カテゴリー「日記・コラム・つぶやき」の記事

2017年12月 4日 (月)

一時帰国中の東京で 元職場のミニ同窓会 Mini-Reunion of TIer in Tokyo

年に一度の一時帰国。
その時の楽しみは 同窓会と和食でしょうかねえ・・・
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今回は 昔の職場の上司と同僚のミニ同窓会。
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まだ 午後3時なんで、居酒屋は ガラガラです。
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昔の VANジャケット信奉者のダンディーも 爺さんになり、
エイリアンとも噂された上司は 相変わらずのエイリアン。
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こういうメニューが なんとも心うきうき・・嬉しい。
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みんな食べたいものばかり・・・・・
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・・・・で、注文したものと言えば・・・・
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鯨のベーコン。
私が幼かった頃は 親父だけが酒の肴に食べていたもの。
大人の食べ物でした。
 
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・・・そして、ゴマ豆腐・・・・
なぜか、シンプルなものが美味しい。
 
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鰻も食べたかったけど、もう入らない。
 
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居酒屋は 6pmに予約が入っているからと 追い出され・・・
元同僚の馴染みのカラオケへ・・・・
 
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こじんまりしたカラオケ屋でした・・・・
 
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元上司は 遠慮しつつも しっかり歌い・・・・・
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元同僚は 相変わらずの 渋い雰囲気を出していました。
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なんと、このカラオケで こんな歌を発見。
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なんと、私が 子供の頃遊んでいた 駅前の教会が 出てくるじゃないですか。
 
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多分、この画面のどこかに ひっそりと 我が実家もありそう・・・・
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我が故郷は、元々 軍港として開発された町ですから・・・・・
 
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天然の良港として 有名でもあったんです・・・・
 
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そして、この故郷は、確かに異国のひとがすれ違うところで・・・・
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中学時代から英語が好きになり、挙句の果てに バギオで暮らすようになっちまったわけですねえ。
 
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そして、心地良く酔っ払って、今夜の締めは こんなもので・・・・・
おやすみなさい・・・
 
 
 
 
 
 

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2017年11月30日 (木)

北九州の高齢者介護関係のフォーラムで 外国人介護福祉士が・・

北九州でアジア女性会議なるものが開催されまして。
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(上のポスターの詳しい内容はこちらでどうぞ。)
 
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我が身にも ひたひたと近づいてくる 日本の現実を、フィリピンに居て
「どうすっぺ?」と考えながら 日々怠惰に過ごしているわけですが・・・
実は、このパネリストの一人である 介護福祉士は 私が数年前に
バギオで教えた日本語の生徒であったりするわけです。
・・・・で、このフォーラムで、「どんなことしゃべったの?」と訊いたところ、
その時のスピーチ原稿をもらいました。
素晴らしいスピーチなんです。
・・・で、その一部を拝借して、日本とフィリピンの文化、慣習の違いを
考えてみます。
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私たちは5時ごろに起きてシャワーを浴びに行きましたが、学生たちは風呂場に一人もいませんでした。なぜだろうと思いました。
シャワーをあびた後、髪の毛が濡れたまま、朝ごはんを食べ学校に行きました。そこで学校の体育館入った時、学生たちだけでなく先生たちも髪の毛が乾いていて本当に驚きました。
フィリピンは一年中、暖かい国なのでシャワーを浴びた後、髪の毛を乾かす習慣がありません。台風の日でもです。
もし学校や会社に行く時に髪の毛が乾いていたら、クラスメートや同僚の人たちがからかうでしょう。例えば、「おお!シャワー浴びなかったでしょう?」とか「断水だったの?」などといいます。ですから、日本人も濡れた髪の私たちをみて驚いたでしょう。
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・・・・・
これは、彼女が高校生だった時に、日本に交換留学生として
派遣された時のエピソードです。
 
 
これには驚きました。
 
でも、まったく心当たりがなかったわけでもないんです。
確かに 朝髪の濡れた長い髪の女性たちがいるなあ~~と
ちょっと不思議に思っていたことがあったからです。
風呂に入るのに、日本のように夜がいいのか、フィリピンのように朝の
方がいいのか。
 
恐らく、奇麗好きな日本人は、「汚れた身体で、奇麗な布団に寝るのは良くない。」
「一日の疲れを温かい湯舟で落として、リラックスしたい。」などと思うんじゃ
ないかと思います。
一方、フィリピン人はどうなんでしょう。
寝苦しい暑い夜が一年中続くような気候です。
寝ている間にも汗が出たりします。
朝、仕事に行くぞ、学校に行くぞって時に、身体をさっぱりと、すっきりとして
出かけたいと思うんじゃないでしょうか。
 
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日本では紳士gentlemanがあまりいません。
ある日、学校へ行く時バスが混んでいました。周りを見ると、ほとんどの女性たちが立っていて、男性たちが心地よく座っていました。その状況を見た私は驚いで倒れそうでした。
なぜかというと私の国、特に田舎の方では、男性が女性に優しいからです。もし、男性が女性や高齢者に席を譲らなかったら、その男性のイメージが大変悪くなります。例えば、周りの人たちは「男らしくないな」とか、マナーが全然できていないと思うでしょう。
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・・・・・・
これは確かにそうだと思います。
フィリピンの男のマッチョイズムというのもあるのかもしれませんが、
400年ほども前からの スペインそしてアメリカ流の作法というのが
根を下ろしているのかもしれません。
それに、高齢者に対しては、カトリック式に 年配者の手を頂いて、
その手を自分の額に当てるという 挨拶を 今の若い人たちも
普通にやっています。
日本では、毎日のブラックな残業で疲れ切ったサラリーマンたちは
そんな気力も失っているのかもしれませんが・・・・
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フィリピン人の平均寿命は日本人よりも15年短く、家族で支えあうため「介護」は一般的な仕事ではありません。
日本では介護施設に職員が配置されているため、家族は週1回程度しか訪問しません。一方、フィリピンでは、家族一人が必ず24時間患者の傍にいなくてはいけません。
日本人は病気の時でも他人に頼らず、それは私にとって悲しいことです。他人に迷惑をかけたくないという気持ちがあっても、病気の時に誰かに頼ることは心のケアを考えるうえで大事なことでもあると思います。」
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・・・・・
昔は 日本も大家族でした。
核家族というスタイルになって、それぞれが独立した
単位になったことが、他への過度な遠慮あるいは
敬遠をするベースになってしまったのなら、
社会的な制度の充実という方向に進まなくては
いけないということなのでしょう。
大家族として支えあっているフィリピンと、社会制度
として国民全部で支える、さらに外国人を受け入れて
支える日本の、どちらが幸せなのかは また別の
問題ですが。
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フィリピン人の平均寿命は短いです。ですから、私は認知症の患者をケアした経験も直接みたこともありませんでした。最初は利用者様が手を出したり、突然大声で叫んだりしたため、私は自分が責められていると感じ、介護をしたくない気持ちにもなりました。また、5年間働いた後、仕事への意欲が下がり、介護が面倒になり、同じ質問を繰り返す利用者を無視することもありました。」
他方で資格を取得し、プロとしても介護の素晴らしさを痛感しています。もともと利用者のお世話が好きで、自分の家族のように思います。仕事は辛くて疲れます。でも利用者たちは私の笑顔と幸せの源です。多くの利用者の皆さんが私に関心を持ち、可愛がってくれているからです。そして、私は彼らから差別を感じることも、外国人であると感じることもありません。」
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・・・・これは、介護分野での厳しい現実だろうと思います。
日本人が日本人の介護をすることすら 将来真っ暗という報道をよく耳にします。
私自身は、私が20代の時に母を、30歳ころに父を亡くしましたので、親の世話をしたという経験はありません。
 
