。
ひとつは ディビジョン3の「バギオの歴史ドラマ」を表現するパレードで、
もうひとつは「外国人コミュニティー」のディビジョン5です。
そうでなくても人数が少ないのに、どうすんの?
と思っていたんですが、
一応 日系人会は 「歴史ドラマ」の方に参加して、
日本人会は「外国人」の部に出ることになったんです。
実は、この「歴史ドラマ」ですけどね、
過去何年も見ていると、こんな感じのディビジョンなんです:
・・
分かりますか?
上から10名目ぐらいの写真に旭日旗なんかがありますよね。
そうです、フィリピン、バギオの歴史と言えば、必ず
日本軍による占領期ってのがあるんです。
。。
そういうディビジョンの中に 我々が入るってのは
かなりの勇気が必要ですもんねえ・・・・
・・・
で、その日系人のグループがどんなパレードだったかって言うと・・
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(写真: アボン)
ディビジョン3の出発地点は、コンベンションセンターが工事中だったので、
今年は バギオ市ナショナル・ハイスクールだったんです。
・・
・・
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(写真: アボン)
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(写真: アボン)
02_photo_by_abong_6
(写真:アボン)
・・・
この写真を見ると、「歴史ディビジョン」と言っても、私が懸念していたような
雰囲気の部門じゃなかったようです。
少なくとも日系人グループの前後にはそのような仮装をした人たちは
いません。
。。
。。
私の杞憂に終わったようです。
それだったら、来年から またひとつのグループにまとめて欲しいなあ・・・
・・
・・
・・
 
 
 
 

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