しかし、知人や友人から、親の介護を一人で抱え込んでストレスに苛まれている人たちの現状を聞くと、日本人が総倒れになってしまっていいのか? ・・・という気持ちになるんです。
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医療分野で働いていない方に質問があります。介護の仕事に対してどんなイメージが持っていますか。単にお風呂や食事などのお年寄りの生活を介助するだけだと思っていますか?確かに、これらは主な仕事かも知りません。しかし、それだけではありません。私は現在、よりよい生活支援にむけ、ケアプランを6ヶ月ごとに書いています。それは簡単な仕事ではありません。ケアプランには利用者様に対して観察力と知識、判断力が必要だからです。」
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・・・・ここで、「介護殺人」、「介護心中」などの事件についての話が出てきまして・・・・・・
 
 超高齢化社会が進み、全国で介護士不足があることは周知のことです。介護の仕事は身体的にも精神的にも大変な仕事です。夜勤の16時間勤務は本当につらくなります。でも24時間の家族介護ももっと大変だと思います。24時間介護が長期間続けば、こうしたことが起こるということです。さらに私の国と違って、日本人は自分で問題を解決したり、抱え込んだりする傾向が強く、他人を頼ったり、心の支えであるモラルサポートを受けることは少ないです。一方で、フィリピン人はお互いを支え、家族だけでなく、友達だけでもなく、近所の人たちまで支えあいます。」
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フィリピンに住んでいると、新聞や本でも有名になった、いわゆる「困窮邦人」の話を聞いたり、「病気になり、たまたま知り合ったフィリピン人の隣人に世話をしてもらっている」、「医療費が払えない」などの話が耳に入ってきます。
・・・
日本国内でも大問題の 高齢者の孤独死などは、いまや国際問題と言っても過言ではないでしょう。
日本の団塊の世代の人たちの間では いわゆる「終活」が盛んですが、これは我々のような海外在住者こそもっと真剣に考えておくべき問題だなとつくづく感じている課題です。
 
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また、「高齢者は適当な時に死ぬ義務あり」「もう親をすてるしかない」、「介護費用や保険料を節約するために行われている、一種の「裏ワザ」、といった言葉も有名な人から聞かれます。これらの記事には本当に心が痛みます。私たちが困難であれば、親を捨ててもいいのでしょうか。高齢者の中には第二次世界大戦での戦争経験があります。それから、私たちの生活を快適にし、世界の中でも裕福な日本を築いてくれました。それだけでなく私たちの命をはぐくんでくれました。」
リスチャンとして、死ぬのは義務ではありません。なぜなら、神様だけが私たちの命を決める権利を持っていると信じているからです。命を奪うということは大きな罪だと考えられています。そのためにも介護福祉士としての心と、技術を生かして一人一人の命を豊かにしたいと考えています。私たちは人間だからこそ、人間らしく行動するべきなのです。」
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私はもうフィリピンのバギオ市に住んで12年になりますが、その前から出張やら駐在やらで フィリピンの人たちとは通算25年ほどのお付き合いがあります。
以前から思っていることは、日本人はあまりにもフィリピンに対する偏見が強いということです。
そして、今だからこそ、日本はフィリピンに学ぶことが多々あるのではないかと感じることがあります。
・・・・
世界の中での様々な国別ランキングのデータが発表されていますが、
フィリピンは世界やアジアの中でもダントツである一方、日本はどん底を這いまわっているという指標もあるのです。
例えば、世界の中での英語力、女性の社会進出、そして幸福度など。
・・・・
これらは正に、今の日本がなんとかしようと政府も政策に掲げているようなものです。
・・・・
フィリピンに対する偏見は、おそらく昔日本で大いに盛んであった、フィリピン・パブの「フィリピン人エンターテイナー」に対する偏見に根差すものではないかと感じます。
そしてそれは、国連やアメリカなどから「人権問題」「人身売買」などとして日本に突き付けられたものでした。
・・・・
これらの偏見を解消し、日本の底力を回復してゆくには、隣人であるフィリピンを見直すことが必要じゃないかと思うのです。
・・・・
1903年から1905年。
アメリカがバギオに高原保養地を開発しようと、マニラとバギオを結ぶ山岳道路を建設しようとしていました。
そして、日本から2~3千人の労働者がその道路工事に参加しました。
・・・・・
その日本人労働者の一人が、このスピーチの原稿を書いた介護福祉士である女性の 曾祖父だと 最後に書いてあります。
・・・・・
100年前、日本は貧乏でした。
そして、多くの移民がフィリピンを皮切りに南米などへも出て行きました。
今、フィリピンは多くの海外労働者が国を支えています。
しかし、フィリピンの経済成長率は 次第にアジアのトップに躍り出ようかという勢いです。
そして、その人口も日本をすぐに追い越すでしょう。
フィリピンと日本が対等な立場で助け合う時代に入っていくのかなという思いを 私は感じています。
・・・・・
そして、その一例として、数年前に私の日本語の生徒だった若い女性から、素晴らしいスピーチを通じて学んでいるのです。
=====
 
ミアさん。
日本人の為に身を尽くしていただき、有難うございます。
フォーラムの成功、おめでとう御座います。
=====
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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2017年9月29日 (金)

バギオ日比友好月間・七夕祭の打ち上げ 感謝BBQ・カレー・パーティー

9月1日のバギオ・デイの正式パレードは雨天中止ながら
日系人団体の皆さんに「高山右近のお神輿」を担いでもらって
帰宅パレードをやりました。

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これを最後に 今年の日比友好月間・七夕祭イベントはすべて終わったんです。

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その時に コスプレ・グループにも声をかけていて 集合はしたものの
雨天中止で そのまま帰宅になっちゃって・・・・
悪かったなあ~~と思っていたわけです。

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これもそれもあったんで 今年のイベントを盛り上げてくれた人たちへの
「感謝 BBQ & カレーライス・パーティー」をやったんです。

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もちろん こんなものも置いて 勝手に自分で焼いてもらい・・・

(RAPじゃなくて WRAPです・・・へへへ)

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コスプレの女の子たちに好評でした。
日本語もちょっとしゃべっていました・・・

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今年のデザートの個人的目玉商品は このパンです。
韓国人経営のパン屋さんから買って来たんですけど
あんパン クリームパン が懐かしい味だったんです・・・
それに カマンベール味のチーズ・クリームが絶品。
菓子パンみたいなものを70個も買ったのは生まれて初めて。

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これは全部 お土産でいただいたものを 「ビールのつまみ」として
使わせていただきまして・・・・

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お寿司の差し入れもいただきました。 有難や・・・

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こちらは 主に 日本人会と日系人団体の皆さん・・・

 

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こちらの席は 日本語教室の皆さん・・・

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こちらは 「戦士」という名前の コスプレ・グループ。
雨天中止になったパレードに集まってくれた連中です。
「借り」があったんで・・・・

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こちらは バギオ博物館のスタッフと 毎年お願いしている七夕展示制作
のチーム。 元々はフィリピン大学バギオ校の美術学部に在籍
していた頃からのお付き合い。

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このむさ苦しい男たちは ビデオ撮影・編集をやってくれた会社の連中。
その中に日本人の映画監督が・・・・

ちなみに そのビデオはこちらでどうぞ:

2017年日比友好月間イベントのまとめ動画
https://www.youtube.com/watch?v=1-gvbkGkM9o

こちらは コスプレ・七夕祭6
https://www.youtube.com/watch?v=kkB7kDFZ0Ro

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フィリピン大学バギオ校 ビジュアル・アートのサークルの皆さん。
毎年 バギオ博物館での自主展示に参加してもらっています。

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このグループは 8年前からのお付き合い。
当時は みんな大学生でした。 コスプレの団体を長年運営してきて
今やコスプレ・イベント請負人になっています。
日本人会の七夕イベントには毎年応援に来てくれています。

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みっつのケーキへの入刀式。

9月が誕生日の3人さんがちょうどいてくれて・・・

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はっぴ・ばーすでい・とぅ・ゆ~~~~~

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コスプレって なかなかいいもんだと・・・思いませんか?

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おおっぴらに 彼女の写真が撮影できまっせ・・・笑

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こちらは 英語留学中のビジターも入って 盛り上がっていました。

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こちらでは マニラでのコスプレ大会の相談もやっていました・・・

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カレーも 最後にはすっかり売り切れました。

ご来場 有難うございました。

 

 

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2017年9月17日 (日)

旭日旗が・・・日本人がギョッとした ファッションショー in Baguio City

日本人の皆さん・・・・

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これを見たら どんな心持ちになりますか?

この会場にいた日本人は ほとんどが「ギョッ」としたんです。

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じゃあ・・・これはどうでしょう。

まあ 日本人のデザイナーは ここまでダイレクトには作らないでしょうけど

これなら大人しいってことでしょうか?

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これはそもそも何かっていうと・・・・

フィリピン・バギオ市で開催された 「伝統的な日本の着物ショー」のひとコマなんです。

着物ショーと連携して 地元のフィリピン人のデザイナーたちが 様々に日本のイメージとフィリピンのイメージを融合させて このようなファッション・ショーをやったわけです。

では ちょっと目先を変えて こんな動画をご覧いただきましょうか。

「“日本の歴史をもっと知りたくなった” 海外アーティスト作の9分間動画がネットで話題に」
https://newsphere.jp/entertainment/20160205-3/

history of japan   
https://www.youtube.com/watch?v=Mh5LY4Mz15o

この動画にあるように 日本を表現する旗としては 上の写真の旭日旗なわけですね。

で・・ちょっとお勉強してみますと。

wikipedia 旭日旗
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%AD%E6%97%A5%E6%97%97

1870年大日本帝国陸軍陸軍御国旗軍旗)として初めて使用され、1889年大日本帝国海軍の軍艦旗としても採用された。現在は、陸上自衛隊で自衛隊旗、海上自衛隊で自衛艦旗として旭日旗が使用されている。」

「大韓民国では旭日旗は近年まで批判の対象とされていなかったが、2011年1月のサッカー日韓戦で日本人を侮蔑するパフォーマンスを行った韓国代表の奇誠庸が人種差別にあたるという批判に対して「観客席にあった旭日旗への報復のために行った」(実際に観客席に旭日旗は掲げられていなかっ)と言い訳をしたことを契機に、韓国世論は旭日旗に問題があり、国際社会から追放するべきと主張するようになった。」

・・・そうですか 2011年から そんなことになっちまったわけですか。

それはそれとして・・・・韓国のそういう反応とは関係なく・・・

日本人が この会場でギョッとしたのは この旗が戦争をイメージさせるということがあるからなんでしょうね。

日本人はそういう感じを抱いている・・・

そこへ このファッション・ショーの 大胆なデザイン。

このギャップは何なんだ!?

ご存じのとおり フィリピンは アメリカと日本の植民地争奪争いの戦場になって 110万人とも言われる犠牲者が出た国なんです。(日本人は50万人ぐらい)

バギオ市から山奥では 追い詰められた日本軍が残虐な行為もした。

そういう国であるならば それこそ韓国以上に この旗に反発があっても不思議じゃないんですけどねえ・・・・

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これは 毎年バギオ市で開催されている 「コスプレ・七夕祭」の会場での光景です。

旭日旗が  出店の飾りとして 堂々と使われているんですねえ。

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そこで 日本語教室の生徒さんたちに 尋ねてみたんです。

「この旭日旗を見て どう思う?」

この生徒の中には 日系人団体のスタッフもいるんですけど・・・

「私も びっくりしました・・・」 

という意見でした。

日系人の場合は 戦中・戦後と様々な苦難の境遇に追い込まれた人たちですからね。

しかし・・そうじゃない生徒たちは・・・

「ライジング・サン (太陽が昇る)のイメージだから フツーじゃないですか?」

・・・

確かに 上のWIKIPEDIAにもあるように この太陽のイメージは 万国共通なイメージでもあるわけですね。

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これは 9月1日に毎年実施されている 「バギオ・デイ・パレード」でのスナップです。

このバギオの歴史を物語るパレードでは 必ず第二次世界大戦を象徴するものとして 日本の旭日旗が登場します。

(参加者の笑顔がほっとさせてくれます・・・)

行事の中で記憶は引き継がれているんです。

・・・・・・

じゃあ・・・韓国とフィリピンでの このギャップは 何が原因なのか・・・

2011年に それまでは意識されなかった 大日本帝国陸軍・海軍の悪夢が ひとりのサッカー選手の言葉で蘇ったってことになるのでしょうか。

やはり その根底には 教育の影響も大きいのでしょうね。

随分前に こんな記事を書いたことがあります:

兵役を終えた ある韓国人のつぶやき
http://baguio.cocolog-nifty.com/nihongo/2012/10/post-a016.html

「私の質問に、ちょっと躊躇いながらも、その男性は答えた。

「若い人たちは、反日教育を受けていますからね・・・」

日本との関係において、近代史を十分すぎるほどに教育されていると
いうことである。」

・・・そういう背景もあって 一人の発言が拡がりを持ったということなのでしょう。

一方 海の向こうの大国では こんな騒動が発生。

「トランプ氏、南軍英雄像の撤去批判 「次はワシントンか」」http://www.asahi.com/articles/ASK8L1W6BK8LUHBI008.html

奴隷制存続を主張して南北戦争戦った南部連合の英雄像撤去の動きが出ていることをツイートで批判した。撤去には批判的な意見も多いため・・・」

・・・この動きに関しては アメリカでの世論調査は 確か6割近くが「撤去をするほどでもないだろう」という意見のようです。

しかし 背景には人種差別が絡んでいるから問題は深刻ですね。

それも 同じ国内での 建国にまつわる基盤に関わりますからね。

・・・・

翻って日本のことを考えると

朝日新聞はエライですね。

その旗を降ろそうとはしていないようだから・・・・ ジャンジャン!!

(お粗末なオチで申し訳ない・・・)

私自身は 「坊主憎けりゃ袈裟まで憎し」 というのは嫌いです。

・・・ですが・・・

戦争中には様々な私などには想像もできないような経験をした人が

いるのは事実であって そういう人たちには トラウマというか

いわゆるPTSD心的外傷後ストレス障害を患っている人もいると

思いますから そういう人たちには心を寄せるべきだと思います。

昔読んだ記事で 「日本の太鼓の音や下駄の音で戦争時代の経験を

思い出してしまう」 という人たちもいるそうですからね・・・

しかし・・・

政治的・外交的な部分で「坊主憎けりゃ・・」を利用するのは 私は嫌いです。

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FABとは ファッション・アバンギャルド・バギオだそうです。

前衛的なファッションが 旭日旗を 「ライジング・サン」のポジティブな表現として使ったようです。

 

 

 

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2017年8月19日 (土)

バギオ七夕祭8 での展示作品 : フィリピンの若い人たちの日本のイメージ

毎年8月に日比友好イベントの一環として「バギオ七夕祭」の展示ってのをやっているんです。

基本的には 毎年テーマを決めて あとは地元の若いアーティストあるいはその卵たちに すべてをお願いしているんです。

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今年は メイン・テーマを「さむらい七夕祭」と決めて サブ・タイトルは

「伊達政宗と高山右近の戦国時代」ってことで 上の年表みたいなのだけ

日本人サイドで作ったんです。

ポイントは キリスト教を通じて 日本とフィリピンの間でどのような交流

があったかってところに焦点を当ててみたんです。

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今年のポスターコンテストの優勝作品はこれだったんですけど

日本人の目で見ると この甲冑姿は 日本のSAMURAIとは違うよなあ~~

って印象でした。

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ちなみに 他の応募作品はこれです。

毎年のコンテストで感じるのは 「これは中国風だな」ってことですね。

上のポスターは どっちかって言うと やや遊牧民風かな・・とか思うんですけど。

ちなみに 去年のポスターは・・・・

2016_tanabata_poster_raw_entry_art_

こんな感じで かなりいい線をいっていたんです。

地元の人に訊くと これを描いたのは「プロ」のアーティストだって言うんです。

なるほどな・・・でした。

・・・でも まあ それはそれとして

毎年ポスターコンテストをやっている意味は

フィリピンの若いアーティスト志望の人たちに

日本とフィリピン(地元山岳民族など)のコラボ作品を作ってもらえると

面白いかなと思っているんです。

・・・・

で  今年の展示のメインの部分には 昨年バチカンから「福者」の称号を

認められた 高山右近をクローズアップしたわけです。

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高山右近っていうと だいたい日本のどこでも このような立像があるんですね。

いくつあるんだか知りませんけど。

で ほぼ同じようなものが マニラにもあるんです。

右近は 大名の地位を捨てて マニラに亡命?して マニラで熱病のために倒れたそうなんです。

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・・・・で 写真を渡して作ってもらったのがこれです。

作ってくれたのは フィリピン大学バギオ校美術学部卒の女性。

いやいや 全くもって 驚きました。

期待以上の出来だったんで アーティストってのは凄いもんだなあと

思ったことでした。

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この石盤のようなものにもびっくり。

まさに石に彫られたような見た目が素晴らしい。

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・・・で 戦国時代の雰囲気を出すために 竹をたくさん使って 旗もお願いしたんです。

文字を書いてくれたのは 流石に日本人の方ですけどね。

・・・さらにびっくりだったのは これです・・・

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これには 唸ってしまいました。

そして これぞ 日本とフィリピンのコラボレーションかなあと

じわじわっと嬉しさが込み上げて来たんです。

別に 竹で鳥居を作ってくれと頼んだわけじゃないんですよ。

去年までは ・・・・

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・・・これでした。

3~4年 塗りなおしたりして使って来たんですけどね さすがにヨレヨレになっちゃった。

日本の本物の鳥居と比べちゃいけないですね。

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これは 「高山右近」の肖像ですね。

フィリピン大学バギオ校美術学部現役生のサークル SVA(ソサイアティー・オブ・ビジュアル・アート)のメンバーの作品です。

そのSVAサークルの展示も毎年お願いしているんです。

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これも高山右近みたいなんですけど・・・

・・ インターネットで原画みたいなのを見つけたんですかねえ。

おそらく こちらのサイトのようなところで探し出したんでしょう。

http://www.asahi.com/articles/ASK2745L8K27PTFC004.html

インターネットが 世界をかなり狭くしてるようです。

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これはかなりの大作なんですけど・・・・どうですかね?

雰囲気的には どっちかっていうと中国風?

まあフィリピンの人たちは アメリカ映画をよく観ているし

その中でも 日本は中国のイメージですもんね。

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こちらの作品も SVAの人たちが描いた作品なんですけど

いろいろと日本のイメージを考えてくれた工夫が見て取れます。

右上の塔なんかは 明らかに古代中国の仏教遺跡の雰囲気ですね。

左上の龍も中国風な感じ。

もっとも私の龍のイメージは 麒麟麦酒ですけど・・・

来年 また どんな コラボレーションが出来るか 楽しみです。

 

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2017年8月 4日 (金)

「抜かす」と聞いた時には「腰を抜かした」??

私が「抜く」と言う意味で「抜かす」という言葉が使われている
のに気がついたのは 埼玉県で子供が育ち その「抜かす」を
聞いた時だったんです。
だから多分 埼玉の方言なんじゃないかって思っていたわけ。

それが最近は関東地方一帯に広がりさらには全国制覇をしている
らしいんです。

・・・で 国語辞典で調べてみました。

(済みませんが 私のパソコンで 句読点の「点」が出なくなりました。)

まず ふる~~い国語辞典で調べてみると:

1) 1996年発行の三省堂版

ぬかす [抜かす]
(他5)①おとす もらす ②(間を)とばす
    ③(俗)言いやがる 

2) 2003年発行の明鏡版

ぬかす [抜かす]
(他5)①入れなくてはならないものを入れないでしまう。
     間を飛ばす ②省く ③力や勢いなどを失わせる
     「腰をぬかす」 ④(俗)追い抜く
    ⑤(俗)言いやがる

3)2005年発行の小学館版

ぬかす[抜かす]
(他サ5)①あるべきものをなくする 力などをなくす
     ②入れるべきものを入れおとす。間をとばす。
     ③追い抜く。 「抜く」を用いるのが正しい言い方
     ④(俗)言う しゃべる の卑しめる言い方。

・・・ということで 1996年には国語辞典での認知はされて
いなかったようですが 2003年版には既に俗語として
掲載されていました。

こちらのブログにちょっと詳しく書いてあります。
https://blogs.yahoo.co.jp/w_cup_2002/63785202.html

「抜かす」「抜かされる」
この言葉は上京してから初めて聞いた言葉です。

・・・私も長崎県からの上京組でして その当時(1970年頃)は
神奈川 東京 千葉で転々としていましたが この言葉で
「あれっ」と思ったことはなかったので おそらくその頃は
埼玉辺りだけの方言だろうと思ったわけです。

上のブログを見ると 全国制覇も近そうですね。

埼玉出身の皆さん。 ルーツを教えてください。

 

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2017年7月27日 (木)

こだわりの職人は 女の後ろにいた : チラシのコピー屋

日本と違って、フィリピンは女性の社会進出が進んでいるんです。
学校の先生たちはほとんどが女性だし、一般の会社でも
管理職レベルに女性たちが非常に目につくんです。

おとといのこと、イベントのチラシのコピーを2千部作る
ことになったんで、印刷屋・コピー屋さんに行ったんです。

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カウンター近くにいるのは3~4名、全員女性。
見積書を作ってくれたのは、ちょっと偉そうな女性。

パソコンの前に座って作業をしているのは男たち。
機械の前でプリント作業をしているのも男たち。

「このメモリーに入っているカラーのチラシを
 白黒で2千部、リソグラフでコピーして欲しいんだけど・・」

・・・すると、カウンターの女は、テキパキと注文内容を
メモし、リソグラフのコピー機の担当者を呼びに行った。

女は、男に指示を出している。

・・・しかし、男が何やら女に話をして、なかなかコピー機を
動かさない。

女が私に聞いてきた・・・

「これは、オフセット印刷じゃないと印刷できないって
 言っているんですけど・・・」

「いや、去年も リソグラフで何千部もコピーしてもらったん
 だけどなあ。 出来ないことはないでしょう。」

女は男のところへ戻って 何やら話している。

「試し刷りをしますから、ちょっと待って下さい。」

男はコピー機の前でなにやらぶつぶつ言っている。

「オフセット印刷じゃないと、きれいに印刷できないって言うん
 ですよ。 担当者が・・・」

「この部分がはっきり分からなくなるって・・・」

・・・男がこだわっていたのは、絵柄の部分のところだった。

「ああ、ここはコピーで綺麗に出ないのは分かっているから
 いいの。 このスケジュールが書いてあるところが
 ちゃんと読めればいいから。」

男が女のうしろからやってきた・・・

「いいの、いいの、これは このスケジュールのところが
 読めればいいから、リソグラフでいいの。
 あなたの問題じゃなくて、我々の予算の問題だから・・・」

男はやっと納得したようだった。

 

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2017年6月20日 (火)

人工知能AIを使う 日本語の翻訳・通訳ってどこまで出来るんだろ

2~3日前に FACEBOOKで こんな情報を見たんです。

世界初! ウェアラブル 音声翻訳デバイス
https://iamili.com/ja/

「ワンフレーズの旅行会話」に特化することで高精度の
翻訳を可能に。

「高い」という言葉には、「expensive」と「high」という訳
が考えられますが、旅行のシーンではexpensiveを使う率が高い。
Iliは旅行というシーンに絞ることで、「使える」翻訳機を
実現しています。
交渉や商談は苦手です。

iliは「旅行」に特化した翻訳機のため、商談・交渉・医療現場
・専門用語などの翻訳は苦手です。

・・・ちょっとニッコリしてしまいました。
CMにしては 謙虚だなあ・・と思ったんです。

・・・・

5img_5504

で、そもそも、人工頭脳とか人工知能とかAIとか言うのは
どんな動き方、仕組みなんだろうって思ったわけです。

それで、こんなサイトで 5分で分かりたい ってことで
読んでみました。

「【5分でわかる】人工知能(AI)とは?概要や種類を
わかりやすく解説」
http://www.sejuku.net/blog/7290

人工知能とは、人間の脳が行っている知的な作業をコンピュータで
模倣したソフトウェアやシステム。

具体的には、人間の使う自然言語を理解したり、論理的な推論
行ったり、経験から学習したりするコンピュータプログラムなど
のことをいう。

・・・・ はい、やっぱり 人間が作ったプログラムな訳ですね。

人工知能研究者、研究機関によってその解釈や認識に多少の
ずれがあるからです。

いずれも本来の人工知能の実力が理解されないまま、限界が見えた
段階からブームが去ってきました。

・・・・ なるほど、人工知能って一言で言っても、
     そこにはいろいろな考え方、定義があるらしい。

個別の領域に特化して能力を発揮する「特化型人工知能」と、
異なる領域で多様で複雑な問題を解決する「汎用人工知能(GAI)」
の2つに分類できます。

・・・・ つまり、上記の旅行者向けの日本語通訳の場合は、
     特化型ってことですな。
     謙虚に 「これ以外は出来ません」って書いてあります
     もんね。

逆に、ある枠を超えて考える人工知能を「強いAI」と呼び、
人間のようにものを考え、認識・理解し、人間のような推論・価値
判断のもとに実行をすることができるものを指します。
この AIは自律的に学び、意思決定行うことができるものです。

・・・・ これですねえ。
     私がなんで、日本語の自動翻訳のAIがどんなもん
     なんだろうと思ったのは・・・

     
レベル3になると ある程度のサンプル数から自動的にそのパターン
ルールを学ぶことができます。
判断軸さえあれば、データからルールを設定・学習してより良い
判断ができるのです。

・・・・ はい、ここです。
     私が日本語を教えてきて、16年ぐらいになるんです
     けど、日本語のいろんな表現を見て、そのパターンと
     どんな規則性があるのかを考えて、それを踏まえて
     どんな教え方が出来るかを考えるんです。

このレベル(4)は先ほどのレベル3にあったパターンとルールさえも
人工知能が自ら学んで知識データとして積み重ねていく段階です。
判断軸を自分で発見し、自分でルールを設定して、判断を下すことが
できます。

・・・・ これは判断軸を自分で発見するってことですから、
     まさに私みたいな日本語教師がやっていることと
     同じですね。

Img_5668

学習の根幹を成すのは「分ける」という処理である。ある事象に
ついて判断する。それが何かを認識する。うまく「分ける」こと
ができれば、物事を理解することもできるし、判断して行動する
こともできる。「分ける」作業は、すなわち「イエスかノーで
答える問題」である。

・・・・ はい、この「分ける」、そして「イエスかノーか」
     で答える。
     これも、日本語を分析して、その分けた中に
     どんなルールがあり得るかを見つけ出す作業です。

ディープラーニング(深層学習)」とは、「分けるための軸
自分で見つけることができる」ものを言います。

・・・・ さて、この辺りからが難しいんですよねえ。
     私がなんで、この辺りにこだわりを持っているかって
     言うと、私が日本語の教授法を学び始めた頃、
     2000年ころに遡るんです。

その当時、私は 確かNHKのドキュメンタリー番組だったと
思うんですが、「コンピューターで日本語を翻訳するエンジニアの
挑戦」みたいな感じの番組を見たんです。

ある大手のコンピューター会社のエンジニアが、自動翻訳の
プロジェクトを任され、まず日本語とはどんな言語なのかを
日本語研究の大御所のところへ指南してもらいに行くわけです。

ところが、その日本語学の大御所が、
そんな無駄なことはやめなさい。」
みたいなことを言うんですねえ。

なんでかって言うと、
日本語の文法ってのは、学者の数ほど学説がある。」
ってな話なんです。

つまり、これが日本語の標準的な文法だ・・っていうような
万能な文法規則が未だ見つかっていないって話なんです。

勿論、我々日本人は、学校時代に「国文法」と言われるものを
学んできたんですが、これは一説によれば、英文法をベースに
して、日本語に無理やりにあてはめた解釈のひとつに過ぎない
・・・なんてことでもあるようなんです。

wikipediaで、まず 「日本語」の文法の部分を読んでみましょう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E

「日本語の文にはそもそも主語は必須でないという見方も成り立つ。
三上章は、ここから「主語廃止論」(主語という文法用語を
やめる提案)を唱えた。」

・・・・ これは有名な学説なんですけど、「日本語には主語がない」
     という学者もいるんです。

「ただし、三上の説に対する形で日本語の文に主語が必須であると
主張する学説は、生成文法や鈴木重幸らの言語学研究会グループなど、
主語に統語上の重要な役割を認める学派を除いて、少数派である。
森重敏は、日本語の文においても主述関係が骨子であるとの立場を
採るが、この場合の主語・述語も、一般に言われるものとはかなり
様相を異にしている。現在一般的に行われている学校教育における
文法(学校文法)では、主語・述語を基本とした伝統的な文法用語
を用いるのが普通だが、教科書によっては主語を特別扱いしない
ものもある。

・・・・ まあ、ことほど左様に、日本語の文法に関しては
     一筋縄では行かないまま、今に至っているってことです。

     そこで、こういうものを、人工知能AIが
     どのように扱えるのかというのが 興味のある
     部分になるわけです。

     そこで気になるのが「ビッグデータ」と「ディープ・
     ラーニング」がどう関わるのかという点です。

Img_5693

ディープラーニング(深層学習)」とは、「分けるための軸
自分で見つけることができる」ものを言います。

猫の特徴を覚えさせる必要があります。
まず、「どの部分が猫と判断できる特徴なのか?=特徴量」を人が
人工知能に教え込む必要があります。
そして、その特徴を元に認識した物体が「猫」であるという概念を
覚えてもらう必要があります。

「ディープラーニング(深層学習)」は、この特徴量を自分
見つけ出すことができる技術で、最大の壁を崩すことができる
可能性を持った技術なのです。

・・・・ さて、このリンクしたサイトは、宣伝サイトですから
     ここまでの説明ですが、きっと最先端の研究では
     かなりいろんな分野での研究が進んでいるのでしょう。

     では、仮にAIが進んで、コンピューターが
     ビッグデータを元にして 自動翻訳が出来るように
     なったとしましょうか・・・

     私がそこで思ったのは、NHKテレビの字幕のこと
     なんです。

まずwikipediaでチェック

リアルタイム字幕放送
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0%E5%AD%97%E5%B9%95%E6%94%BE%E9%80%81
リアルタイム字幕の原理には、人間が聞き取ってキーボードから文字を
入力する方式と、音声認識技術を用いた音声認識方式と、の2方式が存在する。

基本的には音声認識による文字情報の直接生成を用いたものである。
音声認識は現在でも100%の変換が難しいものであるが、ニュース
おいては語調や使用される単語などを一定の条件に制限できる事から、
この用途に限って音声認識を用いる事で高い変換効率を実現した。

・・・・ で、さらに、NHKで使われる放送用語をチェックしてみると:

放送のことばと日本語の未来
https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/research/report/2007_11/071101.pdf
   
放送番組のことばは,NHK の放送用語委員会などが中心になって決
めてきたと思われますので,それは大変だったと考えます。

放送を離れて日本人のことばづかいという点から考えても,
国民はNHKの放送の影響を大きく受けてきたと思うのです。

実際に社会生活の中で使われている お手本となるようなことば
がないと,私たちは日本のことばを学ぶことができないんです

日本語の将来についても,NHKとして果たさなければならない責任
がきっとあるだろうと思うのです。

問題はむしろ日本人のための日本語をどうするかということだ
と思うのです。しかしそれを決めることは非常につらい
面があるのです。なぜかといいますと,放送の場合は不特定
多数に開かれていて全国民が対象になります。その人たちの
需要のすべてを分析しきるということは非常に難しい。

何を標準とするかいうことが問題で,不特定多数を対象にした
規範づくりは容易なことではありません。

「これから先,共通語と方言とどちらを大事にする教育を
すべきだと思うか」という二者択一の問いをしたときに,
お年寄りよりも若い世代のほうがむしろ「方言を大事にすべきだ」
と言ってるんです。

昭和34年の段階では「放送のことばは,原則として標準
による。必要により方言を用いるときは、慎重に取り扱う。
また娯楽番組では,その地方の人々に反感や不快の念を
与えないよう配慮する」とうたっていましたが,平成7年
に改訂されたときには「必要により方言を使う」と,
より積極的な表現に変わっています。

話していることばは全部字幕にしようと,テレビもそういう
方向になりつつあるのですが,最近は携帯のワンセグで
音声の文字字幕を出せるものもあるので,音を聞かずに
そのまま画面だけ見てドラマを見るというのがそれほど
不思議でもなくなってきているんですね。

Img_5820

・・・・ 私が日本語教師として NHKの字幕を見ながら
     何を考えたかというと、
     字幕はアナウンサーではない人たちの方言や、
     ごく普通の日本語を 文法的に正しい言い方に
     修正したり、標準語として通用する言い方に
     言い直して表示していると思うんです。

     それは、上記にあるように、音声認識は
     使えないレベルの自由な日本語なわけですね。

     それが、いわゆるAIやその元になるビッグ
     データが使われるようになったら、どんなこと
     になるんだろうと興味を持ったんです。

さて、そこでビッグデータとは そもそも何ぞや??

「ビッグデータ」を扱うためには、既存の概念に捕らわれていてはダメ
https://www.graffe.jp/blog/2693/

「ビッグデータ」という言葉から、大量データを扱う事は
分かっていても、どのようなデータを扱っているか?
どのような効果があるか?

多くの場合、ビッグデータとは単に量が多いだけでなく、様々
種類・形式が含まれる非構造化データ・非定型的データであり、
さらに、日々膨大に生成・記録される時系列性・リアルタイム性
のあるようなものを指すことが多い。

「ビッグデータ」という言葉には、「巨大なデータ」、
「様々な種類・形式のデータ」、そして、それらを扱える
「仕組みやシステム」という3つの要素が含まれています。

ビッグデータでは「構造化データ」以外に「非構造化データ」
の中の一定の規則性があるデータについて、ファイルデータ
からデータ項目単位で値の検索、取得などが行えるようになりました。

しかし、ビッグデータ分析では、今まで対象にならなかった
データ種類を扱うことができるため、データ種類を組み合わせ
たり、扱う事が困難なデータ構造を分析する必要が出てきます。

様々なアプローチで分析を行い、その中から新たな仮説を導き出し、
更に様々なアプローチで分析する必要があります。

・・・・ まあ、よく分からんのですが、要するに
     様々の形式の様々なデータが膨大にあるのが
     ビッグデータなので、分析のアプローチを間違えると
     変な結果も出るよ・・・ってことですかね?

     つまり、上のNHK用語の関連で言えば、
     ある一定の「あるべき日本語」という意識的な
     目標がないと、日本語が変な方向にいくかも・・・
     ・・・てなことになりませんか。

私がNHKの字幕をみる度に思っていたのは、そういうこと
なんです。

ビッグデータに基づいて、それをAIがディープ・ラーニングで
自律的にパターンやルールを発見し、判断の軸なるものを
作って、様々な日本語を自動翻訳するようになったら
一体ぜんたい どんな日本語になってしまうんだろうってこと
なんです。

言語は生きているものだから、時代に沿って変化していく。
そして、ビッグデータも変化していく。
それは大多数の人たちの日本語ではあるだろうけど、
将来を見ながら「あるべき日本語」を目指すというものでは
なくなるわけですね。

ある方言が、その自動翻訳をとおすことによって、
新種の共通語みたいな日本語に翻訳され、それがNHKの
画面に表示されるってことになるんでしょうか?

そして、そういうAI日本語が外国語との間で相互に翻訳
されることになるのでしょうか。

ちょっと前に、どこかの会社のAIがいわゆるヘイト・スピーチ
を多用するようになったとかで、停止されましたよね。

そんなことが日本語で出てくるってことなんでしょうかねえ。

Img_5743

こちらにこんな記事がありました。

「コンピューター自体を教育する」時代の到来
http://gakkai.univcoop.or.jp/pcc/2016/papers/pdf/pcc100.pdf

片寄ったデータをAIに「偏食」をさせることで「偏向教育
のリスクが生じる。マイクロソフトのAIがツイッターで
ヒットラーを礼賛し人種差別発言を行った話はそのためと
推測される。

AIは、原則としてデータのキュレーションを人手でやら
ないという。多少問題ありそうな文献であっても、とにかく
全数を読み込ませることによって、学習を進展させる。
つまり、全数読み込みが基本なのである。
そこでヒトがふるいをかけていない文献を全数読み込むこ
とによって問題が生じる。

「Tay」は、公開直後から徐々に差別的なヘイトスピーチや
ヒトラー礼賛を始めてしまったのだ。これは一部のユーザー
が意図的に人種差別や性差別などを書き込み、それを繰り返す
ことを通じて機械学習していったからである。つまり、
意図せずに「マイクロソフトの人工知能が差別思想に染まっ
た」のである。結果、同社はたった一日で実験中止に追い
込まれてしまったのだ。

・・・まあ、例えばこんなこともあるわけで、日本語の
AI自動翻訳なんかにも、日本語教師が必要になるって
話でしょうか???

AIに人間教育って話ですかねえ・・・・変なの!

 

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2017年6月19日 (月)

ある女の子の「父の日」

小学校6年生だという女の子がスマート・フォンの動画を
楽しそうに見せてくれる。

お父さんへ送られてきた「父の日」のお祝いの言葉を
笑顔で伝える人たち。

それはスペインからであったり、イタリアからであったり。

女の子のお父さんはスペイン人。

お母さんはフィリピン人。

そして、その女の子の国籍はアメリカであるそうだ。

お父さんとお母さんがアメリカで結婚し、女の子は生まれた。

Img_5710

そして、両親は離婚。

フィリピン人のお母さんは、アメリカで再婚し家庭がある。

スペイン人のお父さんと女の子はマニラに住んでいた。

昨年の12月、この旧家族の3人は お婆ちゃんの記念日を
祝う為に、数年振りに お母さんの実家があるバギオ市へ
やってきた。

そして、ひとつの家族として3人で記念写真に収まった。

今年の3月だった。

スペイン人のお父さんが病気で突然亡くなった。

女の子は一人取り残された。

Img_5711

女の子は お母さんの実家に引き取られた。

アメリカ生まれのマニラ育ち。

スペイン語と英語はできるが、フィリピン語はあまり出来ない。

マニラでは、国籍の問題などもあり、小学校で普通には
勉学が出来ていなかったらしい。

女の子は、バギオ市の小学校に入る為に、フィリピン語の
家庭教師についている。

女の子が 近くの親戚から借りてきたギターをポロロンと
弾いて見せる。

Img_5749

そして、「お父さんにたくさんメッセージが来ているのよ。」
・・と、スマート・フォンの動画を見せてくれる。

そこには生前のお父さんの姿もあった。
女の子は楽しそうだ。

私は 掛ける言葉を 見つけることが出来なかった。

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2017年6月18日 (日)

「人生ってそんなもの・・・」 のどかで、そして無常な日々、三毛2世の子猫ちゃん

昨日の朝のことでした・・・

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大家さんちの庭の階段。

ここを、三毛2世の子猫たち、三毛3世と白黒ブッチーの二匹が

一所懸命登って、お母ちゃんの後を追っていたんです。

・・・

そして、階段を上ったところで・・・

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ご褒美の おっぱいを飲んでいたんです。

左に三毛3世、右にちょっと見えるのがブッチーです。

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もっとはっきり見てみると。

左にブッチー。

おっぱいを飲んでいるのが 三毛3世。

右はお父ちゃん・・・・みたい。

・・・

ところが、その午後のことでした。

明るい日差しに照らされながら、ブッチーが コンクリートの上に寝そべって動かない。

寝そべっていると思ったんです。

ヘルパーさんが 足でつついたんですけど、動かない。

・・・・・・

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子猫は 三毛3世だけに なってしまったんです。

「人生ってそんなもの・・・・」

95歳の大家のお婆ちゃんの口癖です。

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のどかです・・・

癒されます・・・

でも、無常です。

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三毛3世だって、兄弟が居なくなって・・・・

どうしたんだろう・・・って思っている筈です。

のどかです・・・

無常です・・・・

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お母ちゃんの三毛2世だって、何も言わないけれど、

じっと こらえて

「人生って こんなもの・・・・」

と呟いているのかもしれないんです。

のどかです・・・・・無常です・・・・

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こいつは 虎ちゃんです。

三毛2世のきょうだいです。

だから、白黒ブッチーの伯父さんです。

のどかです・・・・こいつは のどかなだけです・・・

私は どっちかって言うと、虎ちゃんに近いです。

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・・・でも、 三毛3世が 気がかりです。

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お母ちゃんほど 心配してはいないけど・・・・・

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三毛3世が こんなところで 隠れんぼをするのが気がかりです。

お母ちゃん、しっかり見ててちょうだいね。

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こんな オジサンは 頼りにはならないしね・・・・

こいつは 無常じゃなくて、無情な奴だから。

なさけない奴だから・・・・・

 

 

 

    

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